☆愛知の伝統校対決 ~旭丘 VS 明和~
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鶴丸 深志’
2021年07月25日 06:00 visibility2867
地方大会の組み合わせを見ていたら、愛知の4回戦で「旭丘 VS 明和」 を見つけてしまった!
両校は野球王国愛知の礎を築いたと言っても過言でないくらいの伝統校である。
早速、リモート観戦の準備に取りかかった。
旭丘高校のユニフォームは、ラボーラではすっかりお馴染みとなった、純白で胸には校章をモチーフにした「一対のシャチが旭髙の文字を囲む」マーク、それと何と言っても特徴的なのが白帽の二本線だ。
一方の明和高校は、純白で胸には「MEIWA」と書かれたシンプルなユニフォームである。
試合の方は、明和が終始試合を有利に展開し、7 - 0 の8回コールドで勝利した。
旭丘高校は、愛知県名古屋市東区に所在し、1870年(明治3年)に尾張藩が設立した藩校「洋学校」を起源とする歴史を有し、愛知県内屈指の公立の進学校である。
野球部は1893年(明治26年)に創部され、愛知県内最古の歴史を有する。
夏の全国大会予選には、1915年(大正4年)の第1回大会予選(東海大会/リーグ戦)に時習館とともに初参加した。結果は、愛知四中(時習館)に 6 - 7 、岐阜中(岐阜)に 9 - 8 とリーグ戦1勝1敗で終え、決勝進出はならなかった。
夏の予選通算成績は129勝94敗2分である。
旭丘高校は、第1回大会予選に初参加して以降、一度も欠かすことなく予選に参加し続けている予選皆勤校である。
甲子園には、春4回、夏8回出場し、夏に優勝1回、通算成績は10勝11敗である。
旭丘が優勝を成し遂げたのは、愛知一中時代の1916年(大正5年)第2回夏の全国大会で、この優勝は「高校野球史上唯一の敗者復活からの優勝」であった。また、この優勝は愛知県勢初の優勝でもあった。
明和高校は、愛知県名古屋市東区に所在し、1783年(天明3年)に尾張藩が設立した藩校「明倫堂」の流れを汲む旧制中学校「明倫中学校」を前身とする歴史を有し、愛知県内屈指の公立の進学校である。
野球部は1901年(明治34年)頃に創部されたと言われており、愛知県内では旭丘、岡崎、時習館に次ぐ歴史を有する。
夏の全国大会予選には、1917年(大正6年)の第3回大会予選(東海大会/リーグ戦)に、愛知県内では旭丘、時習館、岡崎師範に次いで、愛知、愛知総合工科、岡崎、瑞陵とともに初参加した。結果は、曹洞三中(愛知)に 10 - 6 、愛知二中(岡崎)に不戦勝でリーグ戦2勝を挙げて2勝者戦に進出、しかし、2勝者戦では愛知一中(旭丘)に 0 - 13 で敗退した。
夏の予選通算成績は87勝97敗である。
明和高校は、第3回大会予選に初参加して以降、一度も欠かすことなく予選に参加し続けている予選準々皆勤校である。
甲子園には、夏のみ1回出場、通算成績は0勝1敗である。
愛知県高校野球の礎を築いた、伝統ある両校の活躍に期待したい。
以上です。
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