天皇杯を考える

明日は、横浜Fマリノス対京都パープルサンガ・セレッソ大阪対FC東京の準決勝が行われます。


私の尊敬するストイコビッチ氏が

『天皇杯は、天皇誕生日の23日にやるのが良いのではないか?』、『二週間以上試合間隔が空くのは、コンディションが調整が難しい。このままの日程ならリザーブで挑む』

と、おっしゃっているようですが、申し訳ないですが、負け犬の遠吠えとしか聞こえません。。。


もし、名古屋グランパスがJ1を優勝しCWCに出場していたとしたら、、、

同じ意見を発せられたとは思いません。

ただ、注目される監督が発せられた言葉は、貴重なアイデアだと思います。


天皇杯は、今年で91回を迎える日本サッカー界で唯一無二の全サッカークラブを対象とした大会です(日本サッカー協会への登録が必要)。

私見としては、Jリーグよりもこちらが、優先されるべき大会だと思います。

『元日』に『国立競技場』でサッカーが行われるからこそ、『天皇杯』なのです。

日本サッカー協会が主催しているはずの天皇杯が、Jリーグという1カテゴリーに左右されるのは、如何なものか?(現在は、Jリーグも主催?)

サッカー人口の裾野を広げるという目的があるならば、プロだけを優先されるのではなく、逆にアマチュアこそ優先されるべきではないでしょうか?

現行の天皇杯では、アマチュアが勝ち上がるには、厳しいですが、『ジャイアントキリング』を楽しみにしているファンもいるのです。

休養が取れないという意見が多いのならば、準決勝までを11月に終わらせ、決勝のみ元日で良いと思います。

そして、『ベストで戦うことがプロフェッショナル』というのなら、現状で何が優先されるかを自ら判断し、結果を出すことが本当のプロフェッショナルではないでしょうか?

サブ組が多かろうが、最悪、辞退しようが、それは、クラブの価値観の問題ですし、ルールブックが決めることではないと思います。

私は、サッカーもフットサルも大好きです。

前園さんや川口さんが高校生の頃から高校サッカーを見続けていますし、ドーハの悲劇では、家族で涙を流しました。

日本サッカーは、環境の整備されたクラブチームやスタジアムが増え優秀な選手も増えていると思います。

ただ、そのコンテンツを運営管理する日本サッカー協会やJリーグの理事会が、何を中心に物事を考えているのか疑問に思う点が多々あります。

天皇杯では、優勝賞金ではなく、『強化費』という名目で、賞金が用意されています。

それは、出場チームの大多数がアマチュアのクラブだからです。


天皇杯で輝いたアマチュアの原石たちが、Jリーグや各国のリーグから日本代表に駆け上がる


そんなサクセスストーリーをみていきたいです。





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