子どもの繊維筋痛症

  • miura
    2011年02月01日 14:36 visibility870

先日、膝周りが痛いと言う小学生が来院しました。



初めは疲労性の痛みだと思い、徒手検査で調べていくと、
全身に圧通が見られたので、最近増えている子どもの繊維筋痛症ではないかと疑い


アメリカリュウマチ学会 1990年線維筋痛症分類基準で調べた結果
「繊維筋痛症」の疑いが濃厚という回答をしました。


 


といっても私は医師ではないのであくまでも推測の話になるので
医師の診断をあおぐようにと御両親には説明しました。


下記の文(点線以下)はとあるHPから引用したものです。
そこからも分かるように、ストレス(心因性)が原因のようです。



近年の子ども達は、大人が思っている以上に大人の事情に巻き込まれ、


子ども本来の生き方ができない状態にあると思います。



塾などの習い事も、本来なら無くても良いものなのです。
大人たちが営利目的だけでつくったシステムのせいで


勉強なら塾に行かないといい学校に入れないとか
スポーツなら強豪のクラブチームに入ってレギュラーで居なければならないなどと
どんどん小さな小学生にプレッシャーがかかってくるのです。



それも大人以上のプレッシャーが・・・


 


大人たちが見失ってしまっているから、そのしわ寄せは子どもにくるのでしょう。
スポーツに関しては、答えを出すが早すぎるのです。



スポーツで一流になろうと思うなら、「継続」です。


「継続は力なり」です。
継続しようと思うなら、心身を壊してはいけません。
心身を壊しては続ける事はできないからです。


 


一流選手の生い立ちを見るから混乱するのです。
マスコミは子どもの個人差なんて考えてないのですから、
小学生からクラブチームでこんなに上手かったみたいな放送をするのです。


 


芽が出る前に答えを出され、潰されていく子ども達を沢山見てきました。
本当に悲しい現実です。


 


ましてや指導者もそうなのです。
市の選抜チームに入ってから合格、トレセンに入ってたから合格
何にもタイトルを持ってないから、草抜きからと


そんな扱いを指導者がやってるから、親達も
「選抜やトレセンに入ってなかったからレギュラーは無理や」
「チーム入っても相手もしてくれへん」と思うのです。


 


悲しい現実です。



指導者は大変でしょうが毎回公平な目で見て、評価しなければならないと思います。
それがジュニアを育成する立場の人間の最低条件なのですから!


 


題名の内容から脱線してしまいました・・・


 


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日本医科大学小児科の伊藤保彦助教授は、この病気が子供にも発生しており、それが不登校の原因になっていると発表しました。不登校の問題が世間で取り上げられるようになったのはもうずいぶん昔のことになりますが、この問題は依然として解決していません。 平成19年度の統計では、全国の小中学校で約13万人の不登校児童がおり、2年連続して増加しているという結果が出ています。一方で、線維筋痛症が子供に発生するケースは、数年前から注目され始め、線維筋痛症を診断する子供専用のガイドラインも設けられました。 伊藤助教授は、不登校になってしまった子供で、体の痛みを訴えている場合には、線維筋痛症を疑い、小児科を受診するよう勧めています。 子供の場合は特に、心的ストレスが原因になっていることが多く、ストレスの原因を見極めることが何よりも大切とされており、これは、不登校や線維筋痛症に限った事ではありませんが、特にこの病気の場合は、保護者や教師が普段から子供とのコミュニケーションを図り、子供からの声なき声を読み取るように努力することが必要です。

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