リーグ最終戦 決勝点はこの男!
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フエンテ東久留米
2017年10月19日 17:56 visibility36
年々、雨男度が上がっている気がします。楽しみな日は降水確率80%の男、NO.17 林拓馬です。
15日(日)の三井住友戦を最後に、今シーズンは終了しました。11勝1敗1分のリーグ2位。目標は優勝だったので、ただただ悔しいシーズンでした。応援して頂きましたスポンサーの皆様、サポーターの皆様、並びに東久留米市のサッカーに関わる全ての皆様に御礼、並びにお詫びいたします。来年こそ、1部昇格を果たすべく、リスタートします。
さて、最終節の話を少し。
試合前、NO.9 上村将仁がバイクの故障で試合開始に間に合わないかもしれいと連絡があった。
垣本監督に相談したところ、思いもよらない返答。
「林、いけよ。」
上村将仁と同じポジションには、NO.10 町田 直樹というフィジカルモンスター、NO.26 森泉 将というお調子者がいるなか、まさかの選択肢だった。
しかし、人知れず、いつも練習前に「ウイダーinゼリー スーパーエネルギー(\300)」をルーティン化し、準備に余念はない。試合に出ないにもかかわらず、一番入念にトレーナーのマッサージを受ける。
また、いつも応援に来ていただいているサポーターの皆様にも、「次節こそは出ます!」と言い続けて3年。
そろそろ出る出る詐欺で訴えられる間近である。
時は来た。
しかし、直樹という猛獣、将という珍獣を選ばず、なぜ、チームで「お味噌化」している私を選んだのか。
確かに、最近、ポストプレーの調子も上向きだし、飛び出しのタイミングも合ってきた。右近監督もそこを評価しているに違いない。垣本監督はこう言った。
「やっぱり練習によく来ていて、頑張っている選手が出て欲しい。」
実力度外視の努力賞だった。
ウォーミングアップ開始前のメンバー発表。
「GK、土肥ちゃん!」
「ハイ!!」
今シーズンから加入の土肥選手(19歳)のデビュー戦。初々しい元気な返事に、メンバーから笑みがこぼれる。
「DFは左から、千尋、小中・・・・」
「中盤は、後ろに隆、純平、前に直穂、タカ。」
最終節、有終の美を飾るために、布陣はいつも通り。
「ツートップは俺(垣本選手)と、、、林。」
メンバーの笑顔が苦笑に変わる。そして程よい緊張感が生まれたようだった。
「林さんの分、俺らが頑張らないと・・・」といったところか。
「試合に出ない秘密兵器」「ウォーミングアップの帝王」「スーパーサブのスーパーサブ」、リーグ最終戦の消化ゲームに、2010年以来の7年ぶりのリーグ戦スタメンとなった。
試合開始時、ピッチに入ると、いつも応援に来て頂いているサポーターがざわつく。そして、温かい声がけ。
「監督ー!出るんですか!?目を疑いましたよ!!頑張ってください!!」
既に監督更迭され、コーチに降格したのだが、サポーターの皆さんからは、いまだに監督と呼ばれている。
しかし、あまり大きな声で「お味噌」扱いを叫ばれると、相手にバレテしまう。(苦笑)
NO.19右近と40歳ツートップ。まだキレキレの40歳と、コクたっぷりの40歳。国内屈指の凸凹ツートップ。
試合序盤から攻勢をかける。左サイドから幾度もNO.19右近、NO.29直穂がチャンスメイク。
しかし、なかなか決定的なシュートチャンスに持ち込むことができない。
そして開始10分が経とうとした時に、ビッグチャンスが訪れた。
右サイドからNO.11 吉田タカがドリブルで切り込み、相手GKを連れ出した。そして中央へラストパス。そのボールの先には、、、俺!
ガチガチに固まった足から繰り広げられたトラップは、奇想天外な方向へ。しかし、相手がそのボールを見失うという、奇跡的にシャペウと変身した。まさに、渾身のトラップミス。
そしてこのトラップミスが、なんと、たまたま自分の前に現れた。
「でぇやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」だったか、「ファイヤーーー!!!!!」だったか、とにかく無我夢中で、GKもいないゴールに渾身の右アウトサイドでねじ込んだ。実にリーグ戦では8年ぶりのゴール!泥臭い、私らしいゴールだった。三井住友のDFも、まさかあの局面でアウトサイドで打つとは思っていなかったろう。私自身も意図していなかったのだから。
ゴール後のパフォーマンスは、日頃からコツコツとイメージトレーニングをしてきたのだが、あまりに興奮して古典的なガッツポーズを披露。そして、なぜか笑いが沸き起こるサポーター席へ走った。やりましたよ!皆さん、見てくれましたか!!
しかし、前半20分過ぎには、すっかり私の存在に気が付いた相手DFからは、「こいつ、縦ないぞ!」と的を得た指摘を頂く。大丈夫、自分のことは誰よりもわかっているから。(苦笑)
ゴール後は、おそらく前半で交代と思っていたため、さらに守備を強く意識した。
前半を1-0で折り返すと、早々とお役御免。林⇔NO.9将仁。足の速さはカメからうさぎへ。
後半の入りは少しばたついたが、後半20分、交代したNO.9将仁がNO.19右近へ素晴らしいグランダークロス!スリッピーなグランドで合わせるのが難しい高速クロスを難なくNO.19右近が押し込み追加点。40歳コンビのアベックゴール完成!
最終的に2-0勝利を飾り、最終戦を有終の美で飾った。
最終戦にスタメンで出れて、しかもゴール。引退試合のような出来事でしたが、まだまだ辞めないよ。これからもしっかりコンディションを整えて、若手を脅かす存在でありたい。
また、来週からカップ戦が始まります。リーグ戦に出場機会が少なかった若手を中心に戦う予定ですが、貪欲にスタメンを狙います!
次は、最終戦も最終ラインで闘将感満載だった小中選手。
「今年の振り返りと、私のリーグ戦ゴールどうでしたか?」
PS:応援に来てくれるBOYSの選手から、よく林と小中が似ていると言われます。笑
- 事務局に通報しました。
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