代表校放浪記（序）〜日本一のカーブが見たい！

「ゆるキャラ」の発見者（？）でもあるみうらじゅんがこんなことを言っている。

『こんなにみんながネットサーフィンと言ってる時代に、わざわざ出向いていくんですからね。その徒労ぶりがぼくの仕事です。「ああ、あいつ、今回もいい徒労ぶりした」と言ってもらえればいいんです。』
（みうらじゅん「郷土LOVE」／2012／角川文庫）

みうら師匠に背中を押されて、一つ代表校放浪記をやることにした。

大阪は快晴だったのに、名古屋から名鉄で南に向かうにつれて、空一面に薄い灰色の雲が覆うようになった。テンション下がり気味ながら、１時間弱で豊橋に着く。

あっちこっち旅行してまわっているうちに、気がつけば全国のほとんどの路面電車に乗ってしまった。用事もないのに乗りにいくのもアレだが、まだ行ったことがない豊橋が気になっていたのは確かである。

さて、今年の春の選抜大会に豊橋工が出場することになった。路面電車の終点の近くに市民球場があることもわかった。

野球ネタだああああ

というわけで大手を振って行ってみる。野球ネタだからねしかたない。

路面電車で豊橋駅前から20分ほどで運動公園前に着く。降りれば左手に公園の入口があるので迷うことはないだろう（写真は公園入口から撮ったもの）。電車も15分に1本は出ているようなのでわりと便利だ。イベント開催日にはどんな混雑になるのかはわからないが…

プロ野球中日一軍の公式戦も年に一回ほど行われるとあって、球場前がだだっ広い（関係ないと思います）。収容人員約15000人とのことだが、この日はさすがにシーズンオフでなにもやっていなかった。

内外野スタンドの切れ目から中をチラ見。スコアボードは右中間にある。

ところで、運動公園前へ向かう路線は一つ手前の停留所で分岐している。

写っているのが、鉄道路線では日本一の急カーブ（半径11m）なのだという。

鉄道ネタだああああ

（路面電車好きも納得の町。それが豊橋）