春季大会放浪記〜兵庫・津名高校

  • 仲本
    2015年04月25日 21:01 visibility1431

選抜出場の最重要資料となる秋季大会で、昨年は淡路勢の津名高校が兵庫3位に入って近畿大会に進んだ。都合がつけば観戦したかったが、休日出勤と重なってしまってだめだった。



結局、兵庫勢は津名を含めた3校がそろって初戦で敗れ、今年の春の選抜には出場校を送り出せなかった。



兵庫の春はまず全県を5つに分けた地区大会を行う。地区大会はさらにいくつかのブロックトーナメントに分かれていて、それぞれの上位進出校が県大会に進むというシステムだ。津名高校は春の播淡Aブロックトーナメントで3連勝。1位通過で県大会に進んだ。県大会は観戦した25日が初戦だった。



秋見られなかった埋め合わせに、朝10時開始の試合に行ってみた。場所はおなじみの明石公園野球場。











淡路勢といえば甲子園出場の実績もある洲本高校を思い浮かべる人も多かろうが、津名高校も兵庫では毎年のように2つ3つ勝てるチームを作ってくる。エンジのユニフォームはいわゆる早稲田スタイル(ただし津名高校は帽子のつばが色つき)。わたしが昔サンテレビの中継で見た記憶では胸マークは「TSUNAKO」だったように思うが、いつのまにか変わったのだろう。












対するは姫路工業。何度か甲子園に出場経験のあるチームだ。この春は西播地区の第二代表決定戦に回ったが、勝ち上がって県大会に進んできた。詰襟の応援団にチアリーダー、それにブラスバンド(私服だったので卒業生の有志だろうか?)と一通り揃ってなかなか賑やかにやっている。



試合は姫路工業が先制点をあげるが、津名はその直後の攻撃で同点に追い付き、さらに満塁から前進守備のセカンドの頭上をライナーで破る二点タイムリーで逆転する。












姫路工業は4回途中で先発右腕(#18)から左腕(#11)にスイッチ。しかし終盤津名打線はこちらもとらえて3点を追加する。津名はこの試合二桁安打を放った。



8−2で迎えた最終回、姫路工業は一番から。先頭打者がショートへの内野安打で出塁すると、さらに単打を連ねて満塁とする。五番打者の打球は右翼線への飛球、これがフェアゾーンに落ちて2点を返す。この回ヒットは4本、左打者はすべて左方向、右打者は右方向への当たりだった。



さらに犠牲フライで1点を返したが、姫路工業の反撃はここまで。



津_名 004 100 120/8

姫路工 011 000 003/5





















































































秋の快進撃の原動力となった津名のエース・潮崎投手は体つきがしっかりしていてなかなか頼もしい。だがこの日のメモでは四死球が少なくとも5つ(スコアは試合途中からつけたのでトータルはわからない)、さらに上位進出を狙うなら最終回もすんなりと片付けてほしかったところだ。



ベスト8をかけた試合は明日26日、秋に大敗を喫した神戸国際大附との再戦になった。まだ春の段階でエンジン全開とはいかないだろうが、津名は一冬越えた成長の跡を見せられるだろうか?




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