畝傍高校、奮戦〜奈良準決勝つづき

  • 仲本
    2014年05月11日 21:49 visibility985

奈良は決勝戦も終わっているが、引き続き準決勝ネタで。第二試合は畝傍ー天理の対戦だ。


畝傍高校は県内では進学校として有名だが、野球部も近年は夏の決勝までやってきたり21世紀枠の県候補に推薦されたりと健闘している。 ユニフォームはクリーム色に白アンダーシャツ、胸マークはえんじに金糸の縁取りで「UNEBI」。ただし字体は早稲田タイプではないのでそこんとこよろしく。

きっとエースにいいのがいるのだろうと思っていたが、先発マウンドに登ったのは背番号20の左腕だった。長身からゆったりしたフォーム、というか、なんとなく動きが遅い。

1回表は四球、長打でピンチを背負い、押し出しを含む連続四球を出して1点を先制される。しかしここをなんとか1点でしのぐと、緩い変化球を効かせて天理打線のタイミングを微妙にずらした。3回、4回は三者凡退に退ける。

4回裏、畝傍は同点に追いついたが、天理はすぐさま2点を勝ち越す。やはり地力に勝る天理、上位打線の長打攻勢だった。

6回頭から、畝傍は背番号11に投手交代。腕を若干下げたフォームだがなかなかの力投派だ。下位打線相手とはいえ三者三振に切ってとると、マウンドから駆け下りてきた。おお、なんかこいつカッコいいな。



このリズムを反撃につなげたい畝傍は6回裏、3、4番の連打から二死二、三塁のチャンス。ここで6番打者がレフト前へクリーンヒットを放ち、二者生還で同点に追いついた。

7回の天理は走者を一塁に置いてクリーンアップにつなぐ。3番打者は浅いフライに倒れて二死までこぎつけたが、4番打者が低め直球をジャストミート。レフトポール際へのライナーは切れずに外野芝生席に飛び込んだ。

2点差のまま迎えた9回、天理は三番手に速球派を持ってきて逃げ切りを図る。


背番号は18。こういう投手が控えているのがいかにも層の厚い天理らしい。

それでも畝傍は先頭打者がヒットで出塁とあきらめないところをみせるが、次の打者が打って出てセカンドゴロ併殺に倒れた。

天理 100 020 201/6
畝傍 000 102 010/4
ヒットは天理が9本、畝傍が12本だった。畝傍は打線がつながって、ここまでの勝ち上がりもうなずける内容。天理もまともにいったら一発長打を食らわせるパンチ力のあるところを見せた(まあこれは毎年のことだが)。


球場後方に見えるのが畝傍山。




























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