大会第9日、および雑感
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仲本
2019年08月14日 21:39 visibility371
夏恒例の東京ビッグサイト…、ではなく、甲子園球場に出かけてみました。
球場前で配っていたのか、結構このうちわ持ってる人たくさんいましたよ。もっとちゃんと探せばよかった(違)。かれこれ30年以上通ってると、いろいろ球場内外の雰囲気も変わってきます。
お盆休みに入り、観戦するとすれば今日しかない、と決めました。なぜなら、
〇 近畿勢が登場しない
〇 3試合日
〇 翌日台風が来る
これで混雑が若干緩和され、比較的涼しく観戦できるだろうという見込みを立てたからです。いくらわたしでも猛暑日の観戦はさすがに厳しい。この日も「長時間での観戦は避け、時々通路で休みましょう」なんて場内アナウンスが繰り返し流れるような状況です。なんだか運営側の責任逃れのように聞こえてなりませんでした。
第一試合終了間際に球場前到着。アルプス席も考えなくはなかったですが、外野席入場券売り場が比較的すいている。迷わず外野席です。ついこないだまでは無料で入れたんだけどな~と思いつつ。ちなみに第一試合は鳴門の猛反撃のところまで自宅でテレビを見ていたのですが、逆転には至りませんでした。
せっかくなのでレフト側に座ることにしました。何かと話題の習志野高校の応援を真正面から受けて立つ構えです。ちょうど照明塔の影になったので暑さもしのげます。
全国中継されている試合のレポートするのもなんですが、思わぬ展開になりました。鶴岡東が習志野先発・山内投手(背番号10)をとらえ、2回途中で早くもエース・飯塚投手を引っ張り出します。この回一挙5点。習志野は4回に2点を返します。代わった飯塚投手は140キロ後半の直球をびしびしと投じ、調子を上げてきたようです。そのうちひっくり返すのでは、と思いながら見ていました。
5回終了のインターバルでは、今年の大会のCMのロングバージョンがスクリーンに流れていました。大会CMも一昔(ふた昔?)前は前回大会のプレー映像を集めたものでしたが、今年は野球のプレーのシーンは一切出てきません。若者の祭典ということを強調したいのだと思いますが、野球だけでは普通の人たちを引き付けることがもうできないのだな、という気もします。
鶴岡東は先発の影山投手(背番号11)が7回に1点を失い、これで2点差。そろそろ継投も考えないといけないところですが、難しいところです。甲子園にはレフトからライト方向への強い風に加えて雨粒が落ちてきました。まあ、涼しく観戦できたでしょ、と言われればその通り。
追加点が欲しい鶴岡東は8回にレフトスタンドへの一発で突き放します。習志野は8回にも2点を返し追いすがりますが、9回は三者凡退。春の準優勝校が夏は2回戦で姿を消すことになりました。
鶴岡東にとってはいいところで長打が出て得点を重ね、投手陣も習志野打線の圧力によく耐え、ピンチも最少失点にとどめました。終盤の二打席連続本塁打がクローズアップされるでしょうが、8回二死走者なしからさらに2点を追加して5点差にしたのが大きかった。勝つにはこれしかない、という試合運びでした。
第三試合は関東一と熊本工の対戦。一時雨の影響もありお客さんはずいぶん減りました。序盤は静かに立ち上がり、両チーム1点を取り合ったところでスタンドを出て、グッズ売り場を一応のぞいてみました。目を引いたのは49代表校の決勝戦の号外をまとめた冊子。1,200円と結構なお値段です。もとはといえば決勝戦当日の球場前でタダで配っていたはずのものですが、商魂たくましいというかなんというか。
(明日の中止は第一試合終了後に早々と発表されました)
大会は2回戦が終了。あとはいわゆる常連校同士の対戦、という様相になりそうです。あまり試合を見られたわけではありませんが、一部マニアのためにも(?)今大会のわたしなりの感想を。
米子東は中盤までよく頑張ったと思います。広島商はセーフティスクイズと「宮島さん」が聞けただけでもオールドファン(苦笑)は満足ですが、終盤までペースをつかんでいただけに残念でした。結果的に次は作新と当たる組み合わせになっていましたしねえ。ちょっと見てみたかったようにも思います。長崎海星は久しぶりの甲子園勝利、相手が近年の常連中の常連・聖光学院というのも値打ちがあったと思います。
予想はあまり好みませんが、どうも今年も優勝旗は東日本勢の手に渡りそうです。西日本勢は相変わらず大艦巨砲主義というか、走れるチームってほんとにないような気がします。結果的に小粒に仕上がったチームは県代表になれても甲子園では勝てない。もう少し相手の嫌がることを徹底するんだというチームが(高いレベルで)現れてもいいと思うのですが。関西以西では意外にそういう野球はウケないんですかね。
- 事務局に通報しました。
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