
熾烈な戦い継続中
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ヤスオ
2010年01月03日 22:28 visibility19
昨日珍しく兄から電話がありました。
次の週末は姉の結婚式に参加するために
実家に帰省する予定なのですが、
空港から実家までは距離があるので
車で迎えに来てくれるとのことでした。
私にとって兄は、
家族の中で一番
お土産に何を買えばいいのかが
分からない人間です。
兄・姉・私の三人は子供の頃、
あまり仲の良い兄弟ではなかったような気がします。
(ごく普通の範囲内で)
姉と私は年子で、
ちょこちょこ口喧嘩をしていましたが、
兄は私と歳が三つ離れていて力の差が歴然としており
(私が可愛げのない弟だったこともあり)
しょっちゅう泣かされていました。
正直なところ、
いつか闇討ちしてやる!
と、本気で考えていました。
(あくまでも子供の頃のことですよ〜♪)
子供の頃の私にとって兄は、
気難しく短気で付き合い方が分からない、暴君でした。
(決して不良だったわけでははなく、むしろ真面目で
友人や大人たちからは慕われていたように思います。)
小学生の頃、
私たち兄弟三人は揃って
サッカー部に入っていました。
その頃の兄はキーパーをやっていて、
頼りになる存在だったと思います。
何かの試合で兄が蹴ったゴールキックに
私は胸でダイレクトトラップしようとして
ボールをコントロールできなかった上に
胸が痛くてプレイどころではなかったのですが、
プレイに失敗したことよりも
兄を失望させてしまったのではないか?
それを気にしていたような気がします。
どちらかというと中・長距離を走るのが得意だった私とは違い、
兄はバリバリの短距離型の脚をしていました。
中学生時代の兄のプレイは
ほどんど見る機会がありませんでしたが、
目にした数少ないプレイの中でも、
市の選抜のDFとして力強く走る兄の姿は、誇らしく思えました。
私が中学生の頃、
泣かされることは無くなっていましたが
兄は相変わらず気難しく
兄と私の力の差も変わらずに歴然としていました。
中学校を卒業後、
私は学校の寮に住み
専門学校を卒業するとすぐに神奈川に来てしまったため
今に至るまで兄と話をする機会はほとんどありませんでした。
これは、
長期休みの帰省や電話で話をして
気が付いた事なのですが
いつの間にか兄の気難しさは和らいだ印象があります。
そしてさらに、
高卒で就職した兄は私が知らぬ間に、
私立の専門学校に進学した姉の学費を肩代わりしていました。
姉は、兄を尊敬していると言っていました。
小学生の頃成績が良くなかったはずの兄は
就職してから自分で勉強して
たくさんの資格をとっていることを、母から聞きました。
就職してから電話で両親につらいと愚痴をこぼしていた私に
帰って来て自分がが働いている会社にくるか?
兄はそう言ってくれました。
(実際に帰りはしませんでしたが)
ずるい、、
私はそう思いました。
昔は闇討ちしてやろうとまで思っていて
いつか見返してやるつもりだったのに、
そんなに立派になられては、勝てる気がしません。
以前は圧倒的な力の差で勝てる気がしていませんでしたが、
今は社会人として、一人の大人として、勝てる気がしません。
ずるい、、本当にそう思うのですが、
兄が自分にとって大きな壁であることが、嬉しくもあります。
そして、
昔の気難しい印象も私の中に残っている上に
今の大人な兄を失望させないためには
どんなお土産を買えばいいのか?
それが分からずに、私は迷ってしまうのです。
もちろんこれは、兄には内緒のお話です。。
残念なことに、
兄はもうサッカーをやめてしまっていて
今後一緒にプレイすることもなく
サッカーでさえ見返すことができません。
しかし、
一つだけ勝負できそうなことがあります。
それは、、、
『どちらが早くカワイイお嫁さんを見付けるか!!』
という(勝手に)熾烈な戦いなのですが、
兄に相手がいるなんて、
とんと聞かないので
もしかしたら勝てるかも!?
と思っています。
ですが、よく考えてみると、、
私自身、カワイイ彼女ができた!
なんて、とんと両親に報告できずにいるので
もうしばらく、
熾烈な戦いが続くような気がしています。。
さて、と、、
なんだかかなり長い日記になってしまいましたが、
お付き合い頂いてありがとうございます。
今日はこれくらいで、失礼しますね。
どうもお疲れ様でした。。
さあ、明日もボールを蹴るぞ!
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- 事務局に通報しました。
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