風上と風下を間違えた。

  • 2007年05月20日 23:50 visibility564


浦和レディース 0−1 TASAKIペルーレ 

5月、快晴。
五月晴れをもたらした高気圧は同時に、国道17号を突っ走るマイバイクをあおりたて、サトー製薬の朱色の象さんに突っ込ませそうになるほどの、強風を鴻巣陸上競技場のピッチにもたらした。ゲーフラ持ちの皆さん、お疲れ様でした。
浦和は4−4−2の布陣。安藤をトップに上げて、木原が右MFに入った。
前半、風上に立った浦和はボールを支配し、勢いにのってタサキを攻め立てた。風下のタサキ、CBの2人はヘディングしようと落下点に入るも戻される浮き球のヘディング処理に戸惑っていた。そこを突くべきだった。しかし、浦和は下からのつなぎ、サイドからのグラウンダーの狙いが多かった。サイドバックの攻撃参加も少ない。もったいない。地の利を生かしていない・・・・、と思った。結局前半は0−0。いくら相手が首位のタサキとはいえ慎重にならず、勢いを利用して前半から大胆にロングボールの放り込み→こぼれを押し込む、で良かったと思う。なりふり構わず点を取りに行くべきは風上に立った前半だった思うのだ。

後半は一転して風下に立たされる。GK山郷のキックも押し戻されてハーフウェーラインあたりで失速する。そして57分。風上からの「放り込み」は鋭い「クロス」に変わる。風上に立ったタサキの先制点はこの「クロス」からヘディングで押し込んだものだった。風上にたち、相手が前に出たところを、パスカット、速いドリブル、抜ききる前の「クロス」。カウンターを狙う相手を勢いづかせる条件は全て揃っていた。
浦和は同点に追いつくべく選手交代で攻撃の選手を増やすが、タサキも鉄壁の守備を誇るチーム、なかなかほころびない。挙句の果てには、ようやく放り込みからのパワープレーを開始するも、いかんせん風下。放り込みも風で流されゴールに向かう勢いが無い。やるべき時間を間違えました?

個人でも組織でも、決して実力では負けてない。将来性を感じさせてくれるプレーも随所に見せてもらいました。特に、縦パスの強さ、リズム。「縦、落し、縦」の1,2,3のリズムと強さそして第3の動きは、練習の成果を感じさせてくれるものでした。
しかし、勝敗を分けたのは、風という自然条件を味方に付けるか敵に回すか、というチームとしての経験値の差であったように思います。


試合後の挨拶。


法師人美佳選手。サインカードをもらいました。今日は出ませんでしたが、右サイドの強力なアタッカー。ウサギみたいなプレースタイル。


安藤梢選手。浦和の10番。試合後、笑顔でサインに応じてくれました。
代表ではなぜかサイドバック。



















chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。