サッカーが教えてくれたこと、と、この時期に思う雑感など(改訂)
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学
2007年08月07日 23:17 visibility178
この頃、サッカーは人生の生き方を教えてくれるから、ここまで深くはまっちゃったんだなあとつくづく思う。
よく「結果が全て」という考え方に接することがあるけど、はみ出し者の私なんかは違和感を感じずにはいられない。
一時期、ホリ○モンや村○ファンドなんかの結果至上主義を地でいく若い社長がもてはやされた時期があったけど、そんな大陸的な発想の生き方には私は共感できなかった。
もちろん勝つために努力をしない人間なんか端から「想定外」だけど。
結果が正しければ(出れば)何をしてもいいのか。
優勝するために金に飽かせて選手をかき集め、圧倒的な個人能力で相手をねじ伏せるサッカーをしていて、そのチームに未来があるのか。
ちょっと古いニュースになってしまうけど、イワン・カペッロ監督(写真)がレアル・マドリッドの監督を、優勝させたにもかかわらずクビになったというニュースは象徴的だった。
私は、学生時代、決してサッカーの有名な学校に所属していたわけではなかった。
でも埼玉の並みいる強豪有名校相手にどうすれば勝てるか、みんなで、時には喧嘩しながら話し合って全体練習をし、もちろん個人技を高めるために各自が「コソ練」もしたりしていた。
結果的には最後の大会で某有名私立校に敗れた。為す術もなく。
それでも全力を尽くしたという思いがあるからそこに悔いは全くなかったし、今でも学生時代のサッカー部のメンバーで飲み会をするとその当時の話で盛り上がる。
だからむしろ良い思い出として、墓場まで持っていける貴重な経験をさせてもらったと思っている。
その時にサッカーから自然と学んでいたのかも知れない。
人生、決して結果が全てではないのだ、と。
その証左に、26歳の時決死の覚悟で受けた最後の某国家試験に落ちてひどく落胆し、人生に挫折し負け組に加わったはずの私は、今、こうして家族や兄弟、友人、そしてサカフレのみなさんに支えられて、とても幸せな日々を送っている。
面白くも美しくもないサッカーをして優勝してもらっても、優勝したことなんかすぐ忘れてしまうだろう。
でも、死力を尽くして心揺さぶられるようなサッカーをした末の敗戦だったら、きっといつまでも多くの人にとっての大切な思い出として残るに違いない。
そしてこの「サッカー」を、そのまま「人生」という意味に置き換えて読んでもらえば、私がこの日記でみなさんにお伝えしたいことが分かってもらえるだろう。 ■
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