ぴんぞろ
-
まこと@古希ジョッパークライマー
2018年12月29日 07:43 visibility211
”ぴんぞろ” 戌井昭人著 講談社
群像に掲載された2作品。
流されやすい脚本家の卵が浅草でいかさまをやろうとした芸人に
巻き込まれ、場末の温泉地に逃げることになってしまう。
芸人でもないのにショーの拙い司会をする「僕」が哀れだが
温泉地のルリ婆さんはかっこいいし、
孫の踊子さんは東京に出てきて芸人としてどうなるだろうか?
もう一編の「ぐらぐら一二」も良かった。
仕事で指をなくしながらも、淡々としている「僕」は
大分経って見つかった指の残骸を海に捨てに来たが、
そこで毎夜12時に発生する地震に遭遇する。
戌井氏の作品は2冊目だが、他のも読みたいと思った。
sellテニス
- favorite1 visibility211
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件