ぴんぞろ

”ぴんぞろ”  戌井昭人著  講談社
群像に掲載された2作品。
流されやすい脚本家の卵が浅草でいかさまをやろうとした芸人に
 巻き込まれ、場末の温泉地に逃げることになってしまう。
芸人でもないのにショーの拙い司会をする「僕」が哀れだが
 温泉地のルリ婆さんはかっこいいし、
  孫の踊子さんは東京に出てきて芸人としてどうなるだろうか?
もう一編の「ぐらぐら一二」も良かった。
 仕事で指をなくしながらも、淡々としている「僕」は
  大分経って見つかった指の残骸を海に捨てに来たが、
   そこで毎夜12時に発生する地震に遭遇する。
戌井氏の作品は2冊目だが、他のも読みたいと思った。
 

 

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