「レビュー」デスポルチ カンピーナスJP PRO1
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しゅう太郎
2020年10月11日 09:20 visibility10330
ブログ移管後の初投稿は2020年9月に販売した
デスポルチ カンピーナスJP PRO1の履き心地等に関するレビューです。
【サイズ感】
【ニット素材のライニング】
他のデスポルチのシューズと同じ、
いつも通りの25.5cmがジャストサイズでした。
デスポルチを愛用されている方ならご存知かと思いますが、カンピーナスならではのゆったりとしたフィッティングはPRO仕様でもそのまま感じられます。
柔らかいカンガルーレザーの足馴染みの良さが
特徴的なモデル。
ただ、今回の「PRO」仕様に採用されている
銀色のディンプル調のニットライニングは
人工スウェードのライニングと比較すると薄い素材になっているため、
かかと周り、シュータン裏に厚みの差が生じておりサイズ感としてはやや余裕が生まれる傾向にあります。
個人的にはサイズを下げる程ではありませんでしたが、従来の人工スウェードのモデルより緩く感じるという方も実際にいらっしゃいました。
可能であれば試着される事をオススメします。
シュータン裏には柔らかいフォーム材が入っています。
従来の上級モデルに採用されていた厚みのある人工スウェードはふんわりと優しく足を包み込んでくれるのに対し、今回の銀色の薄いライニングは最初からピタッと足に沿う感触です。
シューズ内でのブレを抑制する効果でいうとこれまでの人工スウェードに分がありますが、
カンピーナスの多くのモデルに採用されている
メッシュライニングと比較すればその差は歴然。
メッシュは結構滑るので苦手です。
靴ズレの心配が無いという利点がありますが。
素材自体がややマイルドになった分、
後述するヒールカップを硬くしているので
踵のブレは気にならず全く問題なくプレー出来ています。
どちらのライニングが良いかは、
人それぞれの好みだと思います。
人工スウェード素材のモデルだと夏場に多くの汗を吸って不快に感じてしまうのが、今回の「PRO」仕様のライニングは水分を吸いにくい素材のため、その不快感が一切無かったです。
それぞれの素材の良さがあり、選択肢が増えたと感じています。
個人的には夏場は問答無用でPROシリーズ、それ以外の季節についてはその日の気分で履き分けたいと思っています。
【シューズ内部の緩衝材NanNex】
PROシリーズでは白色の高反発のシリコンフォームのNanNexが採用されていますが、
このクッション性、足当たりの良さが気に入りました!!
シューズを履いていても「グニュ、グニュ」と
このNanNexが作用しているのが感じられます。
非常に快適にプレーする事が出来ています。
個人的には従来のオレンジ色のPORONでは
少し硬さを感じており
また温度依存する素材の特性上、足裏が痛くなる事もありました。
緩衝材に関してはPORONよりPRO仕様のNanNexの方が好みです。
【30%強度アップしたヒールカップ】
強固になったヒールカップは試着の段階でも感じる事が出来るほどでしたが、
シューズ履き下ろし初日に靴ズレを起こしてしまったので1時間程でシューズを履き替えました。
着用2回目以降はヒールカップが足に馴染んだのか、少し柔らかくなったのかは定かではありませんが靴ズレは一切無くなりました。
強固なヒールカップ+薄いニットライニングの組み合わせで踵のホールド性はGOODです!
キック時の安定感も向上しており、
心地良くボールを蹴る事が出来ています。
正直なところ、競技で履くとなると従来のカンピーナスは踵の緩さが気になっており、選択肢には入ってこなかったです。
この「PRO」仕様のカンピーナスの登場でシューズ選びの幅が広がりました。
ちょっと緩いのでカンピーナスは苦手なんだよなという方も、デスポルチは初めてという方にも是非試して頂きたいです。
ソールは従来のカンピーナスと同じ。(左)
右のボアビスタやテッサライトのソールよりも
よりフラットな点が特徴。
ボールの扱いやすさ、足裏感はこのソールならではです。
【まとめ】
従来のカンピーナスのカンガルーレザーの足馴染みの良さはそのままに、ライニング、緩衝材、ヒールカップを変更。
その名の通り、競技者向けにチューンナップされたプロフェッショナル仕様のモデルです。
「PRO」仕様は今回のこのモデルのみなのか、
今後も引き続きリリースされるのか。
個人的には継続して展開して頂きたいです。
相当気に入っています。
ではまた次回!
- 事務局に通報しました。
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