MIZUNO MORELIA NEO SALA β JAPAN IN
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しゅう太郎
2022年06月18日 20:39 visibility7517
ミズノのMADE IN JAPAN限定モデル
(現状日本国内での発売の有無は不明)
モレリアネオ サラβジャパンINを入手しました。
サイズは26cm。
『MORELIA NEO SALA β JAPAN IN』
ミズノシンガポールのオンラインショップでのサイズ展開は26cm~28cm
MADE IN JAPANのフットサルシューズです。
サッカースパイクのネオβでは存在しない組合せのカラーリングとなっています。
※2022年春リリースのモナルシーダネオ2PROにほぼ同じ配色があります
2022年5月末、突如ミズノコリアのinstagramにてモレリアネオサラβジャパンTFの情報が公開。
モレリアネオβのトレシュー版が発売される事だけでも驚きでしたが、特筆すべきはそのソールです。
国内販売のあったレビュラCUPエリートASや、現行海外モデルのモレリアプロ等と同じTFソールが採用されています。
フットサル向けというより、ガッチリ目のサッカー系トレーニングシューズといった感じ。
モレリアネオβは軽量性も売りなのでTFを出すのであれば、前足部ミッドソール無しの薄いモレリアTFのソールが付くと思っていたので意外でした。
公式の販売ページでも「フルミッドソール」という言葉を強調していたのが印象的でした。
クッション性重視というかバランス型のソールを採用した、トップモデルの発売を待望する声が各方面からあったのだと想像できます。
インドアよりターフの需要の方が圧倒的に多いので、韓国ではTFのみの発売です。
正直インドア版の発売は無いだろうと諦めていました。
ところが翌月の6月初旬、ミズノアジアのinstagramにて待望のインドアモデルの情報が公開。
これは興奮しましたよね。
注目すべきはやはりアウトソールです。こちらもフルレングスのミッドソールが採用されています。
モレリアINでお馴染みの前足部ミッドソール無しの薄いソールでもなく、
今回のネオβのTFソールをベースにしたものでもなく、
レビュラシリーズのソールが採用されているのがポイントです。
レビュラの前身モデルのバサラからこのソールが採用されており、このソールが好みの方はかなり多い印象です。私もその一人です。
以前から私は「フルレングスのミッドソールでまたモレリアを履きたい」
「別にソールは新作でなくても良いのでレビュラのソールをモレリアに付けて欲しい」
と、間接的もしくは直接的にアピールを続けておりましたので、それがモレリアネオβという形でも実現されて本当に嬉しかったです。
バランス型のソールを採用したモレリアサラクラシックというモデルが海外のみで発売されており着用したこともありますが、
アッパーは硬めの人工皮革でヒールライニングはメッシュ。
テイクダウンモデル感が強く名ばかりのモレリアといった感じで、好んで履きたいとは思えなかったです。
そういった経緯があったので告知を見た瞬間に「ミズノさんよくぞやってくれた、手に入れて履く義務がある」と思えたほどでした。
インドアモデルの情報公開時には発売時期や方法についての記載が全く無かったのですが、数日後にミズノシンガポールのオンラインサイトにて発見しました。
発見した時点で欲しい26cmがラスト1足かつシンガポール国外への国際発送は不可という厳しい状況でしたが、過去の経験を活かして何とかその1足を入手できました。
今回のモデルの入手に関してはいつも以上に血と汗と涙とお金が流れていきましたが、
(※大抵の方にはドン引きされる金額)
後に日本国内で普通に発売されれば笑い話にしたいと思います。後悔はありません。
前置きが長くなってしまいましたが、早速考察していきたいと思います。
【アッパー素材】
このモデルはサッカースパイクのモレリアネオ3βJAPANがベースになっています。
前足部にはミズノ最高品質のウォッシャブルカンガルーレザー。
手で触っても実際に履いてみても、レザーが非常に柔らかなのが印象的でした。
むしろ柔らか過ぎると感じたほど。
つま先にはスウェードのトゥーガードが採用されており、耐久性を確保。
フットサル仕様にチューンナップされています。
柔らかな素材で圧迫感や異物感は感じにくくなっています。
中足部にはメッシュの上からPUフィルムでコーティングした「βメッシュ」を採用。
メッシュによる伸縮性とPUフィルムによる保形性を両立させています。
ウォッシャブルカンガルーレザーとβメッシュの接合部は曲線を描きながら綺麗に仕上っていて、さすがMADE IN JAPANといった感じです。
同じ様なレザー+メッシュ構造のフットサルシューズも存在しますが、こういう部分でクオリティの差を感じます。
モレリアネオβの特徴である伸縮性のあるBFニット(フィルムでコーティングされていない、むき出しのニット)が採用されており、アッパーは甲周り一体型の設計となっています。
アッパー中足部の内張りにはインナーサポートゲージが搭載されており、
両サイドの保形性を高めてシューズ内でのブレを抑制します。
サッカースパイクのモレリアネオシリーズの特徴でもある外付けの樹脂ヒールカウンターは取り除かれており、踵周りはシンプルな見た目になっています。
代わりにそこそこ強度のあるヒールカップを内蔵させていて、踵の安定性は維持できています。
室内コートと硬い樹脂パーツの相性はあまり良くなく、(スライディング時に床が傷付いたり、引っ掛かって滑らずに足を痛める等)
他メーカーのフットサルシューズでも外付け樹脂ヒールカウンターのモデルは最近は見られなくなりました。
【ライニング素材】
ヒールライニングには足当たりの良い起毛素材が採用されています。
パッドによる多少の厚みもあってフカフカ心地良い感触です。
履き口回りにもBFニットを採用。
着用の際に手で掴むヒールのタブの部分のみPUフィルムで補強されており、ニットの伸びを抑えます。
【中底】
中底はモレリアINと同じ黒色の薄いウレタンスポンジの素材が採用されています。
スパイクのネオ3βでは前半分に合成樹脂+後ろ半分に不織布を使ってセパレートされたものでしたが、フットサル向けに仕様変更がなされています。
同じソールを使っているレビュラサラは不織布でしたのでまた少し違っているのもポイント。
【インソール】
スパイクのモレリアネオ3βJAPANに入っているものと同じインソール。
表面に滑りにくい素材等は使用されていませんので、別の好みのインソールに取り換えてプレーしようと思います。
【アウトソール】
アウトソールはレビュラシリーズに採用されているソールです。
通称「ねじれるソール」
このソールが特別クッション性に優れているとは言い難く、その魅力は足裏でのボールの握りやすさと最低限のクッション性のバランスにあると思っています。
粘り気のあるXGラバー採用でグリップ性も最高レベルです。
現行のモレリアINの極薄ソールは履き心地や好みという次元の問題ではなく、足への負担とケガのリスクが大き過ぎてちょっと履けないと感じました。
実際プレー中にヒヤッとした場面もあったので、それ以来履いていません。
「モレリア」は学生の頃から好きなのだけれども、今のソールである限りは履けないというジレンマを抱え続けてきたのです。
【サイズ感】
モレリアINは25.5cmでキツめ、26cmでキツすぎず緩すぎずのサイズ感で履けていますが、今回のネオβではサイズ展開の都合上26cmしか選択肢はありませんでした。
サイズは同じ26cmでも気持ち大き目に感じます。レビュラやバサラに近いサイズ感になっています。
もし25.5cmが今後発売されればそちらを履いてみたいとも思いました。
アンダーラップで最後まで紐を通すと足首回りに隙間が生まれるのが気になったので、最後の穴だけオーバーラップで通すと少し緩さは改善されました。
【重量】
26cm片足で213g。
フットサルシューズとしてはかなり軽く、Made In Japanシリーズ=超軽量サルシューな印象です。
私と同じように、「バランス型のソールを採用したモレリアの上位モデル」の発売を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。
今後の状況としてはかなり不透明ですが、個人的にはサイズを下げた25.5cmも履きたいと思っております。
小さいサイズも含めた日本国内での発売を期待したいところです。
個人的には今回の様に高級志向なJAPANモデルではなくとも、
日本でお馴染みのモレリアIN(カンガルーレザー)の海外生産のアッパーにレビュラのソールを付けるだけでも満足できます。
モレリアINのアッパーは「モレリア」らしくない中足部から後足部にかけてのホールド性を備えているので、
かなりバランスの取れた競技向けシューズに仕上ると思っています。
ではまた後日!!
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