J3第15節藤枝vs富山@エコパフォトレポ「レフェリー6人」AARを初観戦
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sweet
2016年07月04日 13:19 visibility1141
昨日は今季初めて、J3観戦!!
目的は、今季のルヴァンカップ(ナビスコカップ)準決勝&決勝、天皇杯の準決勝&決勝、チャンピオンシップの全試合において採用が決まったAAR(追加副審)を生で見ておきたかったことと、もうひとつ!
まず、
AARとは何かというと、「アディショナルアシスタントレフェリー」の略で、
得点の見極め、ペナルティエリア内での判定の精度を向上させるために、両サイドのゴール裏後方にそれぞれ一人ずつ配置される審判員のこと。
海外では既に導入されているリーグもありますが、日本では今年5/22に行われたG大阪Uー23vs相模原の試合を皮切りに、J3の各節1試合で試験的にこの追加副審システムが採用されているようですね。
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審判講習会ではありません(笑)
試合前のウォーミングアップ
ただでさえ、人数があまり足りていない審判業界(協会?)
↑
今年の4月の時点で、JFA主催の試合のピッチに立つことができる1級審判の資格を持つ人は197名でした。
もしJリーグのすべての試合でこの追加副審というのが採用されるようになった場合、審判が足りなくなってしまうことに…
実際、
前日の湘南とマリノスさんの試合で、副審としてBMWスタジアムのピッチに立っていた数原武志さんが、この試合で4審を担当されていました。
数原さんのお住まいは静岡で、前日の試合が湘南だった為、距離がさほど離れていなかったことからこの日依頼された&実現したのかな?と思いますが
前日の試合が終わったのが午後9時、翌日の試合が午後3時キックオフで、ちょっと大変だったのではないかと思います。
2日連続たいへんお疲れ様でした。
もし日本でこの追加副審を毎試合採り入れるようになった場合、
人数的問題から、1級審判さんではなく2級審判さんが追加副審を担当出来るようにルールを変更することになるかもしれませんね。
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選手入場
センターは主審の西村さん
コイントスを終えると審判団はそれぞれの持ち場に。
メインスタンドから見て左手(藤枝側)の追加副審はバックスタンド寄りのゴール裏に
メインスタンドから見て右手(富山側)の追加副審はメインスタンド寄りのゴール裏に
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それぞれの追加副審のキックオフまでの動きは
1・ゴールネットのチェック
2・ドリンクをちゃんと並べ直す
3・ゴールライン付近のこの位置に立ち、キックオフの時計をしっかりと合わせる!
でした。
基本的に、立つ場所はゴールラインとペナルティエリアラインの交錯するところか
もうちょっと離れた、ゴールラインとゴールエリアのラインの交錯するところといった感じ。
そしてキックオフ!
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最初はどうしても違和感が。
相手チームがゴールエリアに迫ると、ペナルティエリアのここで、腰を落としてじっと構えるので
GKが二人居るみたいな錯覚が。
しかも、今回の追加副審を務めていらしたのが山本雄大さんと今村義朗さんで、存在感有りすぎなのです(笑)
でも、不思議。
試合開始から5分ぐらい経つと、全く違和感を感じなくなりました。
選手たちも、追加副審さんの存在を忘れるほど違和感がなかったようで、
すぐ近くに追加副審さんがいるのにも関わらず、
ボックス内での微妙な判定の抗議を、遠い位置にいた西村主審の方にアピールしていた
なんてシーンもありました。
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藤枝の選手も富山の選手も元々そういうタイプでは無いだけだったかもしれませんが、
セットプレー時の小競り合いが非常にマイルドだったのは、近くに追加副審さんの存在があったからかもしれません。
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以上で追加副審さんのレポは終わり。
次回機会があったら、もうちょっとしっかり観察してみようと思います。
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昨日のもうひとつのこの試合の楽しみは、先日エスパルスから藤枝MYFCへの育成型移籍が決まったばかりの加賀美翔選手!
早速、ベンチ入り♪
加賀美くん、がんばれー!
これまで例えば、
白崎選手が富山に
金子選手が栃木へ
それぞれ当時下のカテゴリーにレンタル移籍&出場経験を積み、清水に戻ってきてから大活躍を見せてくれているように、
加賀美選手が藤枝でどんな成長をし、清水に帰ってきてからはどんな選手になっていくのか、エスパルスでの楽しみなのであります。
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試合は、移動疲れもあったのか意外に富山が苦戦。
今季の富山のサッカーを観たのは初めてでしたが
私が今まで見てきた富山とはちがう、こんなはずじゃない感。
こんな縦ポンをするチームではなかったはず。
しかもその中盤を省略して送り込まれてくるボールがあまりよくなく、藤枝のDF陣がラクラクと対処。
去年のエコパで見せてくれたような富山のサッカーを見たかったので残念。
藤枝が前線からいいプレッシャーをかけ続けていて、ポジェッションしたかった富山のサッカーを封じていた結果なのかもしれません。
後半の富山は、そうした藤枝に対して、安易に縦にボールを送るだけではなく、ある程度しっかり繋いで、というところは見えたものの、
それでもやはり中盤のバランスが崩れていて(平出選手より前の選手たちのバランスがあまり良くなかった)
さらに、攻撃陣のゴール前での連携もチグハグで
藤枝側からすると、富山の自滅に助けられたゲームでもあったかなと思います。
今季から富山の指揮を取っているヤスさんも時々頭を抱えて仰け反っていました。
去年藤枝戦で大活躍していた馬渡選手あたりはどうしているのでしょうか。
ああやって自分で仕掛けていく選手を試合で見たいですね。
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藤枝は
試合前のコールリーダーさんの挨拶いわく
「エコパでは一度も勝ったことが無いんです」だったそうですが、
2ー1で見事にエコパ初勝利。
試合支配率から見ても、藤枝が勝つべくして勝ったゲームであったと思います。
今はまだ選手の数よりも応援団の人員の方が少ない藤枝MYFC(いわゆる声出し応援部隊が10人も居ない)。
それでもそのサポーターと一緒に勝利を喜びあう選手たちの笑顔には、心和むものがありました。
入り口で配布物を渡しながら観客を出迎えていた控えの選手たちも、すごく気さく&陽気で、
ピッチにいるメンバーも、元ロアッソ熊本の福王キャプテンを中心にとてもよくまとまっていたなという印象でした。
大迫選手の動きもすごく良かったです!
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前半31分
大迫選手の右サイドのクロスから枝本選手が先制ゴール
前半39分、
セットプレーの流れから、木本選手が同点にするも
そのすぐあとの
前半41分、
越智選手が勝ち越し弾
加賀美選手の出場は
後半42分から僅かな時間となりましたが、
久しぶりに公式戦で見ることが出来ました!!
藤枝で得点王になってきてほしいです!
入場者数は
1856人
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気になったのは、藤枝MYFCのサッカースクールに通うキッズたち約10人が(幼稚園児~小学1年くらいかな)、試合中、階段を何度も行き来きして、大騒ぎ
それに対してお父さん&お母さんが
前でサッカー観戦し、誰ひとり子供を席に座らせようとしなかったこと。
他の子供さんたちと一緒に騒いでいたので、注意するのも出来なかったのかなとは思うものの、
サッカーを学ばせる前にこういうところからちゃんとしてほしいもの。
藤枝MYFCのアカデミーの場合は、コーチがピッチ上でプレーしている選手たちなので、試合中のスクール生を注意することは不可能ですしね。
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最初は、親御さんが勝手にサッカーをやらせているだけで、子供さんはサッカーに興味ないんだろうなと思って、
だったら試合中にぎゃーぎゃー騒いで走り回りたいのも分かるなと思ったんですが
そのなかには
「やっぱり俺らも応援しようよ!!マイエフシー!マイエフシー!」と応援を始めようとしてくれたコがいました。
それに対して
「おれ、J1の選手になりたい。これ、J3の試合!!」
と言い放ち、応援を拒否したコがいて、思うことがいろいろありました。
キミはサッカー選手になりたいのか?なのに藤枝MYFCのスクール着をきたまま試合も観ず、騒ぎまくっていたのか?と。
彼は何年後かに直面するかもしれません、
このJ3のピッチに立つ選手というのが、どれだけたくさんのサッカーの上手い・強い人たちのなかから選ばれてきた選手なのかという現実と。
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