俺から見たオサスナ対バルセロナ

第3節、オサスナ対バルセロナです。

 

バルサは、前節と同じスタメンで入りました。

 

前半

オサスナは4-4-2の守備ブロックを作り、球際を激しくきます。バルサはボールは保持するものの、効果的に崩せず、攻めあぐねます。

 

6分、アルバのクリアをオサスナが拾い、同サイドのペナルティエリアの脇までボールを運びます。その間にゴール前では、セメドがチミー・アビラをマークし、ファーサイドから中に入ってきたロベルト・トーレスがフリーになっています。あわててセルジ・ロベルトが戻り、セメドに指示を出すも、セメドはチミー・アビラが気になるのか、マークを受け渡しません。サイドではブランドンがラングレのマークをかわしてクロス。セメドはチミー・アビラを意識するも、ボールは頭上を越えます。そのボールにロベルト・トーレスがダイレクトボレー。テア・シュテーゲンの左上方をぶち抜きます。

 

オサスナが初めてのチャンスを決めて先制します。

 

その後もバルサがボールを保持するもなかなか攻め手がなく、時間ばかりが経過し前半終了。

 

オサスナが1点リードで折り返します。

 

後半

開始からセメドに代えてファティを投入。セルジ・ロベルトを右SB、ラフィーニャを中盤に、ファティを左WGに起用して臨みます。

 

5分、この試合初めてペレスがペナルティエリアの脇でボールを受けてドリブルからのクロス。ファーサイドで待ち構えたファティがDFの前に入りヘディングシュート。ゴール左へ決めます。

 

ファティのバルサ最年少ゴール記録を塗り替えるゴールでバルサが同点に追いつきます。

 

9分、ラフィーニャに代えてアルトゥールを投入します。アルトゥールは今シーズン初出場です。

 

12分、アルトゥールの縦パスをペレスが触り、デ・ヨングがペレスに落とします。ペレスはシュートを放ちますが、ルベンがキャッチします。

 

13分、ペナルティエリアの外でオーイエルがボールを拾い前方のブランドンへパス。ブランドンはDFを背負いながら模範店してシュート。テア・シュテーゲンがキャッチします。

 

18分、ペナルティエリアの外でブスケツがボールをカットし、前にいたペレスが左のアルトゥールにパスをしてそのままアルトゥールの後ろを回るべくフリーランニングを開始。アルトゥールはペレスの動きにつられたDFの隙を突いて中に持ち出しファーサイドにシュートを決めます。

 

バルサが逆転します。

 

19分、右からロベルト・トーレスがドリブルで仕掛けてクロス。ニアでブランドンがフリーでヘッドも枠の右へ外します。絶好機を逃しました。

 

30分、両チーム疲れが見え始め、徐々にオープンな展開になります。

 

32分、交代出場したばかりのビジャルがドリブルから強烈なミドルシュート。テア・シュテーゲンがはじき出します。

 

34分、オーイエルのオーバヘッド気味に上げたクロスをピケがブロックしようとするも手に当たりP.K.を与えてしまいます。ロベルト・トーレスがゴール右下に決めオサスナが同点に追いつきます。

 

43分、左のアルバが中央のアルトゥールにパス。アルトゥールは中に持ち出し右サイドへスルーパス。4人の間をすり抜けたボールにペレスが抜け出し、GKと1対1になります。ペレスは中へ持ち出すも飛び出したルベンにあわててしまいシュートが打てず。絶好機を逃しました。

 

試合はそのまま終了。2-2-の引き分けに終わりました。

 

気になったプレーヤー

オサスナ

#14ルベン・ガルシア

前半、セメドへのよせが完璧。ボールが入るとすぐさまダッシュで寄せて縦パスを入れさせず、バルサの右サイドの攻撃を無効化。ある意味芸術的でした。ただ、後半はセルジ・ロベルトに上手くいなされてしまった。

 

#11ブランドン

オサスナが攻撃を仕掛けるときは必ず顔を出すが、シュートが上手くいかなかった。

 

#9チミー・アビラ

昨シーズンはアクロバティックなゴールが印象的だったが、この試合では、最前線で一生懸命ボールを追う姿が印象に残った。

 

#10ロベルト・トーレス

先制点はゴラッソ。一見の価値ありです。

 

バルセロナ

#2セメド

悪い意味で目立った。ルベン・ガルシアに完敗。先制されたシーンではマークの受け渡しをせずにファーサイドへのクロスに対応できず。後半右SBに入ったセルジ・ロベルトとは雲泥の差でした。今シーズンは右SBのファーストチョイスまで成長したと言われているが、あまり成長は見られないので、このままいくとバックアッパーに降格しそう。

 

#20セルジ・ロベルト

前半はオサスナ守備陣につかまり動きにくそうだったが、右SBに入ってからはルベン・ガルシアをいなして右サイドの攻撃を活性化。目立たないけどいい仕事をしています。

 

#8アルトゥール

シュートを打ったことにびっくりし、ゴールを決めたことにさらにびっくり。昨シーズンの課題としてシュートの少なさが挙げられるがいきなり結果を残した。今シーズンはシュートへの意識を高めてさらなる成長を期待します。

 

#31アンス・ファティ

まだまだ粗削りだが、得点を奪ってしまいました。本人が一番びっくりしているのが印象的。トップチームになれて来たら戦力になりそう。

 

#27ペレス

終了間際の決定機を逃したのはとても痛いが、この試合では2アシストを記録。前節に続いて「持っています」

 

#17グリーズマン

この試合では最前線で我慢してボールを待つもなかなかボールが来ずに目立たず。本来のポジションではないのでしょうがない。

 

総括

オサスナ

ゲームプランがはっきりしており、堅守速攻。チーム全体がそれに向けて動いており好印象を持った。今シーズンは結構台風の目になりそう。

 

バルセロナ

メッシ、スアレスの不在は毎試合感じる。でも、それはしょうがない。一方、この試合でデ・ヨング、アルトゥール、ブスケツの中盤はとてもよかった。シャビ、イニエスタ、ブスケツの黄金の中盤を思い出させる。近未来のスタメンになりそうです。一方で3試合連続先制点を許す展開は何とかしたい。

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