俺から見たリヨン対バイエルン・ミュンヘン

チャンピオンズリーグ、準決勝リヨン対バイエルン・ミュンヘンです。

 

前半

リヨンは5-3-2でカウンター狙い。バイエルンは4-2-3-1で前からプレスをかけていきます。

 

3分、チアゴの縦パスをカクレがカットし、すぐさまロングスルーパス。デパイが抜けだし、ノイアーと1対1になります。デパイは右に流れながらシュートもノイアーにシュートコースを消され、右サイドネットの外側に外します。

 

10分、バイエルンは高い位置でゴレツカがパスカット。ゴレツカはレヴァンドフスキとワン・ツーで抜け出しシュート。しかし、蹴り損ねファーサイドに転がったボールをロペスがはじき出します。

 

11分、リヨンは自陣でのフリーキックをクイックリスタートし、左のデパイに展開。デパイはドリブルからシュート性のクロス。ファーサイドのトコ・エカンピが合わせようとしますが届かず。

 

16分、右中央でトコ・エカンピが下がって受けようとして急ターン。その動きに合わせて右サイドのデュボアがロングスルーパス。トコ・エカンピが抜け出し、追いかけてきたデイビス、アラバを強引に抜きシュート。右ポストにはじかれます。

 

リヨンが主導権を握ったかと思いきや・・・

 

17分、右サイドでニャブリが下がって受けようとしてターン。その動きに合わせてキミッヒがループパス。ニャブリはボールを受けた勢いでカットインして3人かわして左足の強烈なシュート。ゴール左上に突き刺します。

 

劣勢だったバイエルンがニャブリのゴラッソで先制。試合の流れもバイエルンに傾きます。

 

24分、ペリシッチのアーリークロスをDFがクリアしますがニャブリが拾ってシュート。ロペスがセーブします。

 

30分、バイエルンの速攻。中央のレヴァンドフスキが左中央のペリシッチとワン・ツー。ペリシッチのループパスをレヴァンドフスキがシュート。ワン・ツーの間に上手くシュートコースを狭めたロペスがセーブ。

 

32分、アラバのサイドチェンジはカットされるもニャブリが死角から奪い返してカットインし、左のペリシッチに展開。ペリシッチはDFとGKの間に鋭いクロス。マルシャルが触るもファーに抜け、レヴァンドフスキがつめますが当て損ね、ロペスがセーブ。しかし、ニャブリがこぼれ球に素早く反応してゴール右に流し込みます。

 

バイエルンが追加点を奪います。

 

前半は2-0でバイエルンがリードして折り返します。

 

後半

開始からバイエルンが優勢に試合を進めます。

 

50分、ペリシッチがDFラインの裏へ走り出し、その動きに合わせてデイビスがスルーパス。ペリシッチはロペスと1対1になりシュート。ロペスがファインセーブ。

 

55分、リヨンの左コーナー。中央でマルセロがゴレツカの上からヘディングシュート。ノイアーがキャッチします。

 

57分、ズーレのクリアをデンベレがブロックし、前方のオーアルにパス。オーアルはDFとGKの間を通すパス。ファーサイドに走り込んだトコ・エカンピがシュートも、パスの間に間合いをつめてシュートコースを消したノイアーがファインセーブ。

 

リヨンはデンベレを投入したあたりからズーレに狙いを絞り、縦パスを出させてカットしたり、プレスをかけて焦らせたりします。徐々にリヨンに流れが傾きだします。

 

74分、オーアルが左サイドからドリブルでサイドをえぐりマイナスクロス。チェルキがシュートも上手く当たらずゴールに至りません。

 

バイエルンの運動量が落ちてきましたが、コウチーニョを投入し、流れを取り戻します。

 

77分、ノイアーのスローからカウンター。左のコウチーニョがボールを受けてカットインからシュート。DFが触りゴール右へ外れます。

 

79分、バイエルンは左サイドのスローインからアーリークロス。ニアでゴレツカが触り、ファーサイドのコウチーニョがトラップからシュート。ゴールネットを揺らしましたがゴレツカが触った際にコウチーニョがオフサイドポジションにいたためオフサイドでノーゴール。

 

83分、左からデンベレがドリブルで仕掛けニアにいたチェルキにパス。チェルキは一瞬タメて上がってきたオーアルにパス。オーアルはトラップからすぐさまシュート。ノイアーがキャッチします。

 

87分、ペナルティエリアの右からバイエルンのフリーキック。レヴァンドフスキがマルセロに競り勝ちヘディングを叩き込みます。

 

バイエルンが勝利を確実にする3点目を奪います。

 

3-0でバイエルンが勝利しました。

 

気になったプレーヤー

リヨン

#25カクレ

まだ20歳と若く今後が楽しみだが、この試合ではバイエルンの選手に囲まれてボールキープを選択して、3人目に潰されるシーンが目についた。単純に捌くことも覚えたらもっとよくなりそうです。

 

#18チェルキ

まだ17歳のFW。もの応じせずプレーしていた。カクレ同様、今後の成長に期待したい。

 

バイエルン・ミュンヘン

#22ニャブリ

この試合のMVP。2得点ともに一見の価値あり。後半はばてましたが、攻守にわたり貢献した。

 

#1ノイアー

ポジショニングがとてもいいため、リヨンのチャンスがチャンスにならない。シュートを打つまでにシュートコースの大半を消されてしまうため、リヨンの攻撃陣もシュートが入る気はしなかったのではないかと思う。

 

#10コウチーニョ

途中出場でリヨンに傾きかけた流れを引き戻す。ただ、他のバイエルンの選手と比べて守備意識が明らかに低い。これでは、スタメン起用は難しい。

 

総括

リヨン

試合の入り方、ゲームプランは良かったが、ニャブリの1点でバイエルンの勢いに押されてしまった。負けはしたものの、若い選手も多くいるので今後が楽しみです。

 

バイエルン・ミュンヘン

攻守にわたりチーム全体がさぼらず動けるのが最大の強み。後半途中でばてたが、コウチーニョの投入で一息付けた。交代カードの使い方も含めてとてもいいチームに仕上がっている。決勝も楽しみです。

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