ダブル伊那球場(1) 県営球場

  • Mr.black
    2008年09月17日 11:21 visibility605

 

先日観戦した試合会場の長野県の伊那球場について。
場所はJR飯田線「伊那北」駅から徒歩10〜15分の伊那公園の中にあります。この伊那公園、春には桜の名所として有名らしいです。いろいろ調べると長野県の大きな市には基本的に県営と市営の二つの野球場が建てられているようです。この伊那球場も二つあるのですが、他所と違うのは同じ敷地内に隣り合って建てられていることです。


BCリーグの試合が行われたのは県営球場。そしてこの日は祝日で来場者が多いので市営球場を駐車場として開放していました。お陰様で県営だけでなく、市営球場の内部にも入ってじっくり見物が出来ました。


まず県営の方ですが、両翼90m、センター120m、収容14,000人です。内野は全て長イス席。ブルペン辺りから芝生席になっています。内野スタンドは低くてグランドが近く大変観やすかったです。ただしプロが行う試合ということもあるのでしょう、防球ネットが張られていました。これはおそらくは臨時の設営だと思われます。これがなければ遮るものがほとんどない非常に視界良好な野球場です。


更に外野ですが、驚いたことにコンクリートフェンスの上には何もありませんでした。言葉では分りにくいかもしれませんが、ようするにフェンスの一番上と外野席の最前列がツライチなのです。極端な話、外野席の最前列に座りながら足をフェンス越しににブラブラさせて観戦できるということです。(そんなことしたら怒られるでしょうが。)ただこの外野席、傾斜がかなりきついので中間部に座るのは大変です。余程踏ん張らないと滑り落ちてしまいます。最前列か最後列の平らな部分以外は座りにくいです。


スコアボードは得点表示だけが電光式でメンバー表などは手動式です。昔の宮城球場を連想しました。
更に面白かったのはここの立地条件です。球場のすぐ外が道路を挟んで山林になっていて、この山林の方が高いので3塁側からタダ観ができることです。事実何人かの人が斜面に座ってタダで観戦していました。古きよき時代の野球観戦風景ですね。日本の原風景のようでした。決して設備面で充実しているとは言いがたい野球場ですが、何だか時代をタイムスリップしたような雰囲気で苦労して訪れた甲斐がありました。
市営球場については別に書きます。



スコアボードはやや右中間寄りに設置されています。
センター正面はグリーンのバックスクリーンだけ。
手前の防球ネットはおそらくは仮設ではないかと思います。
(これがなければ大変視界良好なのですが。)



こんな風にブルペンが目の前にあり、しかもフェンスもネットも何もなし。(腰高くらいの柵があるだけ。)握手してもらえそうです。



ご覧のように外野席最前列とフェンスの上端がほぼツライチ。ネットも何もありません。視界は最高です。逆に気をつけないとグランドに落っこちます。(笑)



傾斜がむちゃくちゃきつい外野席。中間部には座りづらいです。
徳島のアグリあなんスタジアムもこんな感じでした。

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