マイナーな大学野球(阪神リーグ3部)
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Mr.black
2009年10月13日 16:54 visibility1553
日本の野球界を見渡すと、高校野球とプロ野球は人気があるのにその間にある大学野球と社会人野球はイマイチ人気が無いように思います。
大学野球は東京六大学のような認知度の高い一部のリーグを除き、どのリーグでもスタンドがガラガラであることが多いです。観客が多い場合でも学校関係者(生徒・応援団・OBなど)がほとんどに感じます。
社会人野球も試合に出場している企業の社員や関係者が圧倒的で一般の観客がはたしてどのくらいいるのかな?と思います。
社会人野球の歴史や背景についてはあいにく勉強不足なので書くことが出来ません。
なのでここでは大学野球について少し。
かつては高校野球に匹敵するくらい、あるいはそれ以上の人気だったとも云われている大学野球。
東京六大学の一番ピークの時には神宮球場がぎっしり満員になり、入場制限まで行われたとも云われています。また、大学野球のスター選手は現在のプロ野球のスター選手並の人気があったそうです。
映画「最後の早慶戦」でも、学徒動員を前に一旦帰省していた慶応の別当選手が、早慶戦が実現するということで急遽上京する時の汽車の中で乗客が「あっ、別当選手や!皆さん、ここに別当選手がおるで!」と叫び、車内が騒然となるシーンがあります。
人気の東京六大学でさらに一番人気の早稲田・慶応の選手はファンの憧れだったのですね。
当時、プロ野球は「職業野球」と言われていました。そして当時の日本人の気質としては「スポーツで飯を食う奴は外道」という考えだったようです。なのでプロ野球選手よりも大学野球選手の方が人気だったようです。
これが劇的に変化したのは長島選手のプロ野球入団だったと云われています。その後の天覧試合でプロ野球人気がほぼ確立し、なので長島茂雄イコール「ミスタープロ野球」になったわけですね。
話が少しそれましたが、自分は時々ですが大学野球も観戦します。かつて日生球場で大学のリーグ戦があった時には自宅から行きやすかったのでよく行っていました。
日生が閉鎖されてから以降は大学野球がやや遠ざかりましたが、それでも可能な限りは行こうと思っています。
今回萩谷球場で観戦したのは「阪神リーグ」でした。
関西での人気で言うと一番は「関西学生リーグ」、次いで「関西六大学リーグ」です。
ところがそれ以外の「近畿リーグ」、「阪神リーグ」、「京滋リーグ」は本当に人気がありません。
今回のは更に阪神リーグ内でも下部の3部リーグでしたので観客は30〜40人くらいでした。(それと犬二匹。大汗)
近畿・阪神にはそれぞれ1部リーグから3部リーグまで、そして京滋には2部リーグまで段階があります。
3部リーグなので野球のレベルはかなり落ちます。それでも自分は好きなんですね。アクセスの悪い山の中で人気の無い大学下部リーグの野球を観戦する・・・・我ながら物好きだとは思うのですが、でも野球に違いはありませんからね。
(※)後年、阪神リーグは2部と3部を統合再編して「2部東」と「2部西」の地区割りにしました。
第一試合は「関西福祉大学」(手前)VS「大阪経済法科大学」(奥)。
経法大の逆転勝ちでした。
ブルーの帽子とシャツが鮮やかだった大阪経済法科大学。
ユニフォームは白っぽく写っていますが、実際にはアイボリーです。
(それもクリーム色に近い濃い目のアイボリーでした。)
こちらは関西福祉大学。
これはホームランを放って大はしゃぎで帰って来ているところ。その喜ぶ姿は子供のようでした。こういうのが自分は好きなのかもしれません。
写真では分りにくいのですが、ユニフォームは黒の縦じまでした。
11−6で大阪経法大の逆転勝ち。(スコアの合計は10点ですが、足し算すると11点です。)
スコアの右端をよく見ると関西福祉大のところには「E」が7つも。
これが敗因でした。レベルはこんな感じですが・・・・。
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