兵庫県春季大会

  • Mr.black
    2009年04月07日 12:10 visibility403


昨日兵庫県姫路市へ小遠征し、高校野球兵庫県春季大会を観戦してきました。
大阪などの場合、春季大会は土日にしか行われないので他県もそうであろうと思っていましたが、マイヤキューの「ようよう」さんが「4月6日月曜日に試合がある」と教えてくださったので急遽行ったしだいです。(ありがとうございました。)


場所は市立姫路球場。兵庫県は面積が広いので地域ごとにブロック分けして大会を行うようで、この日は東姫路ブロック決勝と西姫路ブロック決勝の二試合が開催されました。


まず第一試合は東姫路ブロック決勝、「姫路工業ー飾磨高校」戦でした。自分は少し遅れて行ったので既に試合は始まっていました。序盤は点の取り合いでシーソーゲーム。そして8回裏、姫工が3点を奪ってようやく試合を決めました。結果は7−2。これで姫路工業は東姫路ブロック優勝。兵庫県の大会システムはよく知らないのですが、ブロック優勝すると夏のシード権が与えられるようです。姫路工業は何度か甲子園に出場したことがあり、メンバーさんの中にもご存知の方がいらっしゃると思います。


ただ、この日は少々エラーが目立ちました。そして無駄な失点を与えたりもしていました。見た限り投手にそれほど力は無いように感じましたので、守りを固めて失点を防がないと勝ち上がるのは難しいように思いました。打力はある程度強かったので打ち勝つパターンのチームなのかもしれません。

そして第二試合、西姫路ブロック決勝戦。カードは「東洋大姫路ー姫路南」戦でした。東洋は昨年近畿大会に進みましたが、同じく近畿大会を勝ち上がった報徳学園との直接対決(県大会)に敗れた点が響いたのかセンバツには選ばれませんでした。そういうわけで「この夏にかける気持ちは相当強いだろう。どの程度のチームなのか?」という関心がありました。


試合は東洋が幸先良く序盤で4点を奪い主導権を握りました。このあたりの試合運びの巧さはさすがに東洋、と思わせるものでした。

ところがこの日は背番号18番の控え投手が先発。この投手、球威はありましたがとにかく制球が不安定で再三四死球を与えてピンチの連続。東洋はこの再三のピンチをバックの固い守りで凌いでいました。このあたりもさすがと思わせるものでしたが、一方で守備の負担で集中力が切れたのか後半の攻撃に精彩を欠き、得点できませんでした。これで流れは徐々に姫路南に傾き、4−3まで迫られました。


最終回も同点のピンチを招き、ここでようやく東洋はエースを投入。かろうじて逃げ切りました。制球が不安定な控え投手を最後まで引っ張ったのは過酷な夏の連戦を考えてのことだったのかもしれません。投手は全員で4人くらいいる感じでしたが、結局はギリギリまで交代させませんでした。
打力と守備、試合運びはいずれもさすがに東洋と思わせるものでしたが、投手力はこの日一回では判断が付きませんでした。夏にどのようなチームに仕上がっているのか楽しみでもあります。

今回はマイヤキューさんの情報のお陰で思いもかけず観戦できてありがたかったです。

SNSならではですね。

 

 

 守備を終えてベンチに帰る姫路工業。

 


対する飾磨高校。投手は左サイドスローのやや変則投法でした。
(スコアボードに選手名の表示が出なかったので名前が全然分りませんでした。場内アナウンスも一切無し。)

 

 

東洋大姫路の先発投手。18番。球威はありましたが、とにかく制球が不安定で毎回のように四死球を出して危なっかしかったです。

 

 

あと一歩まで東洋を追い詰めた姫路南。夏にはどこまで進めるか?

ちなみにこの学校、昭和33年の夏の第40回大会には兵庫県代表になっているそうです。

なかなかしぶといチームでしたが納得しました。

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