大学野球フォトギャラリー その6

  • Mr.black
    2018年11月01日 10:32 visibility16030

ご無沙汰しております。5ヶ月ほどブログを休止しておりました。

この間、何もしていなかったわけではなく相変わらず各地を行脚。今年は大学野球のリーグ新規開拓をメインに活動していました。

その写真が結構集まったので以前シリーズ化していた大学野球フォトギャラリーの続きを書きたくなって一冊限定で復活させていただきました。

いろいろ詰め込み過ぎてかなり長いのでサラリと見ていただければ幸いです。(苦笑)

なお、自身の忘備録でもあるので記述は少々素っ気ないですが何卒ご容赦ください。

 

 

<東海地区・静岡県リーグ>

 

東海圏のリーグ構成は加盟大学数が多い愛知県だけが単独でリーグを運営(旧:5部制。現在は再編されて3部制)。

残る静岡県・岐阜県・三重県はそれぞれ県リーグ(下部は無し)を運営し、3県で東海地区連盟1団体を構成するという形式。

なので6月に行われる全日本大学野球選手権には3県の中から1校だけしか出られない。

静岡県リーグには観戦時点(2018年5月時点)で8校が加盟していた。

 

 

↑ 常葉大学草薙キャンパス

珍しいグリーンの縦じまユニ。

 

 

↑ 常葉大学浜松キャンパス

以前は「浜松大学」。こちらはエンジの縦じまユニ。(ストライプが細く、色が薄いので写っていない。)

同じリーグに一つの大学の複数チームが加盟しているのは珍しい。 

 

 

↑ 聖隷クリストファー大

観戦前年(2017年)春に加盟したばかりの新顔チーム。なのでまだ力不足感はあったが、系列の高校が強豪なので将来的に強化されるかもしれない。

 

 

↑ 日大国際関係学部

このリーグ随一の強豪。ピンクのグラデーションというこれまで見たことの無い強烈なインパクトのユニ。

余談だがこの年の秋、女子野球ジャパンカップに日大国際が初出場した。男女揃って強化されているのだろう。デザインは異なるが、女子もピンク基調のユニだった。

 

 

↑ 東海大海洋学部

日大国際と毎年しのぎを削る強豪。東海大も日大も他地区のリーグに加盟チームがある。

写真は4番の森山選手。観戦時2本のHRを放ち、スタンドを沸かせた。

 

 

↑ 静岡産大

観戦時センターの大盛選手が素晴らしい守備を連発し、「すごくいい選手だな」と思っていたらこの年の育成ドラフトでカープから1位指名を受けた。

こんな地方リーグの知名度の低い選手をしっかりチェックしているカープスカウトの活動ぶりに改めて感嘆した。(ドラフト中継時、スポーツライターの面々も知らない選手だった。)

 

 

↑ 静岡大

このリーグ唯一の国立大。

胸番号がオレンジなのは静岡名産のミカンをイメージしているのかもしれない。

 

 

↑ 静岡理工科大

下位に沈むことが多いようだが、試合中屈託のない笑顔が多く見受けられた。

学生のスポーツは勝利を目指すだけではなく、その競技を楽しむ心が必要と改めて感じさせてくれた。

 

 

<東海地区・岐阜県リーグ>

 

既述の通り東海地区内の県リーグの一つ。

岐阜には6校が加盟している。

 

 

↑ 岐阜聖徳(しょうとく)学園大

旧:岐阜教育大。

 

このリーグは多少戦国リーグ気味。年度によって優勝校が割合変わる様子。

聖徳学園大は軟式も強い?

 

 

↑ 岐阜経大

前年には全日本大学野球選手権に出ていたが、この年は低迷していた。

なお、2019年4月より「岐阜協立大学」に校名が変わっており、ユニのデザインも変更されている様子。

 

 

↑ 中部学院大

写真は明治神宮大会出場時の物(再掲載)。

このリーグ屈指の強豪。

 

これで岐阜県リーグ加盟6校の内、非観戦は岐阜大・中京学院大・朝日大の3校。出来ればいつか観戦したい。

 

 

<東海地区・三重県リーグ>

 

このリーグにはかつて「三重中京大」が加盟しており、同大学が圧倒的な王者であったが、2013年に廃校により脱退。以降は四日市大・三重大・皇学館大による三つ巴状態で四日市大が頭一つリードしている状況。

観戦時(2018年秋)は加盟校が5校という奇数運営だった為、「近畿大学工業高専」だけ見ることが出来なかった。

 

 

↑ 四日市大

大学野球では珍しいシンプルデザイン。胸マークは「YOKKAICHI」。

 

 

↑ 鈴鹿大

こちらは社会人野球っぽいデザイン。胸マーク「SUZUKA」のところだけ縦じまが無いのは面白い。

 

 

↑ 皇学館大(読みは「こうがっかん」)

4色も使ってある珍しいユニ。紫と赤でかなり派手。

 

 

↑ 三重大

このリーグ唯一の国立大。

胸マークの旧表記「Miye」が目を引く。そのまま読めば「みいぇ」。

 

関西学院の「KWANSEI」と同じくあえて旧表記を残していると思われる。

出来ればこの表記はずっと踏襲して欲しい。

関学が旧表記を残しているのに同じ名門の関大が「KWANSAI」表記を止めたのが今でも残念と思っている。(現在は「KANSAI」)

 

 

<千葉県リーグ>

 

千葉はリーグ加盟大学数が多いので1県で1団体を構成。

観戦時は3部制で1部に6校、2部に6校、3部には8校が加盟していた。

以下は全て2部リーグ。

 

 

↑ 千葉工大

かつては1部で強豪だった様子。この大学所有の茜浜球場(新習志野にあり)は2部のリーグ戦でよく利用されている。

 

 

↑ 帝京平成大

帝京大の系列校。医療系の学部がメイン?

この帝平大と千葉工大の試合はタイブレークになり、帝平大が表に3点取ったが、その裏千葉工大が4点取って逆転サヨナラという劇的な終わり方だった。

 

タイブレークは延長10回からすぐに始まった。無死1・2塁からスタートという手法。

今のところタイブレークは始まるイニングもスタート時の状況設定も各組織でマチマチであるが、国際試合も含めて統一した方がいいと思う。

 

 

↑ 淑徳大

近年はこのようにストライプの間隔が広いデザインが目につくようになった。

そしてピンストライプだけでなく2本や3本のストライプも増えてきたように思う。

 

 

↑ 千葉経大

高校も紫基調ユニなのでスクールカラー?

 

 

↑ 千葉大

国立大なので現在は戦力不足だが、かつてはリーグの盟主的な存在だったらしい。

ドジャースモデルのユニは大学野球でよく目にする。(←ドジャースのユニにラインは無いが。)

 

 

↑ 千葉商大

高校が甲子園に出た時、ほぼ同じデザインだった記憶がある。

 

今回は一度で2部の6校全て見られた。出来れば1部や3部も観戦したいもの。 

 

 

<首都リーグ>

 

このリーグは東海大が中心となって設立されたということ。そういうこともあって1部リーグでは過去東海大が圧倒的な優勝回数を誇る。対抗馬は日体大くらいか?

 

リーグは2部制。観戦時は1部6校、2部9校で構成されていた。

(1部と2部の加盟校数の変遷があったらしい。)

 

2部は総当たり勝率制であるが、対戦方式はやや変則。1季のリーグ戦で1試合しか対戦しない相手と2試合対戦する相手があり、この割り当てがどのように行われているのかは不明。

 

以下は全て2部リーグ。

 

 

↑ 明星大

エンジユニが印象的。観戦したのはリーグ最終戦で、勝った明星が2部優勝を決めた。

入替戦では武蔵大に1勝2敗で惜しくも昇格はならず。

 

 

↑ 東京経大

左右非対称デザインで日ハムのユニに似せてある。

この年の春には優勝したが、秋は最終戦で明星に敗れて3位になった。

 

 

↑ 足利大

首都リーグは神奈川や東京の大学を中心に構成されていたが、途中から門戸を広げて北関東の大学も加盟させるようになった。

肩と脇のラインが独特。

 

 

↑ 獨協大

縦じまは無いが、以前の阪神のユニに似たデザイン。

ただ、個人的にはこのデザインは首と胴とが切り離されているように見えてあまり好きではない。

 

ところでこのリーグは胸マークに「UNIVERSITY」と入っているチームが目についた。2部在籍の9校中4校がそう。(※)

「大学」の英語表記を胸に入れる場合は「UNIV.」と略するチームが通常多いのだが。

 

(※)明星大、足利大、獨協大、明治学院大の4校。

 

 

<追記>

ところで最初にこのブログを書いた後、思いがけず遠征出来る機会があり、急遽横浜スタジアムに出没。

観戦したのは明治神宮大会関東地区代表決定戦。(1回戦2試合を観戦)

この大会は千葉・関甲新・東京新・首都・神奈川の5リーグから各1位校と2位校の合計10校が出場。

決勝に進んだ2校が明治神宮大会に出られるという方式。

 

なお、東京六大学と東都はこの大会免除で各優勝校がそのまま出られる。個人的な考えではあるが、昨今はこの2リーグ以外のレベルが上がっているので優遇措置は撤廃した方がいいと思う。

 

以下に写真を追加。

 

 

↑ 東京情報大(千葉県リーグ2位)

あまり馴染みの無い大学。千葉市にあるが「東京」という校名。

調べると東京農大と同じ法人が運営しているとのこと。

ハマスタは日中太陽光が野手の正面に来てフライが見づらい。写真の選手もそれを意識している様子だった。

 

 

↑ 白鷗大(関甲新リーグ2位)

この関甲新と東京新の2リーグのレベルは年々上がってきていると感じる。

 

 

↑ 手前:創価大(東京新リーグ2位)

結果を述べると創価はこの後優勝して神宮出場を決めた。

(もう1校は首都リーグ2位の筑波大)

 

 

↑ 桐蔭横浜大(神奈川県リーグ2位)

ストッキング以外は桐蔭学園とほぼ同じデザイン。(桐蔭学園は白の2本ラインあり。)

創価に延長10回タイブレークで敗れたのだが、勝てる試合をみすみす落としてしまったというのが正直な感想。悔いの残る敗戦だった。

 

この大会は決勝以外は延長10回から即タイブレーク適用。

無死1・2塁からスタートで打順は前の回終了時からの継続打順。

 

 

 

↑ ハマスタは現在バックネット裏とライト後方にスタンド増設中。球場マニアにとってはこの様子を見られて良かった。

これは東京五輪に向けてのスタンド増設で、ゆくゆくレフト側も増設される予定。

 

 

↑ レフト側はまだ囲いがある程度。ライト側が出来上がったらこちら側の工事が本格化するのだろう。 

 

ところでハマスタのすり鉢状スタンドやスコアボードの前寄り位置などは公園の建ぺい率の制約がかかってああなっていたはずだけど?

この増設工事は五輪の為の特別な規制緩和?

 

 

大学野球はかつては東京六大学や東都などが圧倒的に強かったのだが、近年地方リーグの大学が強くなってきており、それらの出身者がNPBで活躍するケースも増えている。

地方リーグ開拓はそれをチェックしたい気持ちがあるから。

そして1部だけでなくなるべく下部も見たいもの。

 

<観戦済リーグ>:17リーグ

札幌・千葉・東京新・東京六大学・東都・首都・愛知・東海(静岡・岐阜・三重)・北陸・関西学生・関西六大学・近畿・阪神・京滋・広島六大学・中国地区・四国

 

<非観戦リーグ>:10リーグ

北海道・北東北・仙台六大学・南東北・関甲新・神奈川・九州六大学・福岡六大学・九州北部・九州南部

 

(※)観戦はリーグ戦・入替戦が対象。

 

 

長い間ブログを書いていませんでしたが、今回一冊限定で復活させていただきました。

日頃のご無沙汰をお詫びいたします。

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