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近鉄魂とは・・・

 

先日、書店で上記写真の本を購入しました。

 

著者:元永知宏(以下、全て敬称略)

出版:集英社

価格:1,700円(税別)

頁数:303ページ

 

これは消滅した近鉄Buに関する本ですが、特徴としては各章を野球の9イニング(表と裏があるので総合計18章)に見立ててあることです。

 

そして表の章では西本幸雄監督就任以降の球団史の1ページ(ある時期の出来事)を、裏の章では元近鉄の選手・球団代表・ファン各人の持つ「近鉄魂」に関するインタビュー記事を書いてあります。

表の章は近鉄ファンや野球の歴史を知っている者からすればそれほど目新しい部分はありませんが、裏の章でのインタビューはなかなか面白かったです。その面々は以下の通り。

 

1回裏:梨田昌孝

2回裏:栗橋茂

3回裏:金村義明

4回裏:ラルフ・ブライアント

5回裏:水口栄二

6回裏:浅川悟(近鉄ファン・野球居酒屋「B-CRAZY」店主)

7回裏:岩隈久志

8回裏:足高圭亮(近鉄最後の球団代表)

9回裏:礒部公一

 

この6回裏に「近鉄難民」という言葉が出てきますが、私もその一人でして。(苦笑)

 

そして私の持つ「近鉄魂」とは「不器用だけど貫く意志」です。

 

私が応援し始めた頃の近鉄はあまりの弱さに関西でも人気がなく、「近鉄ファン」と公言しようものならば思い切りバカにされる始末でした。それでもファンをやめず、球団消滅後に他球団に乗り換えることもせず「根無し草の近鉄難民」になったままです。

自分の不器用さと近鉄の泥臭さ、これがマッチしているのでしょう。未だに「あんなに魅力のあった球団を自分は他に知らない」状態です。

 

NPBの他球団に乗り換えない(乗り換えられない)私が代わりに現在応援しているのは独立リーグや女子プロ野球など世間の人気や認知度の低い世界です。

 

どちらも時には世間の一部から酷評されることがあります。

でも私は「愚直に野球を続ける選手達にエールを送りたい」「野球は男だけのものではない」「かつて近鉄を応援してアホ扱いされた時と同じく、自分にとっては人気の高い低いなんて関係ない」と思っています。

 

ところで少し話はそれますが、最近セ・リーグの某監督から「セもDH制を導入すべき」という発言があり、少々物議を醸しましたね。

執筆・出版のタイミングが先なので、それに対して本書で直接的な記述は勿論ありません。

しかしこの本やその他のパ・リーグの歴史に関する書物をあれこれ読むと、「昨今のセパの力関係の差は単にDH制だけの問題ではない。パ・リーグの各球団が存亡をかけて長年多大な努力を払ってきた成果が今出ているからだ。そして選手の育成からチームの強化までの道のりは決して一朝一夕なものではない。そこをはき違えている」ことがよくわかります。

これは私自身が長年パ・リーグの野球を観戦し、各球団を観察してきた経験からも言えることです。

 

最後に

「決して強がりではなく近鉄ファンで良かった。この気持ちは死ぬまで消えない」

これが私の近鉄魂。

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