センターラインの重要性を考えてみる

なにせLaBOLAに投稿するのが3年ぶりなので、もしかすると内容が重複するものがあるかもしれませんが、

「自分の考えを広く皆さんに伝えたい」というよりも、「自分の頭の中にあるものを世に出して、客観的に整理したい」という方針でブログを執筆しようと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

 

さて、本題に入りましょう。

センターラインというのは非常に重要だ、というのはよく聞くと思うのですが、

 

「なんでセンターラインが重要やねん」

 

そういうツッコミを入れたくなります。

自分なりに(誰かの受け売りも無意識のうちにあるのかもしれませんが)、考えていこうと思います。

 

ここで、現在は東京海上日動火災保険となった日動火災のCMを観てみましょう(は???)

こちらは日動火災のBACK UPという保険商品のCMなのですが、1988年~1989年という年代なので私が見ていたCMとは異なるとは思うのですが、まさにこれこそ、センターラインの重要性を端的に物語る素晴らしい映像なのではないかと思います。私が見ていた時のものはショートだけでしたね。グラウンドも西武球場じゃなかったと思います。ただ、最後の三遊間の当たりをサードが横っ飛びで抜かれ、ショートがバックアップして一塁転送して「日動火災」というのは一緒でしたが(じゃあこのCMでいいのかも?)

 

 

ショートを例に考えてみると、ショートというとどういう人材が適任なのか、と考えたときに、

「俊足(守備範囲の広さ)」「強肩」

この2つは思いつくと思います。また、この2つの要素を考えると、センターもまた、同様の要素が満たされる人材だとよいかもしれない、と思うと思います。

 

ではなぜ「俊足」「強肩」が求められるのでしょうか。

このCMのショートの動きを考えると、基本的に打球処理をサードに任せ、送球箇所の指示を出したり、サードが取れない打球をショートが処理をする、となっています。

つまり、基本的に三遊間でのショートの打球処理は、サードに比べて必ずワンテンポ遅いのです。

そうなると、サードが捕れないボールを処理するための守備範囲の広さ、そして、ワンテンポ遅い分を取り返す送球の強さ(早さ&速さ)。それが必要となってくるので、「俊足」「強肩」という要素が必要になってくるのでしょう。

 

センターもしかりで、左中間・右中間の当たりをレフトやライトに任せ、センターは万が一ミスをした場合のバックアップに回り、かつ、次のプレーの指示を行い、打球処理をする場合には、ショート同様、ワンテンポ遅い分を取り返す送球の強さを求められるでしょう。

 

そこから考えていくと、センターラインというのを評価するのは、「野手の間にとんだ打球に対してのリアクション」ではないかと思うのです。サードと一緒に三遊間の打球を追ってしまうショートよりは、サードに任せてサードが捕れない場合を想定した動きをするショートのほうが、より「ミスをした時の傷が浅い」と思うのです。

つまり、「ミスをした時の傷を広げない」という「ほかの野手の尻拭い」がセンターラインに求められるものなのではないかと思うのです。

 

また、センターラインの選手が「間の打球はバックアップ」というのを予め頭に入れておけば、間の打球を追って野手同士の衝突も防げますし、センターライン以外の選手が思い切りの良いプレーができ、守備範囲が広がると思うのです。

 

二遊間とセンターの間に落ちる打球はどうするの?

これはセンターのほうが優先順位は高いでしょうね。二遊間は背走からの捕球態勢にはいらないといけないので、それよりはセンターが追いかけるほうが良いかもしれません(セカンドやショートが落下点に入れるのならそちらのほうが良いですけれど)。

 

自分なりの現時点での結論としては、

「センターラインが間の打球は他の野手のバックアップ(送球指示も含む)に回れれば、他の野手は打球処理だけを考えればいいから必然的に守備範囲が広がるから、センターラインは重要」

ということになりました。

 

これから先、ほかの知見を入れて、考え方が変わるかもしれませんが、とりあえず、今のところこのような考えにしていこうと思っております。

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