申告敬遠と暴投とタイブレークに物申す

申告敬遠で進塁した走者は現状では他の四死球と同様の扱いとされるので、条件が満たされればその走者が生還したときに投手の自責点となってしまいます。

 

また、暴投とされるバッテリーエラーに関しては暴投により生還したランナーは自責点がつかないのです。

 

一方では「自分の力ではどうにもならない走者だったのにそれが自責点になる」が、他方では「自分の責任になり得る暴投をしでかしたのに自責点にならない」というのにはどうも納得がいかないのです。

 

じゃあピッチャーが打球処理を誤った(ファンブルや悪送球など)でピッチャーにエラーがつく選手の生還は自責点にするのか、というと、その特殊な条件はスコアを付ける際に非常に混乱を招いてしまう恐れがあります(ただ個人的にはそうした方が良いのですが)。

 

凄く極端な例を挙げるとするならば、

ベンチが奇策したがって1死走者無しからの3者連続申告敬遠して9番ピッチャーでゲッツーを取ろうとしたらボテボテのあたりがちょうど前進守備の間を抜けて2者生還でピッチャーに自責点2です

 

納得できますかね?

 

ピッチャーが先頭バッターをピッチャーゴロにしたのに悪送球したら、次もその次もピッチャーゴロの処理を誤って全部ピッチャーのエラーがついたとして、それで四死球連発で10点取られたとする(あり得ねー)。

3回目のピッチャーゴロエラーで本来は3アウトを取れていたし、それ以前の生還した走者は全部ピッチャーゴロエラーの走者なので10失点でも自責点は0です

 

納得できますかね?

 

またイニング先頭から3者連続四死球出した後に3球連続ワイルドピッチをして3点取られても自責点は0です

 

納得できますかね?

 

個人的に申告敬遠は経験無いですが、自分がエラーして出した走者や自分の暴投で生還した走者が自責点にならないっていうのは「自分に有利になる」けれど腑に落ちない定義だな、とプレーしています。

 

そういった意味で

・申告敬遠は自責点0にしろ

・ピッチャーのエラーはヒットの走者と同じ自責点の扱いにした方がいい

・ワイルドピッチの生還の走者は自責点にしろ

 

ですかね。

ワイルドピッチの定義も、現在はワンバンしてバッテリーエラーは基本的にすべてワイルドピッチになりますが、ベース板の範囲内でのワンバンはパスボールと定義しても良いのでは?と思います。

 

そこで次に「タイブレーク」の仕方について。

継続打順で進めるとしたら、前のイニングで終えた打者・その前の打者(いずれも投手を除く)が塁に出るという形にしますが、それでは試合に連続性を感じないな、と思います。

それならば、

イニングの先頭打者と次の打者を申告敬遠

という形にすれば、タイブレーク前とタイブレーク後で試合の連続性が担保されると思います。

 

また、タイブレーク制で「走者無しからの守備」を選択できるようにしても良いかと。

その場合に、先頭打者と次の打者を申告敬遠で出塁させた上でその走者をボールデッドで生還させる、つまり「無死走者一二塁で0点からスタート」か「無死走者無しで2点からスタート」を選択することができる、というものです。

 

例えば、走者にピッチャーを含んでしまうなら、そのまま2点を取るということもできる、という作戦も出来ますし。

 

ただ、そうなると、表の攻撃で1点しか取れなかった場合は自動的に表のチームの負けが決まりますね。裏の攻撃で2点からスタートを選択すればよいですから。

それは公平性が担保されるかどうかという問題になりますね。

 

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