名門校探訪「連載第24回 和歌山 桐蔭高校」
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篠山鳳明
2019年02月11日 08:01 visibility1531
おはようございます。
三連休の最終日です。
ここ常陸の国水府地区は寒い朝ですが雪はまだ降っておりません。
さて先週購入したホームラン3月号では毎回開催されている名門連載校探訪シリーズは今回は紀州の名門「桐蔭高校」です。
第一回大会から14年連続出場している名門中の名門、旧和歌山中学の流れをくむこの輝かしい歴史について語られている。
「鳳凰は桐の木の陰で育つ」(鳳凰が立派に羽ばたくように養い育てる場所)が桐蔭だという説がある。
私は和歌山中学と言えば古くは小川正太郎を思い出す。
雑誌でしかの情報しかないが
小川正太郎は選抜大会初の連続優勝など当時中学球界随一の強豪であった和歌山県立和歌山中学校在学中の5年間で8度甲子園の全国大会に出場した。快速球と「2階から落ちるような」と喩えられたカーブを武器に1926年(大正15年)夏第12回全国中等学校優勝野球大会の準決勝で8連続奪三振を記録。正太郎が達成した この記録は桐光学園・松井裕樹が更新するまで86年間破られなかったということである。
その後早稲田大学に進学し早慶戦での宮武三郎との投げ合いは当時六大学全盛期の為野球ファンの熱狂を浴びた。
桐蔭と言えば神奈川の桐蔭学園そして現在高校野球の頂点に君臨する大阪桐蔭とあるがやはり本家本元の桐蔭は和歌山の桐蔭高校である。
2015年21世紀枠で出場したときに伊藤監督が大阪桐蔭の西谷監督に「これはこれはご本家の監督ですね?」と言われたらしい。
県内には近年では智辯和歌山また少し前では箕島高校と野球での強豪校のひしめく紀州の地で奮闘してるがなかなか、もう一皮突破できていない。
大正、昭和初期に夏連覇、春連覇そして夏準優勝二回と輝かしい栄華を誇る。
昭和23年の第30回選手権大会決勝ではあの福嶋一雄投手がいる小倉高校に0対1で敗れ小倉高校に連覇を許した
また、昭和36年の第43回選手権大会決勝ではあの怪童尾崎の前に惜しくも0対1で惜敗している。
左袖口に今でも和歌山中学の流れをくむ「W」の文字。
復活してほしい古豪中の古豪の一つである。
おわり
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