「最強チーム」って？

皆さん、先日の犬飼発言には、かなりお怒りのようですが、
私も、ひとこともふたことも、言ってやりたいです。

そもそも、「最強チーム」とは？

私は、どの試合でどの選手を起用するかということは
まったく、そのチームの戦術戦略に基づくものであって
協会から指示されるものではないと思っています。

それに、「最強」とは、決してビッグネームの選手をそろえることではないはずです。
コンディションのよしあしもあるし、選手同士の相性もあるかもしれない。
前の試合のメンバーが、そのまま次の試合のベストメンバーとは限らない。
いろんなことを総合的に、1番チームを身近で見ている現場スタッフが
判断するものだと思います。

選手のコンディションも把握できていないであろう
部外者であるサッカー協会が、「最強」を決定できるの？

「ファンを裏切る」という理屈で批判されてるけど
サポーターは、どんなメンバーであってもチームを応援すると思うし、
それに、いわゆる主力を温存することで出場機会を得るような
ふだん試合にはなかなか出られない選手を
見たいと思うファンもいるんじゃないかと思うし。

どんなメンバーを使おうとも、
外部から批判される筋合いのことではないと思います。
クラブが、自らの責任で判断して、メンバーを選べば、それでいいのです。

以前、川崎が協会からチャーター機を出してもらってACLに遠征した直後、
リーグ戦で“多少”選手を入れ替えた時も、
確か、この犬飼さんが
「こんなことなら、チャーター機を出したのは無駄だった」
みたいな発言をしましたよね。

なんと器の小さいことか！！

この時、惜しくも準々決勝で敗れた川崎は、
自分たちで収集した相手チームのデータを、
次にそのチームと対戦する浦和に、無償で提供したそうです。

日本のクラブがACLで優勝することが、
日本のサッカー界のためになることだから、と。

協会よりも、一クラブの方がよほど、
広い視野で日本のサッカー界全体のことを考えてくれています。