かつて高校硬式の京都大会会場だった? (宇治黄檗球場)
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Mr.black
2016年02月16日 13:01 visibility7264
ちょっとバタバタしておりまして数日ぶりの日記です。
先日ふらりと京都府南部へ。目的地は宇治市でした。
京阪電車の宇治線「黄檗(おうばく)駅」で下車。
東へ10数分歩いた場所に「黄檗公園」があります。
(なお、JRの黄檗駅が京阪の東側に近接していますのでJR利用でも行けます。)
ここに「宇治黄檗球場」があります。
この球場、かつては高校野球(硬式)の京都大会で利用されていたということです。
ただ、私は他府県民なのでどの程度使われていたのかがいまひとつ把握出来ていません。
非常におぼろげな記憶ですが、私の学生時代から20歳代の頃に春と秋の京都大会で利用されていたと思います。
問題は夏の大会で利用があったかどうか。これが極めて自信ありません。
京都大会のメイン会場は通常は西京極球場(現:わかさスタジアム京都)。しかしかつて大規模改修で使用出来なかった時期があり、その際に宇治の「太陽が丘球場」が代替えでメイン会場として使用されていました。
ここまでははっきり覚えています。しかしこの時期にサブ会場として「黄檗球場」も利用されていたような気がするのですが、それに関しては何しろ30年くらい前のことなので確信が持てないのです。
この長年のモヤモヤした気分を少しでも解消したいと思い、今回黄檗球場を訪れた次第です。
これが宇治黄檗球場。
内野クレー、外野天然芝。冬場なので芝生は茶色に枯れています。
グランドは狭く、両翼92m、センター110m、だそうです。「だそう」というのはフェンスに距離表示が無かったからです。その為公園のHPで調べました。
<追記>
その後、古い映像で見るとセンターの表示は110mでしたが、両翼の表示は90mになっていました。
スタンドも極めて小さいものでした。
バックネット裏正面は立ち見スペースがあるだけ。
1・3塁のベンチ周辺まではコンクリートの階段席。
ベンチを過ぎた辺りからは芝生席。実質土手レベルです。
外野はレフト側にだけ芝生席があります。HPによると収容数は僅か800人とのこと。
写っていませんが、写真のすぐ左側は公園の散歩道になっています。つまり球場内への出入りが簡単に出来るということ。
収容数・設備・自由に出入り出来る(タダ見し放題の)構造。これらを見ると「はたして本当にここで夏の大会が開催されたのか?」、と極めて疑問に思われます。
春や秋ならばともかく、夏の大会ですからね。
もしご存じの方がいらっしゃれば教えていただきたいと思っています。
スコアボードは右中間寄り。パネル式です。
グリーンの塗装がかなり剥げ落ちていました。(汗)
ただ、審判名の表示が面白いですね。かつての広島市民球場のスコアボード(パネル時代)に似ています。
そして昔の西京極球場のパネル式時代のスコアボードもこんな形をしていました。右中間寄りにスコアボードがあることも西京極と同じで、もしかしたら京都で定番のスタイルだったのかもしれません。
外野や内野のスタンド周辺にあったこれらの木は桜でしょうか?
もしそうならば春先は桜の花に囲まれた華やかな球場になるでしょうね。
現地を見た限りでは「夏の大会は開催されなかったのでは?」と思いました。
でもどちらであっても立地条件などから考えると京都府内の貴重な野球場であることに間違いないでしょう。
長い間行きそびれていた黄檗球場。どことなく肩の荷が下りた感じになりました。
現在、京都の高校硬式野球の大会会場として利用されているのは西京極(わかさ)・太陽が丘・宮津・福知山・東舞鶴・峰山で、黄檗の利用は無いようです。
野球場にも栄枯盛衰があるということですね。
<追記>
その後、あるメンバーさんからの情報で黄檗球場が夏の大会のサブ会場として使用されていたことが判明しました。御礼申し上げます。(YouTubeの画像による。)
その映像の実況によると当時は太陽が丘・黄檗・福知山・宮津の4会場で夏の大会が実施されていたようです。
なお、映像と現状を比較すると球場の様子はあまり変わっていないようでした。
ところでこの周辺にはかつて陸軍の火薬庫・土塁・トンネルがあったということです。
広い敷地は軍の施設として利用されるので、野球場と軍事施設とは結構縁があるケースが多いです。
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- 事務局に通報しました。
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