お城と野球場(川之江)
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Mr.black
2014年06月18日 13:24 visibility1218
私が行ったことがある関西の硬式野球場でお城が隣接しているのは彦根と明石の2か所です。(大阪城の横にも野球場がありますが、そこは軟式用なので除外。)
彦根はスタンドから天守閣がはっきり見えます。なので逆に天守閣に上ると球場の全景がすっきり見えるのではないか?と思っています。
一方、明石は彦根よりも球場とお城の距離が近いのですが、残念ながら明石城には天守閣が無く、隅櫓のみです。隅櫓が一般公開されていなければ球場を見ることが出来ないかもしれません。
「お城から野球場が見えるのかどうか?」以前から気にはなっていましたが、どちらも実際に試していないので今のところよく分かりません。
そういうこともあり、今回の遠征先川之江で球場とお城が多少離れているもののお互いに見える距離に思えたので試してみました。
日記の順番は逆で、実際には駅からまず川之江城に行きました。
川之江駅からお城までは直線距離では15~20分程度ですが、何しろ山城なので道はうねうねと迂回しています。
「試合観戦前に無駄に体力消耗したくない」と考え、駅からタクシーに乗りました。これが正解でかなり迂回しました。でも幸いワンメーター580円で到着。近い距離なのに快く乗せてくれた運転手さんに感謝です。歩いたらおそらく30分以上かかったと思われます。この日は30度近い気温だったのでこれでは相当疲れてしまいますね。
駐車場でタクシーを降りて左に回り込むと「天守閣」という矢印看板が。それに従って坂道を上ると見えてきたのは石碑でした。
そして城門をくぐって石段を上ると天守閣が。
昭和61年に建設されたのでまだ新しくきれいな天守閣でした。
もっとも、かつて存在した川之江城は別名「仏殿城」と呼ばれていたように仏閣を合わせ持つ砦であり、今日の我々が想像するようなお城とはやや趣が違っていたとも言われています。
なので区分としてこの天守閣は「模擬天守」ということです。
それはともかく、中は一般公開されていたので入りました。入館料は僅か100円です。
入り口でスリッパに履き替えて入館。(開館時間は9:00~16:00。年末以外はほぼ開いているようです。)
寄贈された武具一式。
川之江城は城主が目まぐるしく変わったので「この人が代表的な城主」という殿様はいなかったようです。
これは最上階。
四方に扉があり、「こちらは閉鎖されています」という紙が貼られた扉と「ここは開いています」と貼られた扉がありましたが・・・・・「全部閉鎖されとるやんけ~」でした。(わ~にさん風。苦笑)
団体客が来る時くらいしか開けないのか?それとも管理人のおじいちゃんが開け忘れたのか?どちらにしても4階から1階まで降りて開けてもらう為にまた上るのも面倒だったので「まあ、いいや~」と諦めましたが。
で、ようやく本題の「お城から球場が見えるか?」の検証はというと、
窓と木々越しでほんの僅かですがこのようにバックネット裏周辺のスタンドとグランドが見えました。
ひとつ前の日記の写真のように球場側からもお城は木々に遮られて一部しか見えないので仮に外に出られても景観に大差は無かったと思います。
何にせよお城の天守閣から球場が眺望出来たのは私にとっては貴重な経験でした。
彦根・明石・それ以外の場所でも同じような条件の球場があればいつかまた挑戦してみたいものです。
下り道は分かりにくい場所に階段があり、それを辿って何とか地上へ。そこから球場へ更に10~15分程度歩きました。球場への道は倉庫や漁港っぽい建物があり、日曜日だったからか人気はほとんどなく物寂しい雰囲気でした。
近年は「歴女」と呼ばれる歴史ある城下町やお城が好きな女性が増えているようですが、ここはお城も球場も女性だけで歩いて行かない方がいいと思いました。タクシーが無難でしょう。
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