OK球場の決闘? (岡崎球場)

  • Mr.black
    2014年06月06日 10:06 visibility2601

大げさなタイトルですが球場レポートの「ネタ」化です。

 
まずタイトルの説明から。
今回社会人野球都市対抗二次予選を観戦した場所は愛知県岡崎市の「岡崎市民球場」でした。 
 


バッターボックス後方に「OKAZAKI」と書いてるあるのが見えますでしょうか?
この頭二文字「O」と「K」を照明塔のデザインに取り入れてあるのです。
 


照明部分は横長の円形です。これで「O」を表し、支柱のX字を少々強引ながら「K」としてあるのです。
なので「OK球場の決闘」というこちらも強引なタイトルにしました。(苦笑)
 


しかしながらこの岡崎球場、なかなかのレベルでした。NPB一軍がほとんど使っていないのが惜しいくらいです。それはあとで述べます。
 


まずグランドですが、これまで私が訪れた球場の中では最大規模です。
両翼は99.1mとさほど珍しいものではありませんが、センターがなんと126mもあるのです。これは私の知る限りでは最深です。
この球場で左中間・センター・右中間にアマ選手がHRを放つのは容易ではないでしょう。
 
内野はクレー、外野天然芝、ファールゾーンは人工芝です。
照明は先ほど書いた「OK」型の大きなものが6基あり。かなりの照度がありそうでした。
 


スコアボードはLED式。表示が赤・オレンジ・グリーンで見やすかったです。
BSOランプの下にはスピードガン表示あり。
 


バックネット裏のスコアボードは大きくて見やすかったです。これは地味ながらポイントが高いと思います。ここにもBSOランプの下にスピードガン表示があります。
 


スタンドの収容は2万人。ただし、25,000人という資料もあり。個人的には2万人程度と思います。
バックネット裏は背もたれありの個別席。
1・3塁側は長イス。外野は芝生席。
 
バックネット裏には奥行きが浅いものの、広範囲に屋根があり、真夏の観戦時には助かることでしょう。
 
内野フェンスが結構高めで1・3塁側の前面は見づらいかもしれませんが、スタンドが大きいので中段より上ならば視界良好そうでした。
なお今回はバックネット裏と1・3塁側が仕切ってあったのでフェンスの死角は確認出来ませんでした。
(社会人野球だったのでバックネット裏が「一般席」、1・3塁側が会社関係の「応援席」と区分してありました。なお、バックネットはワイヤー吊りの支柱無しで視界良好。)
 


売店はありましたが、臨時っぽかったです。
おそらく高校野球の「夏の大会」ならば売店が出るとは思いますが、それ以外では出ないような雰囲気。周囲には何も無かったので念の為ある程度の飲食物を持参した方がいいでしょう。
 
球場がかなり立派なのにNPB一軍が使わないのは収容が2万人(あるいは2万5千人)とあと一歩足りない点ですね。なお二軍は時々利用するようです。
高校野球の夏の大会では概ねこの球場がメイン会場になります。(春と秋は小牧球場がメインになる様子)
 

 
この球場のもう一つの欠点は交通アクセスの悪さ。
名鉄「東岡崎駅」からはかなりの距離でバスかタクシーでないと辿りつけません。
写真は路線バス。「中央総合公園行き」に乗車。乗り場は駅北口の2番乗り場でした。
 
高校野球の「夏の大会時のみ」臨時のシャトルバスが出されるそうですが、それ以外は一時間僅か一本のこの路線バスしかありません。
乗車時間は30分程度。かなり遠いのがこれで分かりますね。料金は訪問時で370円。
 
今回私が都市対抗予選を1試合しか観戦しなかったのもこのバス便の少なさが一因でした。
「これほどの球場がありながら宝の持ち腐れ。もう少し何とかならないものか?」と感じました。
 


都市対抗の東海地区二次予選は例年この岡崎で開催されているようです。
この地区の社会人野球選手にとっては「東京ドームのキップを掴む決戦の場」なんですね。
 
(さらに岡崎球場は秋の日本選手権の東海地区予選会場にもなっているそうです。「大阪ドームのキップを掴む決戦場」にもなっているわけですね。)

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