田澤投手の日本球界復帰で思うこと
-
Mr.black
2020年07月15日 13:00 visibility528
元メジャーリーガーの田澤純一投手がBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに入団と報じられていますね。
これで思うのは「もし日本に独立リーグが存在していなかったら彼はどうしただろう?」ということ。
何しろ「田澤ルール」というある種「懲罰的なルール」が作られているのですからね。
彼の場合だと今後2年間NPB球団とは契約できないわけです。
以前に読んだ小説「木更津甲子園予備校」の作中でも「アマの有力選手が直接海外のプロを目指すケース」が描かれていました。この小説はフィクションでありながら日本球界の矛盾点・問題点・暗部などが描かれており、個人的には「将来の日本球界(及びスポーツ界全般)を予測するノンフィクションに近い小説」と思っています。
これを読んだ後で改めて「田澤ルール」と突き合わせると「日本球界の改革なんていつ出来ることやら。これでは逆に才能を伸ばせないままで終わってしまう選手が増えるばかりで、その影響で将来的に人材が枯渇し、野球界はジワジワと衰退に向かうのではないのか?」とさえ思ってしまいます。
その反面、今回のコロナ禍で世界情勢が変わり、それとともに「選手が自由に海外に行き来することが難しくなる」かもしれません。
田澤投手が復帰した日本球界でどんな足跡を残すのか?
それに続く選手が今後も出て来るのか?
コロナ後の世界のスポーツ界はどんな状況に変わっていくのか?
見届けたいものです。
それにしても日本に独立リーグがあって良かったとつくづく思います。
大変な困難を乗り越えて存続していって欲しいものです。
<追記>
その後、いわゆる「田澤ルール」は撤廃されました。良かったと思います。
- favorite10 chat4 visibility528
-
navigate_before 前の記事
ある投手の再出発
2020年6月20日 -
次の記事 navigate_next
「2代目カンドク」の初観戦 (06B-和歌山FB戦:花園球場)
2020年8月29日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件