明治神宮大会関西地区代表決定戦

  • Mr.black
    2025年11月03日 11:20 visibility78

 

11月中頃に開催される明治神宮大会。

前回はその九州地区代表決定戦を観戦しましたが、今回は地元関西の代表決定戦を。

場所は大阪市の湾岸地「南港中央球場」。大会は基本この球場が使用されます。

 

 

これがチケット。入場料は一般1,000円。

九州は本大会に1校しか出場できませんが、関西は2枠があります。 

 

簡単に説明しますと関西には5連盟があり、各優勝校がトーナメントで対戦。勝ちっ放しのチームが第一代表、敗者復活戦を勝ち上がったチームが第二代表となります。

なお、春の5連盟対抗戦で優勝したリーグには優遇措置が付与され、スーパーシードとして「1勝すれば神宮行き」になります。今大会は京滋リーグ優勝の佛教大がスーパーシードになっています。

 

 

この日の第1試合は「大阪産業大 VS 立命館大」。これは敗者復活の1回戦になります。(大会2日目)

 

 

1塁側:大阪産業大(以下「大産大」)

 

阪神リーグの優勝校。今年は春秋連覇しました。

ところでこのリーグは近年「天理大」「大阪体育大」「関西国際大」の3校で優勝争いしており、大産大の優勝は久しぶりのことです。

 

白ユニに濃紺縦じま。縦じまはピンストライプではなく、一つ一つが細い3本ラインです。

胸マークは二段で「OSAKA」「SANDAI」。

 

初戦では奈良学園大(近畿リーグ優勝校)に敗れて敗者復活に回っています。

 

 

3塁側:立命館大(以下「立命」)

 

関西学生リーグ優勝校。有名なのでこの学校は説明不要ですね。

 

グレーユニに濃紺基調。

胸マークは「RITSUMEI」。

ユニのデザインは若干モデルチェンジしています。(個人的には以前のデザインの方が好みでした)

 

初戦では京都産業大(関西六大学優勝校)に敗れて敗者復活戦に。リーグは異なるとは言うものの、同じ京都のライバル校に敗れたので雪辱を図りたいところでしょう。

(ちょっと複雑な歴史がありますが割愛)

 

 

試合は初回いきなり立命が2点先制。その後も追加点を奪って6-0と優位に立ちます。

 

 

それ以上に場内をざわつかせたのは立命の遠藤投手。

9回1死まで一人のランナーも出さないパーフェクトの投球。私は過去に一度社会人野球で完全試合に遭遇しており「もしかして二度目に当たる?」と、ドキドキしました。

 

 

しかし大産大の代打・三枝選手がレフト線にツーベースヒット。パーフェクトとノーヒットノーランが一瞬で消え去りました。気分転換にコーチがマウンドへ。本人も集まった野手も思わず笑い出しました。

 

 

野球って本当に不思議なスポーツだと思うのは、この後ワイルドピッチと内野ゴロで大産大が1点返したこと。パーフェクト寸前からノーノーまで消え、更に1点入って完封も消える・・・。

 

以前、あだち充氏が描いた「H2」というマンガの中で、主人公が「野球ってのは三つアウトを取られるまではいくらでも攻撃出来るんだぜ」というセリフがありましたが、本当にそう思います。

この試合は結果的に6-1で立命の勝ちでしたが、野球は9回2死無走者からでも大逆転が起こり得るスポーツですからね。

 

 

勝った立命は敗者復活の2回戦へ進出。神宮への望みはまだあります。

一方、敗れた大産大はここで終戦。今年は久しぶりの優勝(2季連続)でしたが、連覇をどこまで続けられるかが来年の見どころになります。

 

 

最後に二つ。

この大会はDH制なしで投手が打席に立ちます。おそらくこれは5リーグの中の一つ「関西学生リーグ(関西学生野球連盟)」がDH制を採用していないからだと思われます。

 

ただ、同リーグが来年からDH制を採用するので、もしかしたらこの大会でも来年からDH制が導入されるかもしれません。

そして東京六大学も来年からDH制を採用すると報道されており、これによって日本の大学野球の全リーグがDH制となります。更に高校野球も来年からDH制採用になるようで、日本の野球界も様変わりしていくかもしれませんね。

 

 

二つ目はマイブームの監督背番号。

上は大産大の監督。阪神リーグは「50」番です。

 

 

こちらは立命の監督。関西学生リーグも同じく「50」が監督の背番号です。

 

次回は第二試合を。 

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