もうひとつの世界

戦後の高度経済成長を支えた均一な良質の労働力の必要性を背景とする学歴社会の登場。



→学歴社会の弊害が叫ばれ、欧米に倣う実力主義を主軸に置く社会への変換の必要性を主張。学歴社会の弊害を詰め込み教育の弊害にすり替え、教育評論家をはじめとするマス・メディアの喧伝。実は、詰め込み教育によって心病むような子どもを見つけることは困難だった。それを、あたかも殆どの子どもたちが窒息寸前であるかのような報道を繰り返す。



→子どもたちを自由にのびのびと育てようとゆとり教育の推奨。



→当然の如くゆとり教育の弊害が噴出。その弊害とは子どもたちの学力低下。教科書をはじめ教材などは、悉く内容が薄くヴィジュアルで、あたかも絵本のようである。円周率は3であり、台形の面積の求め方は「発展」扱いである。できる子どもだけ学習する。子どもひとりひとりにあった学習の展開と言えば聞こえがいいが、実は、これが大きな罠であった。



→成績優秀な者と高校生でパリはどこの国かもわからず、二桁のわり算もままならなく、考えることを放棄した者の二極化が表面化して来る。当然、成績優秀な者は数の上では少数派である。



→この学力の二極化はそのままその後の経済力の二極化に繋がる。



→そして、多数の貧しい者達は少数の富める者達の意のままに操られ支配され搾取される。



→遂に、少数の富める者達だけが“人間である”世界が確立された。





















すべては仕組まれたこと・・・・

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