“Well,we'd be in very serious trouble”












常人では耐えられない経験をした場合や脳に病理的原因がある場合は別として、心が病んでいる人に“環境が近づく”ことは、初期段階では、確かにひとつ有効な方法である。しかし、根本的原因は周囲の環境にあるのではない。根本的原因は本人の心の中にあるのである。



誰しも、自分を取り巻く環境は理想的とは言えない。実は、理想的な社会を実現すると人間は滅び去るである。理想的な社会とは数学でいうところの極限値のようなもの。現実社会には当然のごとく、理不尽、不自由、不足が存在する。

天気ひとつとっても、晴れた気持ちの良い日もあれば雨の日も嵐の日もある。台風などが来れば、自然災害も起こり人も死ぬ。それを自然に対して文句を言うことはしないだろう。なのに、人間関係においては自分を変えることをせず、周囲の環境に変わってくれと言う。そこに問題の根源があるのではないか?



問題の原因を社会の理不尽などに求めて、目の前のそれを取り除けることができたとしても、次の理不尽が出現する。そうであれば、寧ろ、その理不尽に打ち勝つ自分を造り上げたらよかろう。











♪Marillion “Marbles” (2004) ☆



































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