エピキュールたちの晩餐(前編)
















 

 

先日、荻窪にあるボン・シェールというカジュアルフレンチにお邪魔しました。こちらのレストランのキッチンを借りて、友人でもある藤春シェフが、久しぶりに腕を振るってくれるというので、大きな期待とともに何年ぶりかで荻窪の駅に降りました。



この日はちょっと変わった趣向の食事会。



近年、様々なダイエット食品が溢れる中、最近「ローカーボ」というものがあるそうです。「ローカーボ」というのは、ほとんど炭水化物を使用しない料理。炭水化物を使わずにカロリーを抑えるということらしいのですが、世に出回っている「ローカーボ」食品は、確かに炭水化物は使用していなかったとしても、脂質や糖質が高かったりするそうです。また、我々が持つ「ダイエット食品=味気ない、美味しくない」というイメージそのままのものばかりではないでしょうか?



先程言いました「ちょっと変わった趣向」というのは藤春シェフのグループが新しいローカーボ食を作り出したというので、その試食会も兼ねていたのです。



実は、このローカーボ食品、家庭デリバリー用に真空冷凍したものもあり、すでに私はこれをいただいていて、その味を知っていたのですが、この日は藤春シェフが自ら作ってくれた出来たてのものを出してくれるいうのでとても楽しみにしていたのです。



そして、藤春シェフのグループが作るローカーボ食は炭水化物をほとんど使わないのはもちろん、完全ノンオイルで、さらに、厳選された食材を用いるなど、糖質も徹底的に抑えるよう他では真似できない技術でフレンチやイタリアンのレストランでいただく料理などよりもはるかに美味しいメニューとしてテーブルに並べられます。味気ないダイエット食とは別次元のメニューの数々。

本モノのダイエット食であり、かつレストランのフレンチやイタリアンの料理を凌駕する味を提供するローカーボ食が、この日いただいたメニューです。





まずは、藤春シェフ秘蔵のロマネコンティーのブランデーを食前酒としていただきました。あっ、もちろんこれはローカーボではありませんよ(笑)









上品なあま〜い香りが、何とも豊かな気持ちにしてくれます。高価なものなので一杯だけいただこうと思っていたのですが、調子に乗ってけっこう飲んでしまいました。藤春さん、すみませんでしたm(__)m



さてさて、まずは前菜から。









最初のひと皿は、まるでカンディンスキーの抽象画のよう。味気ないなどということはまったくなく、ゴリゴリのフレンチとまったく変わりません。でも、ローカーボです。


























































 

 そして、スープ。やはり、ローカーボです。









呑み仲間でワイン通のNさん提供のイタリアワイン。イタリアワインはフランスより香りに個性があり、スペインのように味に灰汁のような個性がないので一番好きです。この赤も大変美味しくいただきました。なにやら、けっこうなものらしいのですが・・・・











to be continued・・・・







この記事は昨年の秋に書いたものです。悪しからずm(_ _)m





























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