京都の高校野球事情に関する一考察

 昨日の日記で、今春の京都府高校野球春季大会にて北桑田高校が4強に進出したことに触れました。

 

京都は龍谷大平安高校という名門校があり、他にも古くはライバル京都学園(京都商業)、そして東山、京都外大西(京都西)といった市内の私学勢が平安を追うという構図が続いていました。

 

近年では福知山市の私学、福知山成美や宇治市の立命館宇治の躍進が目覚ましいものがあります。

 

歴史的には概ね私学勢がリードしてきた地域といっていいと思います。

 

しかし1970年代後半から平安・京商の2強がなかなか頂点に行きつけない群雄割拠の時代に入り、中でも1980年代後半から公立の北嵯峨高校が台頭。

 

そして90年代後半からは同じく公立の鳥羽高校がたびたび全国へ駒を進めています。

 

ざっと1990年以降の京都府大会(秋・春・夏)の優勝校の資料に目を通してみると、北嵯峨や鳥羽以外にも優勝した公立高校があることに気付きました。

 

1990年以降、京都府の高校野球の大会で公立高校が優勝したのは17回。

 

その中から鳥羽(6回)、北嵯峨(5回)、西城陽(1回)、峰山(1回)が甲子園の土を踏んでいます。

 

しかし、惜しくも甲子園には届かなくても京都を制した公立高校を紹介し、健闘を改めて称えたいと思います。

 

桃山高校(1994年春季大会優勝)

 

須知高校(1999年春季大会優勝)

 

塔南高校(2010年秋季大会優勝)

 

府立工業高校(2011年春季大会優勝)

 

京都府でも丹波・丹後地区から公立高校で夏の甲子園に出場した学校はまだありません。

 

いつ、どの公立高校がその快挙を果たすのか、注目したいところです。

 

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