コールドゲームにはもったいない! 龍谷大平安11-4峰山

 

※今日の観戦記2冊目です。1冊目 京都翔英―京都成章もあります。

 

第95回 全国高校野球 京都府大会 4回戦

 

 峰山     1 0 0 0 1 2 0 =4

龍谷大平安 4 4 0 0 2 1 x =11

 

(写真は峰山 志村選手)

 

 コールドゲームにはもったいない、もっとこの試合を見たかった。

 

 それが率直な感想である。

 

 結果だけみればセンバツ出場校 龍谷大平安のさすがのコールド勝利であるが、峰山高校はよく戦い平安を苦しめた。

 

 

 初回から峰山打線は龍谷大平安の先発投手田中に襲いかかる。

 

 先頭打者 志村中堅手の目の覚めるような二塁打でゲームは幕を開け、続く2番打者の前田遊撃手も見事な二塁打を放つ。

 

 打者2人で1点先制。

 

 球場は意外な展開にどよめいた。

 

 これで龍谷大平安が覚醒したのか、その裏には容赦なく4点をもぎ取り、さらに2回裏にも4点を追加。

 

 序盤で試合の大勢は決まった。

 

 しかし、峰山は打撃が良く鍛えられており、特に6回の攻撃では前田遊撃手がレフトに大飛球を放ち球場は騒然となる。

 

 惜しくもその打球はファールになるが、まったく気落ちせずその打席でレフト前にタイムリーを放ったのはさすがである。

 

 龍谷大平安から3投手を引っ張り出して見せた峰山打線は見事であった。

 

 惜しくも、投手力では龍谷大平安と差があり、序盤の失点が重くのしかかったが、逆にいえば序盤さえ持ちこたえればこのゲームは分からなかった。

 

 もっと峰山と龍谷大平安の打ち合いを見たかった・・・それが球場につめかけた誰もの思いではなかったか・・・そんな余韻が残った。

 

 龍谷大平安はエース福岡投手を温存できたことが大きいだろう。

 

 これからの苦しい戦いを前に2番手以下の投手陣に課題が見えた。

 

 

 それにしても峰山の1,2番コンビは印象的だった。

 

 1番志村選手の高橋由伸ばりのバッティングフォーム、2番前田選手のパンチ力。

 

 忘れられない。

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