京大田中 延長15回力尽きる

 

京大 0 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 =3

同志社0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 1x=4

 

 京大、惜しくも勝ち星逃す!

 

 京都大学はエース田中(3年 白陵)が延長15回207球を投げ切るも力尽きた。

 

 決してきれいな形とは言えないが打線は泥臭く3点をもぎ取り、田中投手も8回まで被安打3の無失点。

 

 残る9回を切り抜ければ今秋初勝利を手にするはずだったが、同志社が意地を見せた。

 

 9回に4本の単打を浴びせまずは1点を奪いなおも無死満塁と田中を攻め立てる。

 

 しかし、佐藤三塁手(2年 東筑)、上田遊撃手(3年 北野)が好守、好判断で三塁走者を本塁で封殺。2死まで漕ぎ着ける。

 

 ところが2死から同志社の代打 井出(1年 修猷館)の中前に運び2者が還り同点。

 

 走者が3塁でアウトになり何とかここで攻撃を断ち切った京都大学だったが、延長戦に入ってから同志社5人目の投手 柏原(2年 桐光学園)を攻略できずスコアボードに0を刻んで行くばかり。

 

 それでも延長になってから京大内野陣の好守が田中投手を何度も救った。

 

 特に10回のスクイズ阻止で見せた久保津捕手(4年 小野)のフィールディングはまさに美技。一塁 前川(2年 東海大仰星)、二塁 大背戸(3年 北野)、三塁 佐藤、遊撃 上田の内野陣も死力を尽くして白球に飛びつく。

 

 他に満塁策が見事に当たってサヨナラを阻止する見せ場もあり、勝利への気迫を感じさせた。

 

 迎えた延長15回。

 

 田中投手も疲労を隠せず、今日2度目の満塁策をとるも同志社の熊谷一塁手(3年 能代)が左前にきっちり弾き返しサヨナラの走者を迎え入れた。

 

 終わってみれば同志社が選手層の厚さと勝利への執念を示した試合であった。

 

 田中投手は21日にも立命館との対戦で延長21回を無失点に抑え237球を投げている。

 

 今日の田中投手は立ち上がりから本来の球威が感じられず、それでも8回まで3安打に抑えたことはさすがであるが21日は15の三振を奪っているのに今日は5つ。

 

 やはり疲労は隠せなかったか。

 

 万全の状態で田中投手が試合に臨めなかったとすれば惜しまれることだ。

 

 

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