女子団体戦〜続き

『ごめんね』

団体戦の初戦、シングルであたったジュニアちゃん。
辛勝したのですが、他のメンバーと喜びを分かち合っていると、せなかから鳴き声が聞えてきたのです。
ふっと我にかえり、出た一言がコレ。

『ごめんね。』

まさか 、泣くなんて(−_−;)
しかも、母親の前で…。
悪者じゃん、ワタシ。 
何故なら、コートから一歩外に出れば、子供好きな娘なんですヽ(;▽;)ノ
あ〜、参りました(−_−;)



わたしの気持ちを無視するかのように、すぐに次の試合でした。
▼二回戦(W:6ー5、S:6ー3?)
じゃんけんで順番を決め、ワタシはあいすさんとダブルスです。
序盤はワタシが無理に手を出したりと、あいすさんの邪魔ばかりヽ(;▽;)ノ
無理なテニスをせずに、シンプルに。
ストローク戦でチャンスをみて、詰めるように、などなど考えていました。
そして、あいすさんの同性までも魅力するセクし~ショットが炸裂しました。
ボールの軌跡がピンク色に見えます(笑)
これが決まれば、オープンコートに放り込むだけ。
つくづく思いますが、あいすさんのボール裁きは流石です。
ペアに助けられ、フルゲームの末、勝利!
…って、どんだけテニスが好きなんだ。
ワタシ達。
さっきも、フルゲームだったょ…。

続いて、エージェントK子のシングル。
相手は先程までダブルスをしていた、ストローカーです。
最初の2ゲームくらいは、エージェントK子の身体が温まっていないようで、やや押されぎみでしたが、徐々に彼女の持ち味が発揮されていきます。
美しいフォームから打たれたボールは大きな弧を描き、エンドラインぎりぎりに入るのです。
相手のストローカーのお姉さんも負けず嫌い劣らず返球してきます。
勝利のきめてはネットプレーの確実性でした。
相手の方はネットに詰めるも、全てボレーをミスしていたのです。
それにひきかえ、エージェントK子はきっちりきめてきました。
すばらしい。
伊達にインスピ巡業してませんなぁ〜。

とうとう、決勝になりました。
オーダーを考えると…。
順は番ではあいすさんがシングルスになります。
ネット職人がシングルス!?
なんか宝の持ち腐れなんじゃ…。
でも、勝ちに行って、負けてしまったら。
ワタシも固定ペアで対戦させてもらいたいし。
数分相談しましたが、順番通りにすることに。


 


▼決勝


フルゲームが続いたので、禁断の2面展開で団体戦です。


(禁断の二面展開の意味は私に聞いてくださいませ)


なので、お互いの応援もできなければ、試合の展開もまるでわからないのです。


ぶっつけ本番、一本勝負です。


私たちの相手は、格好から強そうな感じ。


あいすさんの相手はシングル中級かオープンで見たことがある、シコラーです。


なんだかやばい空気が流れています。


この状況って確実に勝ちにいかないとじゃない??


あぁ~まいったなぁ…。


見えないプレッシャーに押しつぶされそうな気分です…。


もう…、どうしよう…。


 


そんな時にパートナーにエージェントK子が一言。


 


『積極的にセンターを取っていこう!!』


 


彼女から、こんなことを試合開始前に言うのは流れ星を見るくらいにレアなケースです。


いつもは私から何か仕掛けたりするんだから…。


今思えば、きっと、私が不安がっているのを言葉ではなく表情からよみとったのではないかと思います。


彼女とはダブルスのパートナーだけでなく、10年以上付き合いのある親友でもありますから…。


 


『ほぃよ。オツケーさ☆』


 


なんか、とてもうれしいです。


先の台詞を言っていても、自然と顔がほころんでしまいます。


最近、インスピでダブルスに参戦していても、ただなんとなく試合をしていることが多いのです。


相手のどちらを狙うとか、


このコースに打つから、次はこうしてねとか、


二人とも慣性まかせて動くので作戦に立てようがないのですが…。


このままじゃいけないって。


もっと勝てるようになるには…。


これじゃ、まるで二人でシングルスをしているのと同じで…。


実は人知れず悩んでいたりしたのです。


 


エージェントK子よ。


ありがとう。


不思議とエンジンがかかってきました。


試合を進めていくうちに、力関係はわかってきました。


司令塔の方はボレーが鉄壁。


狙いは赤いウェアの相方だと、3ゲーム目で気がつきました。


赤いウェアの方とストローク戦をしていても、負ける気がしません。


しかも、なかなか前に詰めてこないので、こちらとしては狙いやすいのです。


でも、司令塔の壁は厚く、一進一退のゲームが進みます。


 


途中で隣のコートが気になったので、耳をダンボにして聞いていみると…。


1-4??なにぃぃぃぃ。


よく聞こえなかったけど、やられそうじゃないか?


マズイ(汗)


ゲームカウント4オールで私のサービスゲームをキープできたものの、次のゲームを相手に取られ5オール。


ラストゲームはうちのパートナーにサーブ。


実は序盤のゲームで2回ともブレークされているのです。


なんとしてでも、キープしたいところです。


ストレートを抜かれたり、相手にバックのローボレーをネットにかけさせたりと、最後の最後まで気が抜けません。


4アップになり、長いボレー合戦。


ここで、わたし、何を思ったのか自分の正面にいる司令塔にバックボレーで浮き球を作らせて、決めてやろうとして、何発はお見舞いしましたが、きっちり返され…。


終いには頭を抜かれ、ジ・エンド。


なぜ、そんなことを思ってしまったか、なぞです…。


素直に赤いウェアの方を狙っていればよかったのに…。


スマン。


若気の至りです…。


これで優勝はお預けか…と思い、隣のコートを見るとちょうど試合が終わったようです。


上着を抜き、汗をかきかき、あいすさん。


どきどきしながら、私は結果を聞いたのです。


 


『6-4で勝ち!』


 


1勝1敗で並んだので、得失点差で私たちが優勝。


飛び上がるほどうれしかったです。


その場で3人でハイタッチ。


ダブルスでは負けちゃったけど、結構強いペア相手に5ゲーム取れたのはうれしいです。


しかも、5ゲームとっていなかったら、優勝はなったです。


もちろん、今回の優勝はあいすさんのシングルスの勝ちがなしには語れませんね。


1-4から良くぞ、逆転してくださいました。


1-4から6-4にするのって5ゲーム連続で打ち勝つんでしょ?


その精神力と粘り強さにあっぱれです。


本当にありがとうございました。


 


さて、私がシングルスで泣かせてしまったジュニアちゃん。


やっぱり放って置けないのです。


余計なお世話ってのは百も承知なんですが、後ろめたい気持ちでいっぱいです。


2試合目ダブルス(あいすさんとペアの時)でチェンジコートの時に彼女が私らのコートを通りかかったときにね。


 


『絶対にうまくなるから、がんばるんだよっ』


 


って思わず励ましてしまいました。


 


『ハイ』


 


おぉ。


素直でいいこじゃん。


でも、私に負けてテニスが嫌いにならなければいいけど…。


ちょっと、心配…。


 


でね。


私らのダブルスが終わる前にジュニアちゃんシングルが終わって…。


遠目から、うれしそうにボールを持ってコートから走っていく姿を見て…。


あ~勝ったかな?


よかった♪って思って眺めていたら、ジュニアちゃんも私に気がついたみたい。


彼女はペコって頭下げたのです。


その瞬間、私、試合中なのに思わず手を振ってしまいました。


 


そしたらね…。


 



 


わぁ。嬉しい。


気がついただけでなく、手を振りかえしてくれたのも。


後で聞いたのですが、残りの2試合のシングルですが、6-0?6-1?のぶっちぎりだったそうです。


なんだか、ほっとしました。


きっと来月またはこれから先に対戦することがあっても、今回のように勝ちきれないと思います。


涙の数だけ強くなってほしいと願うばかりです。


がんばれよぉ、ジュニアちゃん。


おねーさんも君に負けないくらいに頑張るからね。


 


最後の締めはあいすさんと二人でプチ祝勝会。


活字ではかけない、ガールズトークに花が咲き、おいしいお酒を飲んだのでありました。


 


~おしまい~

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。