ジャイアント馬場

私が不満な点は今までにも書いてきたところではあるけれど、
端的には「幅」が足りない、というのが大きいように感じる。
例えば今の前線のレギュラーは
    玉田
大久保 達也 俊輔
であり、俊輔以外の3人の持ち味はかぶるといってよい。
日本人の良さと言える
アジリティ、勤勉さ、細かいテクニックを持ち合わせた選手たちだし、
一人一人はもちろん日本代表にふさわしい実力を持っているが、
それぞれの特性が似すぎている。
これはほとんどサッカーについてというより
ただの抽象的な組織論になるような気もするけれど、
似た選手が同じ方向を向いて、コンビネーションを上げたって
たいした効果も感ぜられないし、面白くもない。
似ていない選手が同じ方向を向くことこそ、効果的で面白く、
かつ困難な仕事ではなかろうか。


   トゥーリオ
玉田  達也  俊輔
この方が何かが起きそうに感じるのは私だけだろうか。
これはただ前線の面子だけの話ではない。
「中盤から前線にかけてのワンタッチを主体としたショートパス」が
日本代表のストロングポイントだろうけれども、
だからこそ高いボールや裏に出すロングボール、大きな展開というのが
非常に重要になってくる。
中盤から前線にかけて、肉弾戦で勝利が、もしくは互角な戦いを期待できそうなのが
長谷部だけ、というのもどうかとは思う。
よく日本人はフィジカルに欠けるからぶつかる前に、云々という話は読むけれど、
ただし、ボールはどこに転がるのか分からないのだからして、
「ファイト」は実際とても重要な技術であり、いつも避けられる局面というものではない。
俊輔は負けが多いけれど、例えば相手が7割がた勝つであろう浮き球に対しての競り合いでも、
飛ばないでやり過ごすことがほとんどなくなったのはヨーロッパでの経験からであろう。




これがジャイアント幅の、結論にして原点を兼ね、初心にして目的である、親父ギャグでござります

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。