日本代表 vs フィンランド代表
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ブダペスト二郎
2009年02月05日 00:26 visibility71
オーストラリアとの重要なゲームの前に組まれたこのゲーム。
背が高い=仮想オーストラリアということらしいけれど、
チームのほとんどが若手というフィンランド代表は
やはり物足りない相手ではあった。
日本の先発は
GK都築、DFは右から内田、中澤、闘莉王、長友、MFは橋本に遠藤、前は岡崎、憲剛、香川でフォワードに玉田。
岡田がここに至るまで、コンディションのばらつきについてコメントしていたけれど、やはり後発組は感触を確かめながらのゲームであった。
後ろの方では今年の最初から合流していたのが内田のみ(都築もか)で、
ケチャップ&マヨネーズさんが、もといオーロラさんが書かれていたように、
前の方はかなり入れ替わる、と考えるとオーストラリア戦に向けてこれでよしと安心までは出来ないだろう。
勿論海外組がある程度居るという事は悪いわけではなく、相手のオーストラリアがそうであるように、毎度毎度の仕切り直しがこれからも常に必要になってくる。
前半からかなりボール保持率が高く、とりわけ岡崎が良いランニングでチャンスに絡んでいたが、面白かったのは玉田。個人の評価自体はそれ程高くないけれど、ワントップであるにも関わらず、フランサのように職場を放棄して中盤やサイドにポジションを移し続けた。そこに岡崎や香川、橋本らが入り込んでいった。
前線の右サイドでパスを回してからハーフウェイラインを越えたあたりの内田にパスが戻り、浮き球のパスをフィンランドDFラインの裏に出すと、岡崎が走りこみ、左足でニアを抜く技ありのシュートで、先生だって人間なんです、忘れることもあるし、失敗だってします。もとい先制。
追加点は憲剛のこれまた浮き球パスにこれまた岡崎が抜け出して右足でゴール。3点目は相手ボールにプレスをかけてミスを誘い、ボールを奪った香川がうまいボールコントロールから相手DFをかわして左足で転がした。
後半フィンランドのCKを相手と都築が交錯し、こぼれたところをフィンランドが押し込んで失点。日本もCKからショートコーナーでボールを貰った内田が落ち着いてファーサイドへのクロスを上げ、待ち構えた中澤のヘディングで突き放し、終了少し前に安田が長友との左サイドでのパス交換から内にハイレグ、やや間違えた切れ込み、シュートを放つとフィンランドGKがしっかりと弾けずにゴールイン。5対1でゲーム終了。
以下個人採点
GK都築6 失点シーンはもう少しのところだったが・・・。
DF内田7 2つのアシストだけでなく攻守に落ち着いた仕事。
中澤6.5 ゴールはさすがだけれど、パスにブレが見られることも。
闘莉王6 中澤に同じく調整中、という印象。
長友6.5 やや不器用なところもあるけれどきっちりと仕事はこなした。良いミドルを最近は多く見られるようになったのが嬉しい。
MF橋本6 さすがに落ち着いてゲームに参加した。
遠藤6 まだ運動量が足りない感じもあるけれど、オーストラリア戦に向けてめどが立った。
岡崎7.5 後半やや失速した感があるけれど、素晴らしい先制ゴールでチームに落ち着きをもたらした。
憲剛6.5 下がってボールを左右に捌くシーンや岡崎に幾度も出した裏へのパス等は美しかった。もっとボックス内に入ってゆければさらに怖い選手になるだろう。
香川6.5 随所にテクニックを見せたけれど、オーロラさんが先日書かれた様に、相手のゴール前バイタルエリアで待ち構える相手に向かってドリブルしてゆくのはどんなものか。
FW玉田6 良く動いてスペースも作ったが、シュートの少なさに不満が残る。
交代選手
高木6 何気に段々と安定してきている。プラスアルファを出してレギュラーを奪えるか。
駒野5.5 このままだとレギュラーは遠ざかってゆくように見える。もっと出来るはず。
今野6 大して目立たなかったが確かに中盤は締まった。久しぶりに先発で見たいのだが・・・。
安田6.5 おいしいところを持ってゆくのは持ち味か。
巻は略。
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- 事務局に通報しました。
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