ブラジル人は改めてすごい
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ブダペスト二郎
2007年04月08日 02:24 visibility75
東京の試合を見るのは(全てテレビだが・・・)今季4試合目なんだけれど、ここまでくると、チーム編成、およびシーズン開幕前のキャンプに問題があったと言わざるを得ない。東京サポの方には「何を今更」という感じかもしれないが。
まずFWに平山、ルーカスといたところにワンチョペをくわえたのは果たして正しかったのか?
東京の基本的なフォーメーションは4-2-3-1だが1の位置には、平山、ワンチョペが機能しておらず、結局は3の真ん中、すなわちトップ下を務める予定だったルーカスがレギュラーになっている。そして2、の位置であるボランチには今野と梶山が最近はファーストチョイスになっている。
トップ下はルーカスがレギュラーの予定だったのだからこの時点で福西のポジションはない。恐らくオリンピック代表でも中心選手となるであろう、平山と梶山とを使えない試合というのを考えてのことだろうと思うがゲームの流れで2トップ、3トップになることを考えればFWの補強はスピードとテクニックのある選手のほうがより好ましくはないだろうか?自分たちのサッカー、自分たちのサッカーというが、思い通りにならないのがサッカーだ(人生だってそうでしょう?とオシムなら言いそうだ)。ワントップがポストして、サイドをガンガン突いて、またそのFWがヘディングで決める、なんていうシーンはそう出来ればもちろん良いが、相手ディフェンスはそれを防ぐために頑張るのだ。今の東京に求められるのは自分たちのサッカー、もあるけれど、臨機応変に動いて相手を困らせるサッカーだ。両ワイドの鈴木、川口は外に張ってクロス、中に切れ込んでシュートという発想「しか」無いように見える。相手からすると守りやすいことこの上ない。インターセプトされる場面が非常に多い。それによって単純なパスミスや迷った挙句時間のかけすぎ、などで攻撃をうまくフィニッシュに持ってゆけない。
対する新潟も全体的に、特に前線でうまくいかないシーンが目立つ。しかし、強さ・うまさ・速さを兼ね備えたエジミウソンと確実なテクニックでボールを落ち着かせるシルビーニョの働きなどで徐々に東京を押し込んでいった。ゲームは川口のトラップミスを掻っ攫った「隊長」坂本の先取点を皮切りに、マルシオのPK、エジミウソンのボレーで勝負あり。鈴木のシュート性のクロスをシルビーニョがオウンゴールも大勢に影響なし。
以下個人採点
東京
塩田6 負けゲームの3失点ながら本当によくシュートを止めた。
伊野波4.5 坂本を倒して2枚目のイエローをもらい、PKを献上。
徳永5 矢野にえぐられたシーンはいただけない。
藤山5 致命的なミスはなかったが振り回された。
金沢5.5 相変わらず渋いプレー。多分今の東京では外せない選手。決してうまくないが。
梶山5 とりわけ相手のシルビーニョと比べるとゲームを作れていないのが際立ってしまう。ゲームメーカー、ではなくアクセントとしてしか今はプレイできていない。
今野5.5 オウンゴールを呼び込んだ、シルビーニョのボールを奪って、バイタルエリアでもち、鈴木に出したパスまでの一連のプレイはさすが。全体的にはまだまだ。
福西5 幾度かうまいプレイはあった。本間にだした肘うちは伊野波のプレーよりずっと醜い。
川口5 スペースをスピードで突破するためにはまずスペースを作らなくてはならない。坂本にしてやられた。
鈴木5.5 怖いプレイも見せたが。このポジションに人がいない、東京。
ルーカス5 始終いらだっていた。福西、鈴木、川口のうち誰かがもっと近くでフォローしないと。
石川5 伊野波の退場もあり難しいゲームになった。
ワンチョペ5 この先も思いやられる。
平山は略。
新潟
北野6 危ないシーンがほとんどなかった。
内田5.5 いいプレイも悪いプレイも。
千代反田6 ルーカスをほとんど封じた。
永田6 一つフィードミスでひどいのがあったが、珍しい、ボールを動かせるDF。梶山、福西に突破されるシーンもあったが東京のクロスをいいポジショニングで弾いた。
坂本6.5 ミスもあったが川口に仕事をさせず、先制点を決め、2点目となるPKもゲット。
シルビーニョ6.5 唯一の失点、オウンゴール自体はしょうがないかもしれないがあの位置でボールを取られたのはいただけない。それ以外はうならされた。
本間6 東京の拙攻に助けられた面もあるが、東京の拙攻を創り出したともいえる、守備で気の利いたポジショニング。
鈴木5.5 よく動いたがどうもボールが落ち着かなかった。
マルシオ6.5 いやらしいプレイで東京を困らせた。PKのキックはちょっと危なかった。
矢野5.5 3点目は良く頑張った。しかしうまく攻撃がかみ合わないシーンも多かった。
エジミウソン7 得点以外にもよく下がって一度ボールを受け、キープという場面を多く作り、チームを助けた。
松下5.5 伊野波の退場のおかげでうまく右サイドでボールを受けたが最後に迷いが見られた。
深井、千葉は略。
審判の判定には首をかしげた場面が多かった。
東京に不利な判定がいくつかあった。しかしそうでなくても試合の結果自体は変わらないだろう。
ワンチョペと福西を、エジミウソンとシルビーニョに交換したらゲームは逆になったかもしれない。恐らく東京の二人のほうが値段は張るだろうけれど。ブラジル人ほど世界中で選手が活躍している国は本当にないのだ。
まずFWに平山、ルーカスといたところにワンチョペをくわえたのは果たして正しかったのか?
東京の基本的なフォーメーションは4-2-3-1だが1の位置には、平山、ワンチョペが機能しておらず、結局は3の真ん中、すなわちトップ下を務める予定だったルーカスがレギュラーになっている。そして2、の位置であるボランチには今野と梶山が最近はファーストチョイスになっている。
トップ下はルーカスがレギュラーの予定だったのだからこの時点で福西のポジションはない。恐らくオリンピック代表でも中心選手となるであろう、平山と梶山とを使えない試合というのを考えてのことだろうと思うがゲームの流れで2トップ、3トップになることを考えればFWの補強はスピードとテクニックのある選手のほうがより好ましくはないだろうか?自分たちのサッカー、自分たちのサッカーというが、思い通りにならないのがサッカーだ(人生だってそうでしょう?とオシムなら言いそうだ)。ワントップがポストして、サイドをガンガン突いて、またそのFWがヘディングで決める、なんていうシーンはそう出来ればもちろん良いが、相手ディフェンスはそれを防ぐために頑張るのだ。今の東京に求められるのは自分たちのサッカー、もあるけれど、臨機応変に動いて相手を困らせるサッカーだ。両ワイドの鈴木、川口は外に張ってクロス、中に切れ込んでシュートという発想「しか」無いように見える。相手からすると守りやすいことこの上ない。インターセプトされる場面が非常に多い。それによって単純なパスミスや迷った挙句時間のかけすぎ、などで攻撃をうまくフィニッシュに持ってゆけない。
対する新潟も全体的に、特に前線でうまくいかないシーンが目立つ。しかし、強さ・うまさ・速さを兼ね備えたエジミウソンと確実なテクニックでボールを落ち着かせるシルビーニョの働きなどで徐々に東京を押し込んでいった。ゲームは川口のトラップミスを掻っ攫った「隊長」坂本の先取点を皮切りに、マルシオのPK、エジミウソンのボレーで勝負あり。鈴木のシュート性のクロスをシルビーニョがオウンゴールも大勢に影響なし。
以下個人採点
東京
塩田6 負けゲームの3失点ながら本当によくシュートを止めた。
伊野波4.5 坂本を倒して2枚目のイエローをもらい、PKを献上。
徳永5 矢野にえぐられたシーンはいただけない。
藤山5 致命的なミスはなかったが振り回された。
金沢5.5 相変わらず渋いプレー。多分今の東京では外せない選手。決してうまくないが。
梶山5 とりわけ相手のシルビーニョと比べるとゲームを作れていないのが際立ってしまう。ゲームメーカー、ではなくアクセントとしてしか今はプレイできていない。
今野5.5 オウンゴールを呼び込んだ、シルビーニョのボールを奪って、バイタルエリアでもち、鈴木に出したパスまでの一連のプレイはさすが。全体的にはまだまだ。
福西5 幾度かうまいプレイはあった。本間にだした肘うちは伊野波のプレーよりずっと醜い。
川口5 スペースをスピードで突破するためにはまずスペースを作らなくてはならない。坂本にしてやられた。
鈴木5.5 怖いプレイも見せたが。このポジションに人がいない、東京。
ルーカス5 始終いらだっていた。福西、鈴木、川口のうち誰かがもっと近くでフォローしないと。
石川5 伊野波の退場もあり難しいゲームになった。
ワンチョペ5 この先も思いやられる。
平山は略。
新潟
北野6 危ないシーンがほとんどなかった。
内田5.5 いいプレイも悪いプレイも。
千代反田6 ルーカスをほとんど封じた。
永田6 一つフィードミスでひどいのがあったが、珍しい、ボールを動かせるDF。梶山、福西に突破されるシーンもあったが東京のクロスをいいポジショニングで弾いた。
坂本6.5 ミスもあったが川口に仕事をさせず、先制点を決め、2点目となるPKもゲット。
シルビーニョ6.5 唯一の失点、オウンゴール自体はしょうがないかもしれないがあの位置でボールを取られたのはいただけない。それ以外はうならされた。
本間6 東京の拙攻に助けられた面もあるが、東京の拙攻を創り出したともいえる、守備で気の利いたポジショニング。
鈴木5.5 よく動いたがどうもボールが落ち着かなかった。
マルシオ6.5 いやらしいプレイで東京を困らせた。PKのキックはちょっと危なかった。
矢野5.5 3点目は良く頑張った。しかしうまく攻撃がかみ合わないシーンも多かった。
エジミウソン7 得点以外にもよく下がって一度ボールを受け、キープという場面を多く作り、チームを助けた。
松下5.5 伊野波の退場のおかげでうまく右サイドでボールを受けたが最後に迷いが見られた。
深井、千葉は略。
審判の判定には首をかしげた場面が多かった。
東京に不利な判定がいくつかあった。しかしそうでなくても試合の結果自体は変わらないだろう。
ワンチョペと福西を、エジミウソンとシルビーニョに交換したらゲームは逆になったかもしれない。恐らく東京の二人のほうが値段は張るだろうけれど。ブラジル人ほど世界中で選手が活躍している国は本当にないのだ。
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