鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田
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ブダペスト二郎
2008年11月29日 23:10 visibility349
かつてはJの2強と言われた鹿島アントラーズとジュビロ磐田ではあるけれど、アントラーズは優勝するための、ジュビロは残留するための1戦となった。
両チームとも「黄金時代」と言われるような時期を過ごした後だけに
世代交代が難しいと思うけれど、アントラーズのほうが(事後的に見てかもしれないが)バランスよく進めたのだろうと感じる。とは言え、3年後くらいを想像すると、小笠原や本山、中田、新井場ら(このゲームで言えば曽ヶ端はGKだからまだしも、マルキ、野沢、青木も)が中心だけに、ただ単にバイオリズムが偏っているとも言える。
それにしてもジュビロはトップ下に松浦、左ウイングバックに山本という20歳以下の選手左のせんたーばっくに岡田、という若いというよりまだチーム全体としては成熟していない編成で戦っていることからも過渡期なのだろう、
オフトのコンセプトを大事にし、守備的というよりリスクをなるべく軽くする戦い方で挑み、それが功を奏するかと思われたがゲームの終盤でFKから岩政がヘディングをしっかりと決め、アントラーズにとって連覇に向けて大きな勝ち点3を得た。
以下個人採点
アントラーズ
GK曽ヶ端6 安定したプレイ。
DF内田6 後半は消耗していたけれど、良くプレイに関与した。
岩政7 堅い守備、そして貴重な大事な、ロスタイムにおけるゴール!
伊野波6.5 読みを活かして安定感のある仕事。
新井場6 迫力あるオフェンスを見せたが仕事量が少ない。
MF青木6.5 要所に顔を出すポジショニング。運動量がグッド。
中後6.5 セットプレイのキックはややいまいちであったけれど攻守にファイトした。
本山5.5 オフェンスの起点にはなったが決定的な仕事までは出来ず。
野沢5.5 貴重なシュートシーンに絡むが決めきれず。
FW興梠5.5 良いプレイを幾度も見せたけれど、プレイの精度が荒かったか。
マルキーニョス6 攻守に効いていたがゴールはあげられず。
交代選手
田代6 ターゲット役としては及第点か。
マルシーニョ5.5 チャンスには絡んだが・・・。
増田は略。
ジュビロ
GK川口6.5 飛び出して触れないシーンが少しあった。フィードのタイミング、狙いどころはさすが。
DF加賀6.5 集中を切らさず、無失点に貢献。(無失点じゃないっす。大変失礼しました!)
鈴木(秀)6.5 ベテランらしい読みで相手の攻撃を摘み取っていた。
岡田5.5 前半は押し込まれた。後半CBから左のWBになって積極性を出した。
MF駒野5.5 日本代表としてはさびしい出来。オシムも泣くだろう。
山本5.5 チームで崩すアントラーズに翻弄された。
ロドリゴ6。5 リズムをつくり、守備でもハードであった。
犬塚6 戦うMFとしてチームの為に走り続けた。
松浦5.5 ところどころで、らしいテクニックを見せたけれど、チームの流れ、戦い方を考えると荷が重かったように見える。
FWジウシーニョ6 良く動いてボールを貰った。強引過ぎる場面もあったが。
前田6 驚異的なボールタッチでミスなく味方に渡したが・・・。
交代選手
大井6.5 落ち着いて任務を遂行。
名波、中山は略。
前田はプラスアルフアが欲しい。あれだけの足元がありながら、ドリブルで相手を抜くシーンは皆無。意外性のあるプレイなどでチャンスを作ることや、強引に仕掛けてゴールを狙うプレイなどがなければ、怖さがない。ボールが足元に一旦収まれば感嘆するほかない技術を幾度も見せたけれど、それだけに彼のプレイには物足りなさを覚えた。
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