
CS 珍プレー 2012/10/18
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やま
2012年10月19日 13:35 visibility263
昨日(2012/10/18)行われたクライマックスシリーズ
巨人対中日戦では大変珍しいプレイがあった。
1回の表、中日の攻撃。1番バッターが打ったボールが
投手のグローブの指と指(あるいはウェブと指?)にはさまってしまい
投手はやむを得なくグローブごと一塁手に投げたというプレイだ。
結果は一塁手はそのボールのはさまったグローブを
打者走者が一塁に着く前に捕まえることが出来たが
判定はセーフとなった。
理由は一塁手がグローブを腕と胸で抱えて捕ったためである。
ボールが挟まったグローブは
それ自体をボールという判定にしてプレイは続くが
ルールでは「捕球」という概念は
グローブあるいはミットの中に収めるか、または
手でちゃんと掴んで保持する状態を捕球と言う。
なので昨日のプレイで打者走者をアウトにしたければ
ちゃんと手で、投げられてきたグローブを持つか
ミットに収める必要があった。
いろんな方がこのグローブ付きボール、あるいは
ボールひっつきグローブの送球を
「珍しい」や「初めて見たこんなプレー」と
言っておられたが実は私は幸運にも2度目である。
しかし日本球界ではとんとこんなプレーはお目にかかってない。
どこで見たかというと、そう、自由の国の自由な野球、
メジャーリーグでである。
何年前か、はたまた何戦だったかはわからない。
おそらく制作会社自前の
メジャーリーグ特選映像集みたいなものの中の
映像だったと思う。
内野手が強烈なボールをグローブに収めたが
なんと指と指の間にボールが入ってしまい抜けない、
仕方なしに一塁手の元へグローブごと投げたという
昨日の試合とほぼ同じ状況であった。
違いは投手か内野手かということと
私が見たメジャーリーグのプレイではちゃんとアウトになっていた。
というのも鮮明に覚えているのだが
メジャーリーグの一塁手はきちんと
その投げられたグローブをミットと手の
両手で受け止めたからである。
あのミットに入ったグローブを手で抑えていたあの映像は
鮮明に覚えている。と、言いたいが
あの一塁手どっちにミットはめていたかな…。
ま、人間の記憶なんてこんなもんである。
昨日の巨人の一塁手は
ひとつアウトに出来なかったというミスをしたが
ではプレイを見たことある私なら大丈夫だったかというと
そうでも無いと思う。
というのも私はボールの「捕球の概念」について
恥ずかしながら知らなかったからである。
私も同じような状況では昨日の一塁手のように
腕と胸で抱えて捕ってしまったであろうと思う。
そのようなルールを知っていた一塁塁審は流石は
プロフェッショナルであると讃えたい。
野球のプロである昨日の一塁手はそんなことも知らないのかと
言いたくなる方もいるかと思うがこれは仕方ない。
古い情報で申し訳無いがプロ野球選手でも
野球のルールのテストを受けると3割しか正解しないそうである。
あの名将野村克也監督でさえ、ヤクルトの監督になる前
少年野球の審判に己の
野球のルールに関するミスを指摘されたそうだ。
それ以降「プロ野球選手たるものルールをちゃんと
知っていなければならない。」と思い自分にもそして
選手にもルール確認の徹底をしたという。
余談になるが高校野球の名門校も一部、野球のルールの
テストを行なっている学校もあるそうだ。
野球は兎角、ルールが複雑である。
★
そういえば今年メジャーリーグでは
イチロー選手の打った球が投手の
上ジャージのボタンとボタンの間をすり抜けて
服の中に入ってしまうという珍プレーもありましたね(笑)
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- 事務局に通報しました。
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