『国際球に合わせる』って何だ???

  • k5
    2008年08月25日 20:44 visibility74


上原は代表引退…国際球導入をNPBに提言


・・・また、ペナントレースでの国際球の導入も訴えた。現在、公式戦で
使用するNPB公認球と、五輪使用球では縫い目の山の高さや
革の質感が微妙に違うとされ、戸惑う投手も多い。
「ボールを(国際大会と)統一してほしい。
韓国は国全体で取り組んでいる。日本は遅れている」
大体大時代の97年アジア野球選手権(台湾)以来、アテネ五輪、WBCなど
国際大会25試合に出場してきた経験から、改革の必要性を説いた。








・・・上原がMLB志向が強くて、早いうちからMLB使用球に
慣れておきたいってだけでしょ?ってツッコミは置いといて(苦笑)、
そもそも『国際球』ってのは何なんでしょう???
そしてそんなにNPBで使用している球と違うんでしょうか???







色々調べたところによると、日本のプロ野球で使われている球と、
MLBで使われている球は微妙にMLBの球の方が大きいとされて
いますが、大きさに関しては殆ど差異がないというのが実際のようです。


ちなみにそれぞれの使用球の製造メーカーは、
MLBではローリングス社の一社独占。
一方日本ではミズノをはじめ、ゼットやアシックスなど公認球を
作っている企業がいくつかあって、球団によって選ぶことができるそうです。




そもそも日本の野球メーカーの技術というのは世界的にも突出していて、
一時期NPBで流行した『飛ぶボール』なんてのは実はミズノ製で、
基準内においてミズノのボールを作る技術がスゴ過ぎるから出来たもの
でして、ミズノは悪いことをしたわけでなく、むしろ一企業としては
その技術力を世界的にアピールできたと言えます。






縫い目の問題も同様で、ミズノは耐久性や耐水性などの問題を
加味しつつも、ほぼ完璧に近い縫い目でボールを量産することに成功。
一方のローリングス製のMLB使用球の技術は、それよりはるかに
劣ると言われています。つまりMLBのボールとNPBのボールでは、
少なくともボールを製作するための技術的にはNPBのボールの方が
上になるわけです。











・・・で、本題になりますが、



今回のオリンピックで使われた球は実はミズノ製だったそうです。
実はサイズも同じ、重さもほぼ同じだったそうですが、そのわりには

「タマがデカい!」

などと、北京本番前の練習で、AV監督が汁男優を叱るような言葉も
飛び出したりしてました(苦笑)。

これは完全に錯覚なわけですが、NPBの球と今回のオリンピックで
使用した球には、一つ大きな違いがありました。
それは材質の違いなんだそうです。NPBの公式球の殆どが
牛皮100%の高級品であるのに対し、国際球は90%。
世界的に野球を広めるため、ミズノに対してコストを抑えるよう
IBAFが要請したんだそうです。





















この問題、一筋縄にはいかない様相を呈してきました。



確かに国際的に規格を統一すべきというのは頷けます。


ただ、だからといって、五輪使用球なりMLB使用球なり、
NPB選手が言うところの国際球ってのは低技術の廉価品なわけで、
技術的レベルを落としてそっちに合わせろ!ってのも、
(特に、その技術力をアピールしたい日本の野球用品メーカーにとっては)
どうも合点がいかない話だなぁと思うわけです・・・。









・・・って、河川敷で、ビヨンド使って長打を
ガンガン打ってる貴方なら、そんな気持ちも
分かってくれるはずですよね?(爆)

               おしまい




























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