タイガースの『応援文化』

  • k5
    2008年03月25日 01:58 visibility96

遅ればせながら、先週土曜日に行われた東京ドームでの
「タイガース vs レッドソックス」の試合について・・・。


そもそも「10時開門 12時試合開始」って、草野球でも
ないのにしょーもない時間から試合やるんだなぁと、
眠気マナコを擦りながら東京ドームへ向かいました。
球場へ着くと、入口では金属探知機を使ってボディチェックを
するなど、大変重々しい雰囲気でした。重い雰囲気は
その後も続き、試合前には両国国家斉唱もあり、タイガース
ファンが「国家斉唱」と聞いて「六甲おろし」を唄い出さないかと
ドキドキしました(・・・少なくともボクはそこまでKYではない(笑))。


先発は安藤。
「ジャイアンツ戦ではお金にならない」と痛感している
読売 or 東京ドームは、マウンドをガチガチに堅いアメリカ仕様
にして、主審まで米国人。これでもかというくらいMLBに迎合
しちゃっていたわけですが(笑)、球のキレではなく
その絶妙な制球力で勝負する安藤にとっては、こんな
開幕直前にストライクゾーンの違う審判の下で投げるというのは、
あまりに酷でしたね・・・(涙)。

※ちなみにMLBには400万の手当てが出てて、日本のチームには
ゼロだって広澤がブログでグチってました(笑)。


赤星・平野の1、2番は面白いかも。

クリーンアップは「春眠暁を覚えず」(号泣)。

やはり相手は世界一のチームだった(涙)。

・・・以上、試合内容についてはおしまい(笑)。



ちなみに鳴り物応援をするのはタイガースだけなので、
レッドソックスの攻撃のときは恐ろしいほどシーンとした中で
試合が行われました。キャッチャーミットの音や、バットの音が
響いて聞こえるのは、まるで表と裏で違う試合を見ているかの如く、
凄く新鮮で気持ちよかったです!!

・・・なので、今度から東京ドームの読売vs阪神戦では、ライスタ応援禁止!!(爆)



冗談はさておき、やはり慣れない相手というのは応援する時も
大変です。赤星&平野の「チョコマカ攻撃」で相手先発投手を
マウンドから引きずりおろすことになった時のことです。
レフトスタンドは大盛り上がり!そして恒例の「蛍の光」!!


・・・が、みんなでメガホンを上にあげて左右に振りながら

「サヨナラ〜 サヨナラ〜 ・・・」

の次の瞬間、

『・・・で、KOされた投手、何て名前だっけ?!』


と心の中で思ったファン多数(笑)。
※ちなみに先発はバックホルツでした。→詳しくはwww.daily.co.jp/mlb/2008/03/22/0000884602.shtml" title="b">こちら。


あと「チャンスわっしょい」が始まったときもそうでした。
「わっしょい! わっしょい!
 わっしょい! わっしょい!
 わっしょい! わっしょい!
 わっしょい! わっしょい!
 ■■■ ■■■ ■■■■
 ア〜ラ〜イ!!」


・・・次の瞬間、「ううっ」と思ったファン多数(笑)。



『 ゴ ニ ョ ゴ ニ ョ   た〜お〜せ〜! OH!』

※正解は「ボストン倒せ〜!OH!」




でもまぁ、ここらへんは笑って許せる
範囲ですわ・・・。



7回表のレッドソックスの攻撃が終わり、風船こそ飛ばせない
ものの、7回裏のタイガースの攻撃前に恒例の
「六甲おろし」斉唱のために観客が立ち上がった瞬間でした・・・。







球場全体に大きな音で流れる妨害音・・・(苦笑)。


そうです。MLB恒例の「Take me out to the Ballgame」が
球場全体に流れ出したのです。


本来ならこれが流れ終わってから「六甲おろし斉唱」といけば
スムースなのですが、5回裏に六甲おろしを唄おうとしていた
ところへ、露骨に応援を妨害するようなカントリーミュージックを
主催者サイドが流してきて、挙げ句にそれが終わるのを待って
いたら「六甲おろし」を唄う尺も取れずに試合に入ってしまった
という『伏線』もあったので(苦笑)、さすがに○虎会も
ブチ切れて(笑)、球場中に「Take me ・・・」が流れていようと
何だろうと、強行に「六甲おろし斉唱」に入りました。



そりゃMLBがこの習慣を100年続けてきていようが何だろうが、
タイガースファンにとっては7回の「六甲おろし斉唱」を
妨害されることに対しては激しい憤りを覚えます。
早慶戦で7回にお互いの校歌が歌えなかったらどうでしょう?
日本代表のサッカーの試合で、「君が代」が流れている最中に
妨害音が入ってきたらどうでしょう?
あれはタイガースファンに対する冒涜だと思います!!



・・・って、そこまで大げさには思ってないんですけど(笑)、
これ、別にMLBに怒っているわけじゃなくて、仕切りの悪い主催者ないし
東京ドームに対してなんですね。

実は、この事件のあとで○虎会の関係者に聞いてみたら、
通常こういうことがある場合、応援団サイドに対して
主催者ないし球場関係者サイドから事前に何かしらの
アナウンスがあるらしいのですが、その日はそれも
全くなかったとのこと。この仕切りの悪さが結果として、
MLBファンにとっても、タイガースファンにとっても
何とも後味の悪いラッキーセブンになってしまいました。

タイガースというチームは日本の中でも、いや世界的にも
独特の「応援文化」を持ったチームだと思います。
試合を観るだけでなく、その『文化』に触れたくて甲子園や
各ビジター球場へ行く人も少なくありません。

他方、MLBも長い歴史と文化を持っているのも事実です。


この日、夜に試合のあった某オレンジチームは、歴史が
長いわりには応援ポリシーも文化も何もないと思うので
アレですが(爆)、タイガースとMLBという異なる2つの誇り高き
『文化』を、1つの試合で『融合』させるわけですから、事前に
応援団と打合せを行うなど、もう少し主催者側に気遣いが
あってしかるべきだなぁと思いました。


マジで!!頼みますよ!!>某広告代理店担当者(一部笑)

            おしまい

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