2010年度第3戦(連敗脱出は近いか…)
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フジ
2010年09月07日 23:41 visibility32
九月五日。この日も暑い日であった。我が軍三回目の試合が行われた。
前回(と先週)、情けないピッチングをしてしまったので、汚名返上とばかり猛練習をする。その甲斐あって、見事に左足首を痛めてしまい、全く何をやってんだかという状態である。
ネットで集めた新人さんとともに、続々とグラウンドに結集。今回も我が軍の韓国人助っ人であるU氏やボランティアのI氏も(無理矢理)参加していただき、面子はそろった。
相手はラボラで申し込まれたメタボールズ。去年結成したばかりで、盗塁禁止などのローカルルールを申しこんで来た。八連敗という連敗街道を突っ走る我が軍にとっては願ってもない相手である。
試合前の練習も、気合いが入っている。我が軍も負けじと筆者がノッカーを買って出たが、あまりの下手さに失笑が…(しかも味方から)。仕方がないので、打つ変わりに、手で投げてノックの代わりとした。ああ、情けなや。
いざ、プレイボール。
足首が痛いので、先発は若手にまかせる。しかし、気合いが入りすぎたか、前回と違いストライクが決まらなかったり、痛打をくったりで三点を取られる。
その裏の我が軍の攻撃。相手は軟投派の投手。見送ればほとんどボールなのだが、打ちごろの球のせいか、皆打ち急いでしまい、引っかけてゴロになってしまう。プレート手前で微妙に変化するクセ球ということもあり、得点するどころかヒットも出ない。
その後我が軍は二回に一点をとられたが三回を〇点に抑える。ショートを守るG氏やセカンドに入ったM氏の活躍が光った。G氏は1月の試合から我が軍に参加していただき、守備の要として活躍されている。奥様が氏のプレーに厳しく、ベンチではしきりにプレーの内容に注文をつけていた(茨城弁で話されるため、かなりきつめに聞こえる)。G氏は毎日三キロのランニングと素振り、奥様によるノック(!)を受け日々精進されているという。素晴らしい。このような女性をめとりたいものである。
三回になってようやく筆者の打順(この試合は、全員打ちルールで、筆者は12番目の打者であった)。
手にするのは、先日、奈良県の木製バット工房の匠に注文した赤バット(注文してから届くまでに3ヶ月もかかった)。川上哲治氏を彷彿させるヒットで、なんとか反撃のチャンスをつかもうと打席に立つ。
外に逃げるような球は無視し、打てる球を待つ。
その球が来た!
やや詰まった感じがしたものの、センターとセカンドの間にポトリと落ちるテキサスヒット(まさに晩年の川上氏みたいな)! チーム初安打である。しかし、後が続かず結局0点に終わる。
四回の表。疲れが出た先発は四球を連発。二アウトまでとったが、遂に限界。ここで筆者がリリーフに出る。
二死満塁。ピンチである。
投球練習をする筆者の脳裏に、過去2試合の、全くストライクが入らないという悪夢がよぎる。足首は痛い。
ここで終わったら、引退! という決意を抱いて、投手生命をかけ投げる。
「サインはどうします?」とキャッチャーが聞いてくる。
「全部ストレートで」
とにかく三振をねらう。
一球目、ボール。
二球目、ファールフライ。 キャッチャー惜しくも取れず。
三球目、ボールになったが相手が振ってくれてストライク。
四球目、ボール。
五球目、投げた瞬間ど真ん中に行ったと分かったが、空振り三振!
ピンチを切り抜けた! 投手生命もつながった! やはり、ピッチングは気迫である。
その裏、相変わらず相手を打てず〇点。時間も押してきて焦る我が軍。
五回。ピッチャーは押さえのエースを登場させる。65歳で手首にひびが入っているO氏。ベテランの味を存分に出し、ヒット一本を打たれるも0点に抑える。
その裏。時間的に最終回。先頭打者がようやく相手のボールをとらえランニングホームラン。その後、韓国人助っ人U氏。
「韓国まで(ボールを)飛ばせ!」と味方が応援する。しかし、よく考えてみれば、韓国の方向はファールになるのであった。
そのU氏は四球。続いてO氏も出塁。ここで再び赤バットの筆者。
ボール。空振り。ボール。四球目、やや高めの球をひっぱたくと、弾丸ライナーとなってすっ飛んで行った。ツーベースである。さすが匠のバット。860グラムと草野球にしてはやや重いが、手元バランスの設計のため鋭い振りが出来る。
これで二点。その後、相手のエラーやら何やらで四点を返す。
時間ぎりぎりで最後の打者がアウト。ゲームセットとなる。最終回に猛反撃が出たが、時、既に遅し、という感であった。
これで九連敗となったが、面子も良い方がそろった。連敗街道を抜ける日は近いであろう。
スコア
メタボールズ 31030 7
スタイル 00004 4
前回(と先週)、情けないピッチングをしてしまったので、汚名返上とばかり猛練習をする。その甲斐あって、見事に左足首を痛めてしまい、全く何をやってんだかという状態である。
ネットで集めた新人さんとともに、続々とグラウンドに結集。今回も我が軍の韓国人助っ人であるU氏やボランティアのI氏も(無理矢理)参加していただき、面子はそろった。
相手はラボラで申し込まれたメタボールズ。去年結成したばかりで、盗塁禁止などのローカルルールを申しこんで来た。八連敗という連敗街道を突っ走る我が軍にとっては願ってもない相手である。
試合前の練習も、気合いが入っている。我が軍も負けじと筆者がノッカーを買って出たが、あまりの下手さに失笑が…(しかも味方から)。仕方がないので、打つ変わりに、手で投げてノックの代わりとした。ああ、情けなや。
いざ、プレイボール。
足首が痛いので、先発は若手にまかせる。しかし、気合いが入りすぎたか、前回と違いストライクが決まらなかったり、痛打をくったりで三点を取られる。
その裏の我が軍の攻撃。相手は軟投派の投手。見送ればほとんどボールなのだが、打ちごろの球のせいか、皆打ち急いでしまい、引っかけてゴロになってしまう。プレート手前で微妙に変化するクセ球ということもあり、得点するどころかヒットも出ない。
その後我が軍は二回に一点をとられたが三回を〇点に抑える。ショートを守るG氏やセカンドに入ったM氏の活躍が光った。G氏は1月の試合から我が軍に参加していただき、守備の要として活躍されている。奥様が氏のプレーに厳しく、ベンチではしきりにプレーの内容に注文をつけていた(茨城弁で話されるため、かなりきつめに聞こえる)。G氏は毎日三キロのランニングと素振り、奥様によるノック(!)を受け日々精進されているという。素晴らしい。このような女性をめとりたいものである。
三回になってようやく筆者の打順(この試合は、全員打ちルールで、筆者は12番目の打者であった)。
手にするのは、先日、奈良県の木製バット工房の匠に注文した赤バット(注文してから届くまでに3ヶ月もかかった)。川上哲治氏を彷彿させるヒットで、なんとか反撃のチャンスをつかもうと打席に立つ。
外に逃げるような球は無視し、打てる球を待つ。
その球が来た!
やや詰まった感じがしたものの、センターとセカンドの間にポトリと落ちるテキサスヒット(まさに晩年の川上氏みたいな)! チーム初安打である。しかし、後が続かず結局0点に終わる。
四回の表。疲れが出た先発は四球を連発。二アウトまでとったが、遂に限界。ここで筆者がリリーフに出る。
二死満塁。ピンチである。
投球練習をする筆者の脳裏に、過去2試合の、全くストライクが入らないという悪夢がよぎる。足首は痛い。
ここで終わったら、引退! という決意を抱いて、投手生命をかけ投げる。
「サインはどうします?」とキャッチャーが聞いてくる。
「全部ストレートで」
とにかく三振をねらう。
一球目、ボール。
二球目、ファールフライ。 キャッチャー惜しくも取れず。
三球目、ボールになったが相手が振ってくれてストライク。
四球目、ボール。
五球目、投げた瞬間ど真ん中に行ったと分かったが、空振り三振!
ピンチを切り抜けた! 投手生命もつながった! やはり、ピッチングは気迫である。
その裏、相変わらず相手を打てず〇点。時間も押してきて焦る我が軍。
五回。ピッチャーは押さえのエースを登場させる。65歳で手首にひびが入っているO氏。ベテランの味を存分に出し、ヒット一本を打たれるも0点に抑える。
その裏。時間的に最終回。先頭打者がようやく相手のボールをとらえランニングホームラン。その後、韓国人助っ人U氏。
「韓国まで(ボールを)飛ばせ!」と味方が応援する。しかし、よく考えてみれば、韓国の方向はファールになるのであった。
そのU氏は四球。続いてO氏も出塁。ここで再び赤バットの筆者。
ボール。空振り。ボール。四球目、やや高めの球をひっぱたくと、弾丸ライナーとなってすっ飛んで行った。ツーベースである。さすが匠のバット。860グラムと草野球にしてはやや重いが、手元バランスの設計のため鋭い振りが出来る。
これで二点。その後、相手のエラーやら何やらで四点を返す。
時間ぎりぎりで最後の打者がアウト。ゲームセットとなる。最終回に猛反撃が出たが、時、既に遅し、という感であった。
これで九連敗となったが、面子も良い方がそろった。連敗街道を抜ける日は近いであろう。
スコア
メタボールズ 31030 7
スタイル 00004 4
- 事務局に通報しました。
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