ある草野球仲間から言われたこと。

  • 虎男
    2017年09月27日 20:33 visibility3508

「僕は3つのチームに入ってます。そして、土曜の朝にやっているチームの代表者のいるチームが一番、やっていて納得できるチームです。」と言う言葉を聞いたときに、真剣に彼の話に耳を傾けたくなった。そして彼がこう言う。「草野球のチームに入ってもう17年くらいになります。そういう僕が、この代表者の言う事が納得がいくと言うのは、無駄を省くってことに徹しているってことです。無駄とは何か。例えば、今日グラウンドを午後5時から使用するという事で、グラウンド使用承認書を所有しているとします。天気は金曜日に大雨で夜中も降った。しかも、朝に太陽があがっていないとなったら、午前8時30分にグラウンド管理事務所へ電話して、午後5時にグラウンドの使用可・不可の判断が利用1時間前とかなんてことだったら、それまでに雨が降ったりしてこないとも限らないし、チームの中にはそのグラウンドへ来るのに車ですら時間がかかる人間もいる場合もあり、相手チームさんにも同じ条件の人もいないとも限らない。それを延々とグラウンド使用の可否を待ち続ける事はしないと、はっきり言ってます。どうするかと言うと、管理事務所に電話して「こんな状態で使用不可がもし午後4時に決まるなんてことになるまで待っていられない。グラウンド使用不可にしてもらって結構。理由はぬかるんでいるグラウンドでまともに走れないし、スライでイングや捕球で怪我をしたら意味がない。その代り還付金の方はきちんと変換してください。よろしく。」と交渉するそうです。」

 

理にかなっている。グラウンド使用の1時間前まで待って、それが決まってから家を出たって間に合うわけが無い。もし、4時に集合したとして、グラウンド管理事務所職員がその時にグラウンドを見て「この状態ですとグラウンド使用不可です。」と言われてみたら、どれだけ無駄な時間を過ごしたことになるんだろう。だったら、午前中の朝一に電話をして、「中止で結構、金は返してくださいね」で、その後休日のたっぷり残った時間を自由に過ごせることとなる。

 

また、こんなことも彼は言っていた。「その代表は、いつも言いますよ。草野球チームでユニフォームを着てこないメンバーが一人、二人いるようなチーム、ジャージとかで来るような人間がいるチーム。こういうチームとは試合を組まないって最初から決めているそうです。」それに対して私は「今年の夏、相手チームにTシャツ、短パン、ビーチサンダルの人間を連れてきたチームがあるよ。」「そんなチームとは二度と野球やっちゃだめですよ。ネット主流の世の中で、それをやったってことは、そのチームはそのうち色々なチームからお断りが来るはずです。別に統一ユニフォームを揃えて来いとは言ってないのです。助っ人さんがいるチームさんも沢山ありますからね。だから助っ人さんも違うデザインのユニフォームを着用するのは問題は全くないってことです。だけど、ジャージや、短パンなんて草野球を舐めてますよ。しかもビーチサンダル?僕のチームの代表だったら、おそらく二度とそんなチームと試合組まないでしょうね。だって、それって「試合要領の中にユニフォームとスパイクは必ず着用してください」と明記しているんですよね?」「もちろん、うちは必ずそう書いてますよ。それを無視して、助っ人なんだかチームメンバーなんだか知りませんけどね。そんな人間が一人いて、打席にも入ってプレーしましたし、野手としてもプレーしてましたよ。」

 

「それに、うちの代表が言うには、良くチームが”うちのチームはまだユニフォームが全員揃ってませんので、その点ご了承ください”って書いてあるチームあるじゃあないですか?」「はい。結構そういうチーム多いですよね。」「そういうチームって、結局チームユニフォームっていつまでたっても揃えられないチームなんですよ。」「なんで、そんなことわかるんです?」「17年もやっていれば、わかりますよ。それにうちのチームの代表が言うには”ユニフォームは野球をやる上で最低限揃えておかなければならないチームの顔”なので、それをいつまでもいつまでも揃えられないチームって、管理運営者がチームに対しての「気持ち」すなわち「愛情」が無いんです。仕事で忙しくて、そこまで手が回らない。と言う「言い訳」を「申し訳ありません。まだユニフォームが揃ってません」って書くんですよ。だって、虎男さんのチームなんて、全員ユニフォーム持っているじゃあないですか。」「俺大嫌いなんだよね。入部したら、即メンバーにユニフォームを作ってやりたくなる。もちろん、僕が集金して、ユニフォーム作成仕様書を作って、いつも懇意にしているスポーツ用品店まで自転車で、雨の日は電車に乗ってオーダーをしに行ってますよ。それができあがって、メンバーがそれに袖を通すって自分のチームに新しく正規のメンバーが増えたと言う実感が湧くんで、一番うれしい瞬間ですよ。」「多くの草野球チーム運営者が全員、虎男さんのようではないんですよ。そういう細かい仕事をメンバーの誰かにやらせてると、そのメンバーは”完全なボランティア”になるわけです。そうしたら、金が儲かるわけでも無いし、自分の日常の仕事が忙しい、夜は酒飲むつきあいで時間が取れない。朝は通勤のために・・・・云々で、結局、そんな連中がチームメイトったって新しく入ってきた人間で、まだコミュニケーションも取れていないメンバーのユニフォームのために時間を割こうなんて思うわけが無いでしょ。それで、結局延々とチームユニフォームを作ってもらえないって感じのところって多いんですよね。」「ふーん。うちのチームみたいに、入部が決まったら、すぐにユニフォーム作成しているチームばかりだと思った。うちなんか珍しいチームなのかも(笑)」「結局草野球チームって運営管理者がきちんとしているか否かで、ものすごい差が出てきちゃうんですよ。だらしがなくて、真面目さが無い運営管理者のチームなんて、スケジューリングだって、3ヶ月に1度くらいのペースでマッチメークするから、結局試合なんか全然組めないようになり、ぞろぞろとメンバーが辞めていくって言うのが、自然の流れなんですよ。虎男さんのチームさんが13年やっているってことで、かなり運営がきちんとされているって言うのは感じてます。ユニフォームが全員揃っているってのが見たらすぐにわかりますね。」「そういわれて、こそばゆい感じもするけど、チーム愛は誰にも負けてないと思いますよ。スケジュールも必死で作ってますし、誰にも裏方の仕事をさせてないけど、ユニフォームとスパイクとグラブ、バットだけもってグラウンドに来てくれと連絡して、来てもらっているだけでね。野球が本当に好きなので、きちんとやっているってことですよ。相手チームさんにも感謝していますよ。」「でしょ。相手チームに感謝している運営者さんって、試合後必ずメールが来ますものね。虎男さんも書いてらっしゃるって言ってましたよね。」「いつも、書いてますよ。やはり代表者として、責任がありますからね。今の若い人たちは、自分から試合を組ませてほしいとメールを送ってきて、こちらが申し訳ない、先に決まったチームがありまして、また次回お願いいたします。と返信メールを送ったら、返事無しですよ。こんなマナーの無いチームに、対戦の声かけってしたくなります?」「そんなチームは付き合わなければ良いんですよ。だって、対戦相手チームがグラウンド所有していて、申し込みながら、ダメだとわかったら無視なんて、そんなチームと試合したって楽しくおつきあいなんかできないですよ。速攻でリストからはずすべきですね。」「勉強になります。」「いえいえ。当り前の話をしているだけです。」

 

類は友を呼ぶってことである。そして、常識無しは友から去られるを覚えておくべきである。

 

 

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