雑感 M号ボール

  • 虎男
    2017年11月27日 21:42 visibility1633

軟式野球の新型球「M号ボール」が発売されたのが9月。我がチームが、初めてこのM号ボールを使用しての試合をした。しかも、いきなり2試合。私の考えとしては、M号ボールの感触を練習で確かめるような「段階的処置」を取りたくなかったと言うのが本音だ。理由としては、すでに多くの草野球選手のブログやネットでの批評でM号ボールの特徴が示されていて、それを練習と言う「ある程度決まったルーティーン」の中でボールを使うより「いきなり試合の中でチームメンバーがボールの感触を味わってもらった方が「このM号ボールってこんなものか」と思ってくれるのではないかなと思って、思い切って「M号ボール試合」を作ってメンバーに「いきなり使ってもらう」と言う形を取った。

 

私なりの雑感ではあるが、私がセカンドを守ってゴロをさばく機会が3度あった。その時のボールの印象であるが、ボールのバウンドが高くならない。転がりが距離を行けば行くほどストップがかかりやすい。ボール自体が重く感じる。高反発バットで捕らえた打球は飛距離が半端なく伸びる。外野手は今後、打球が速いので抜かれて行く恐れありってところだろうか。

 

私は第一試合の時には守備につかず、DHだったので、M号の打球の感触だけしかわからなかったのだが、バットの芯に食わなかったので、ものすごく重く感じた。もちろん、私は木製の軟式用のバットで打ったので、金属やアルミ、高反発バットでの感触はわからない。しかし、最初の打席でセカンドフライに打ち取られて、かなりボールの重みがあることで、木製の軟式用バットではボールの重みに押されてしまうのかもしれないという気持ちが過った。しかし、やはりここまで木製バットを使用することにこだわっている自分がボールがちょっと変更されてやすやすと「飛ばないから、押されるから違う材質で作られたバットに変える」は情けない。だいたい道具に頼るって言うのが私は気に食わない。私自身、昔から木製バットで通してきたのを、コロコロ変えたくないのだ。男が「これだ!」と思って一度決めたことは最後まで貫きたい。それが、私流の野球道でもある。重くて打てなければ、木製の硬式バットの使用を復活するまでである。

 

第二試合でセカンドの守備について、感じたゴロをさばいた時のボールの感触だが、やはりバウンドが高くならない。そして打球が地面に接触すればするほど、野手の方向へ来るゴロがいままでより時間がかかっているような気がする。すなわち、跳ねあがらないボールだと言う事。そして、二塁の守備から、うちの助っ人さんのTさんが投手をやってくれた時に見た「お化けスライダー」は圧巻の曲がり方で、打者が内角に来たボールで死球になるかもしれないと除けたのだが、ボールは弧を描き、外角ベースよりに構えたキャッチャーミットにすぽっと収まった。どれだけ曲がるボールなんだよって言いたくなるほど。変化球投手にとって、このM号ボールはものすごい武器を仕入れて来たような気持ちになるかもしれない。

 

来年から、全て一新されるのかもしれないが、うちのチームにはまだ数ダース旧軟式ボールが残っている。もし、まだ旧ボールでの試合をお望みであれば、それも対応させていただけるし、M号でやりたいと言うのであれば、5ダースを既に購入しているので、来シーズンに今シーズンと同じ数の試合を組んだとしても、全く問題ない。どちらでも「対応できます」で行けるわけである。私はどちらかというとM号ボールの方が面白いような気がしている。なにしろ、新しい物好きなので。

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