自分のためにやる草野球ならやらないほうがまし。

  • 虎男
    2017年12月30日 15:18 visibility5800

よく、草野球を軽く考えている人たちがいる。「草野球なんて」とか「草野球チームだから」とか言う人たちの意見が「草野球だから簡単だ」と言わんがばかりの言い方をしている人たちの話って聞いていて耳障りに感じるのだ。草野球の試合1つ作るのにどれだけの時間がかかり、草野球のチームを運営するのにどれだけの労力がいるのか経験していない人間ほど「草野球なんて」と言う言葉を軽く使ってくれるのだ。じゃあ、草野球の何が軽視されるのか教えて欲しい。私にとって草野球チームの運営ほど難しいものはない。人の気持ちは一定じゃあない。ましてや草野球チームのメンバーであったとしても、その人間が定着して何十年も同じチームでやってくれる保証なんてどこにもないのだ。そして、魅力あるチームであり続けるチームを作る「方程式」を知っているのであれば教えて欲しい。私の草野球生活はあさってで14年目に入るが、けっして平たんな道だったわけじゃあない。多くのミステークもあっただろうし、無理を通したこともある。チームに携わった人間たちとの考え方の違いや、彼らの仕事上での進路変更や、大人の都合で辞めて行った人間もあった。それらに全て悔やんだり、悲しんだりしている余裕があったかと問われれば「そんなことに時間を割いている暇など無かった。なにしろ、チームの運営を考えたら、現段階で所属しているメンバーが野球においての彼らの希望をかなえるための仕事に邁進せざるを得ないと言う選択肢か無かった。」と冷徹に聞こえるかもしれないが、野球をやりたいメンバーたちにとって、野球の環境を作ってあげる事が私に課された使命なわけで、私的な事で動きを止めてしまうわけには行かないのである。

 

組織を運営継続させるのに、その組織への愛情が無くて運営が可能であるわけがない。自分が自分のチーム以外の場所で野球をやるのを率先する監督や代表なんか聞いたことが無い。もし、他のチームでやる方が楽しいと感じるのであれば、最初からチームを立ち上げるなんとことはするべきじゃあないだろう。そう、組織を作った時点で、どれだけその式を大きくして、良い組織にしていくかを常に考えなければ、組織運営を管理する立場にいる者としては「失格」のレッテルをはられるだけだ。だから私は冗談でも「草野球なんて」なんて馬鹿にしたような言い方をしたくない。されたくないも同じである。自分が過去から現在まで、組織の先頭を切って旗を振り続けて来た自負とこれからの責任感があるからこそ、草野球に誇りをもっているのである。そして、私に誇りが無くて運営をしているのであれば、おそらくメンバーは失望してチームは分解、崩壊への道をたどるだけだろう。そうはさせたくないからこその、チームの仕事へを懸命にやる自分がいる。そしてそれには自分がどれだけチームを愛しているかを感じられるからこそ、続けられるのだと思う。

 

来年を前にして色々思い出が巡る。草野球での思い出が。そう、活動をすればするほど、自分の人生の中に積み上げられていく思い出は増えて行く。そして、その思い出の中に生きているのは自分のチームメンバーとたいせんをしてくださった相手チームさんたちのメンバーの方々である。審判員さんたちである。これだけ魅力がある草野球の世界。自分のためにだけ草野球をやっている人は、草野球だけじゃあなく他の団体スポーツのチームもやめた方が良い。個人の事しか考えられない人間が団体競技をすることの「間違った選択」ほどチームメイトたちに対しての迷惑は無い。大人になって、既婚者になり、子供ができてもこういう自己中心的考え方しかできない人たちが世の中沢山いる。そんな人間の考える組織スポーツなんて、やるだけ空しいものだ。「草野球なんてえ言葉を軽く言える人間ほど、こんな考え方している。そんな人間は個人競技でも大した成績を収められず、結果、スポーツと言うカテゴリーには向かない人間だとわからないままで人生を終わるのだろう。スポーツは「相手を敬い、師を敬い、そして競技をめでて、同じ競技に携わる人間と和合していくためのものだからだ。それを軽く考えている人間たちはスポーツをするべきじゃあない。私は常にそう思ってスポーツをやって来たし、今も全力でやっている。来年は今年よりも、もっと頑張りたい。

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