チームに入ってくる人たちの責任
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虎男
2018年05月03日 01:05 visibility533
「草野球をやってみたいな。」と思う人たちはたくさんいるだろう。そして、実際にグラウンドでチーム見学をして入部するか否かを決める人たちもいる。ネットで自分の住む家の近くのグラウンドが主体で活動するチームを検索して、その後にチーム見学をする人たちもいる。友人に草野球チームで活動している人に、どのようなチームか聞いて入ってくる人たちもいるだろう。私も同じだった。
14年前に私も色々なチームをネットで検索し、実際にグラウンドでチームを見て入部するか否かを決めていた。すでに43歳と言う年齢だったのと、肩がもう使い物にならないほど痛みがあったことで、若い人たちが中心で活動しているチームの中に入っていく勇気が無かったのは確かである。それでも私には「野球がやりたい」と言う大前提があった。はじきだした結論は、自分が作られたチームに入って、世代の若い人たちの会話についていかれず、それでもチームのために遠慮したり、気を使いながら余暇を過ごすのは自分の本当の姿では無いと思い、ならば自分でチームを作ってしまえとなった。私らしいと言えば私らしい。
もちろん、自分が先頭に立ってチームの管理運営をする上で、私の責任は山ほどある。チームメンバーへの連絡。会計報告、スケジューリング、備品管理、会計管理、チーム規約の更新、スポーツ安全保険の加入、マッチメーキングをする交渉担当業務、そして本来、監督としての最大の責任は「自己管理」である。
この「自己管理」は、活動日に対して必ず出席する。そう「皆勤賞」を継続して行くことである。これが一番難しいことであり、そして、チームメンバーに対して「うちの監督は必ず来る」と思わせることが第一目的であり、普段の自己管理と節制は簡単なことではない。インフルエンザが流行っていた頃は、マスクを毎日して通勤していたし、うがいをしたり、のど飴を買ったりして対策をしていた。私は絶対に野球のスケジュールを休みたくない。野球がある日に「かったるいな、行きたくないな。」なんてことを思ったことが無い。自分でグラウンドを確保したら、その気持ちが痛いほどわかるだろう。どれだけ大変な思いをしてグラウンドを確保できているかを考えたら、野球ができることが「偶然」であり、「奇跡」であることが分かるはずだ。
厳しくも無情なグラウンドの抽選に当選して確保したグラウンドでの活動を「ああ、今日はかったりいから、行きたくないや」と思うのであれば、野球をやる資格なんか無い。そして活動が「練習だったら、行く必要が無い。」と思う人間はユニフォームを着る資格は無い。どこの学校のスポーツの部活で「練習無し」で試合に出場させる部があるのだろうか?学校の部活をやってこなかった人間が、社会人になって「草野球でもやってみたくなった。」と言う「軽いのり」で考えている人たちがいるだろうが、もし、そう考えて「練習の重要さ」を考えないのであれば入部をする資格は無いと思った方が良い。練習以外で自分が上達する道など無いのだから。
私はこの5年間で、野球の活動で休んだのは1日だけだ。痛風が発症して歩けなくなった時に病院へ行った「その1度」だけである。大人の遊びの草野球のスケジュールであっても、メンバーと約束しているのだから「簡単に休む」ような無責任なことは絶対にしないと思っている。自分自身で「草野球の虫」であると自負している。
もし、自分の仕事の休日が不安定なら草野球のチームなど作っていなかっただろう。そして、草野球チームに入らなかっただろう。自分の休みがいきなり休日出勤になるような仕事についているのであれば、それ自体、チームに対しての責任の無さだと私は思っている。私は、そんな形の職業に就かなくて幸運である。
今後、草野球チームに入りたいと思っている人に一番言いたいのは「あなたの仕事は土日がきちんと休める仕事ですか?」と言う事。もし、そうでないのであれば、私は言いたい。チームでやる競技は、きちんと人数が競技決められた人数が揃わなければ「不戦負け」と言う厳しい結果を出されてしまうと言うことを頭に入れておくべきだと言う事。自分のことだけ、自分が野球に携わることだけを考えているのであれば、自分のチームに対して責任は何かをまず自問自答するべきだろう。そして、自分の仕事の休みであっても「今日は野球をやるの面倒くせえな。かったりいな。」と言う言葉や思いがうかびあがる性格の人は辞めておくべきだろう。良い年をして野球をやっている人たちにとっての草野球は単なる「親父の遊び」ではない。野球を真摯にやりたい人間たちなのだ。その人たちの前で「今日はかったりいから、野球休もう」って言ってみれば良い。誰も、そんな人間にチームにいて欲しいなどとは思わないだろう。年齢を経て社会人を何年もやっている人たちであれば、誰もが組織の中で生きている、活動していると思うのだから、そんな軽い考え方の人間にチームに来て欲しいとは絶対に思わないだろう。これが草野球チームに入る前に考えてもらいたいことだ。もちろん病気の時に、無理してまで出てきて欲しいなどとは誰も思っていない。だが、野球が好きなら「とことん出たい」と思って活動をすることでチームの野球好きはどんどん、そういう積極的で出席率の高いプレイヤーを好きになるだろうし、感謝をするのはどのチームでも同じだ。私から言わせたら「チンタラ出席したい」なんて選手は、最初っからやるなって言いたいと言う事だ。野球は野球を愛している人には感動を与えてくれるスポーツだからだ。
- 事務局に通報しました。
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